昔の洋楽が好きなので♪

サイケな曲が好き♪
2021年投稿分から「サブスクで聴けないor探しにくいサイケ」をテーマにしてます☆

マンフレッド・マン 「マイティ・ガーヴィ!」

2007-11-24 12:31:14 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケ画は
Manfred Mann 「Mighty Garvey 」

68年発表作品。
マンフレッド・マンというグループとしては最後のアルバムとなりました。

ヒット曲「マイティー・クィン」が収録された作品ですが
この「マイティー・クィン」って、彼らのオリジナル曲ではなくて
なんと、あのボブ・ディランの未発表曲だったというのを
このCD盤のライナーで知りました・・・!

ディランのバージョンのほうはいまだ聴いたことないんですが
マンフレッドの楽しいアレンジを聴いてると
とてもじゃないけれどディランの曲とは思えないほどです(^^ゞ

そんなマイティー・クィンが収録された本作は、
アナウンスやお客の歓声を、曲と曲の間に入れてみたりと、
スタジオライヴの模様を再現させたような作りになってます。

マイティー・クィン以外の曲も親しみやすくポップで良い曲ばかり。
「ハ!ハ!セッド・ザ・クラウン」や「カントリー・ダンス」なんて
ポップサイケ度満点の楽しい曲です♪

そして数曲ごとに、曲と曲の間にアナウンスと歓声が入るといった、
コンセプトアルバムのような統一性のある作品となってるんですが
ライナーをよく読んでみたら・・・なんと!

この作品はコンセプトアルバムとして
作られたわけじゃない、と書いてあったんです!

68年にディランのカヴァー「マイティー・クイン」が
ヒットしたのをキッカケに
急遽、66年~68年に録音された音源を集めて発表したのが
この作品だったということでした!

スタジオライヴの楽しげな様子が伝わってくるような作品なのでビックリです!
こんなに統一感があるのはスゴイことです。
やっぱり各曲が良い曲ばかりだし、
彼らならではのポップさがよく出ている曲ばかりだから
統一感があるのでしょうかね(^^)


ホリーズ「エヴォリューション」

2007-11-17 01:34:31 | 60sジャケ絵日記

今日のジャケ画は
The Hollies 「Evolution」

67年作品です。
サイケなジャケに目を奪われますね☆彡
(思わず魔法かかっちゃいそうで…(^^ゞ)


ホリーズといえばヒット曲「バス・ストップ」で広く知られると思いますが
67年に発表された「エヴォリューション」と「バタフライ」の2作品では
ポップサイケな一面を見せてくれています。

このエヴォリューションのほうはというと
彼らならではのビートロックにサイケが溶け込み、
良い感じに熟成されてます。

なんせどの曲も(良い意味で)キャッチーで、
親しみやすい曲ばかりなんですが
サイケの雰囲気が全体的に漂いまくってるんです。

この中で個人的に特に好きな曲はというと「Lullaby To Tim」ですね!

内省的な曲なんですけれど
曲の最初から最後までボーカルにエフェクトがかかっていて
震えまくりのボーカルなんです(^^ゞ
(あの昭和時代に流行った「帰ってきたヨッパライ」に
何気に近い感じの、震えまくったボーカルです…(^^ゞぇ。)

なのにメロディは心にジワリとくるような素朴なメロディ・・・!
こんな感覚のサイケな曲、モロに好みです♪

この曲以外の他の収録曲も粒揃いに良い曲ばかりです。
サイケな味付けの、ホリーズならではのビートロックといった感じで
最初から最後まで一気に楽しめる1枚です♪



ザ・キンクス 「プリザヴェイション第2幕」

2007-11-10 11:34:11 | 70sジャケ絵日記

今日のジャケ画は
The Kinks 「Preservation Act.2」

74年発表の通算14作目、邦題「プリザヴェイション第2幕」。

前作からの続きモノとなるコンセプトアルバムです。
前作までのおさらいはというと、
68年発表の「ヴィレッジ・グリーン…」に登場した「とある田舎の村」に、
企みを持ったフラッシュ氏がやってきた…というお話でした。
今作ではそのフラッシュ氏の企み通り、
のどかな村がずいぶん変わってしまって
政治的にもおかしいことになってしまう・・・というお話です。

