井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

夢のチョコレート工場

2005-09-26 00:41:00 | Weblog
 2週間ほど前に「チャーリーとチョコレート工場」を見たのですが、実は30年以上も前にも映画化されていたことを知り、旧チョコDVDをアマゾンから購入しました。

 1971年製作、監督はメル・スチュアート、主役のワンカ社長はジーン・ワイルダーです。ジーン・ワイルダーは私が中高生のときにばしばしコメディ映画に出ていた俳優さんではないですか! 内容的には新チョコとほとんど同じでした(原作が同じだから当たり前)。チャーリーは清く正しく貧しく美しくで、他の金券(ゴールデン・チケット)を当てたクソガキたちは意地汚く貪欲で自分勝手で…と、新旧ともに甲乙付けがたい演技です。ただ、ワンカ社長(新チョコでは「ウォンカ」ね。)は毛色がちょっと違います。新のジョニー・デップはTMレボリューションちっくないで立ちでどちらかというと中性的な魅力。旧チョコのジーンは表情を余り変えずにとんでもないことをしでかす、柄本明やベンガルみたいな演技。

 ま、際だった違いといえば、工場内のセット。旧チョコはCG処理などしてないから安っぽい張りぼてのようなお菓子の花々が痛々しいです。チョコレートの滝や川も薄茶色の水にしか見えないし、チョコレート色の深みが全然感じられません。でも、工場内の不思議な機械が新チョコ以上に出てきて楽しませてくれます。

 前に書いた「妖怪大戦争」でも感じたことですが、旧作の時代はCGなどなく、人手で模型やかぶり物を丹念に作ったり、それこそ一こま一こま光学的な合成や描き込みをしたりしたはずです。今ならCGで実写と見分けがつかないほどに滑らかな画面ができるのでしょうが、旧作には造形スタッフさんの汗を感じます。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど (徳利屋)
2005-09-26 03:41:46
この話って、そんなに前からあったんですね。旧作の紹介わかりやすいです。特に、「柄本明やベンガルみたいな演技」という表現はビビッときました!それにしても、CGがなかった頃の、手作りでお粗末な映像も懐かしさが感じられていいものです。結局は、ストーリーや役者の演技など作品の作りがしっかりしていれば、映像が安っぽくても鑑賞に堪えうるということでしょうか。
返信する
演技力 (もやし)
2005-09-26 19:26:44
結局は俳優さんたちの演技力なんですよね。現実にはいない怪獣たちと戦う科学特捜隊とかMATとかの役者さんたちの演技は素晴らしいと思います。
返信する

コメントを投稿