サウンド面では前作よりもグっとハードっぽい曲が増えたように思います。
また数曲ごとにアナウンスが入ってます。
たぶんレイがアナウンス??
すごくイキイキとアナウンスしてるように聴こえるんですが…(^^ゞ

このアナウンスによって、より一層演劇的になってるかと思いますが
楽曲自体は演劇的な曲もあったり、
ロックナンバーあったりといろいろ楽しめます。

オープニングのアナウンスの後の曲「対決のきざし」での
ハードなギターは最初の曲に相応しくインパクトあってカッコイイです!

「あいつは悪魔だ」なんて60年代のキンキーサウンドっぽいリズムで
ハードめなギターがなんともカッコイイです。

「フラッシュの告白」では、前作「フラッシュがやってきた」で使われた
マイナーコードのリフが使われてますが
前作の曲よりも更に更にダークな雰囲気となってます。

この時期にこのようなハードな曲を
もっとやってもらいたかったと思うんですが
そうしたらこのような演劇的な作品は生まれなかったかもしれないし…
そんなことをアレコレ思いながら聴いてるワタシです(^^ゞ


本作は前作よりも更に演劇的要素が強くなった作品となりましたが
ここまでとことん演劇風だと楽しいですね♪
ホント、この時代の彼らのライヴを観たかったです!






ザ・キンクス 「プリザヴェイション第1幕」

2007-11-03 11:55:04 | 70sジャケ絵日記

今日のジャケ画は
The Kinks 「Preservation Act.1」

73年発表の通算13作目、邦題「プリザヴェイション第1幕」

68年作「ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサイエティ」の
続編となる作品をこの年と翌年の2年にわたって
制作してしまったキンクス(というかレイ・デイヴィス)。

「ヴィレッジグリーン…」では
とある田舎の村に暮らす人々のことを描きました。
そして今作ではその村のその後が描かれています。

のんびりとした田舎に、とある企みを持ったフラッシュという人物が
やってくるというストーリーです。
その後の続きは次回作へと繋がっていくという展開です(^^ゞ

ちなみにCD盤のほうは第1曲目にいきなりボーナストラックが…(^^ゞ
シングルバージョンの「プリザヴェイション」が収録されてます。

それがまたいつになくハードっぽい演奏なので
オープニングにピッタリのように思えてきます。
このボートラ・シングル曲をしょっぱなに置いたのはグーだと思いました♪

そしてCDでは2曲目にあたる「朝の歌」から本作の始まりですが
本編のサウンド面はというと
フォークテイストなゆったり&のんびりした曲が目立ちますが
そんな中でロックナンバー、
「ロックン・ロールは生きている(サヴァイヴァー)」が
キラリと光ってるように思います。

「天気は変わる」ではブラスセクションが効果的に入っていて
どこか演劇的要素も感じられるような気がします。

「フラッシュがやってくる」もスピード感溢れる曲でイイですね。
村に企みを持ってやってくるフラッシュ氏のことを歌っている曲で
マイナーコードをところどころに入れてみたりして
これから村におこるハプニングを予感させてたりしてます。。。
なんだかとっても演劇めいてる曲ですね。
これから村でひと騒動起こすことになるフラッシュ氏の歌ですが
なんだか楽しい気分にさせてくれる曲です(^^ゞ


そんなこんなでこの時代のライヴを是非観てみたかったと
熱く思うほどこの時期の彼らが大好きです♪
こんなにエンタメ精神旺盛(?)なレイの作る世界だから、
生で観たら絶対楽しいハズに違いない!と思います♪
でもこの時代のライヴ映像って見たことないんですが
やっぱり無いんでしょうかね。。。