私はブログのコメント欄を見るのが好きです。
中でも「政治人気ブログランキング」上位の「新世紀のビッグブラザーへ blog」さん、「中韓を知りすぎた男」さん、ランキングに入ってない(?) 「阿比留瑠比さん」
などは何時もコメントが溢れていますし、本文と同様に大変面白く拝見しています。
中にはブログ主さん意見に反対するコメントと、ブログ主さんを擁護するコメントと論争になり、時にはいつの間にか主文とかけ離れた場外乱闘の場面になるなど、思わず終わりまで読むこともたぴ゛たびです。
そんな某ブログのコメント欄を見ている中で、民主党擁護の立場に廻った人が、「そう言えば私も民主党のマニフエストを良く知らないのだが」と書いているのをみて思わず笑ってしましたが、後でそのコメントが私の心に引っ掛かりました。
[良く判らない民主党の政策]
これを書いている私は何時も言う政権交代論者で、時には民主党のホームページを覗いて見るのですが、「生活中心」など基本的な政策は判るのですが、詳細は電機製品や保険などのパンフレットの注釈欄のように、ごく小さい字でびっしり書いてあり、政治に関心がある人達でも最後まで読んだ人はごく少ないと思います。
おまけにそれはPDF版のために私の256のボロパソコン、ADSLでは何時画面に出てくるか判らないので、途中で止めてしまったことも何度かありました。
そのためかどうか知りませんが、反自民、民主支持のブログを見ていても、自民党嫌い、政権交代の必要性、民主党の基本政策支持の主張までは判りますが、支持する民主党が確実に政権をとるために、民主党の見直すべき下記のような具体的な政策や民主党のあり方に付いての批判は殆ど見かけません。
それで細かな話しになると、先のおかしなコメントをした人の発言になるのかもしれません。
[民主党へ]
今の情勢では次期の衆院選は民主党有利と見られていますが、支持率は自民党が優位、投票したい党は民主党が有利と世論調査が示すように民主党有利が確定した状態ではないようです。
民主党は衆院選の勝利を確実にするために、
・その政策を皆に判り易く説明すること、
・一般の人達が民主党の政策に対する下記のような疑念をQアンドA式でも良いから、ホームページに掲載するなどもっと公報活動をすべきだと思います。
<民主党政策への疑念>
・良く言われる政策実行のための財源の手当ては?
官僚制度改革から捻り出すといっても、今の制度はそれなりの理由が有り、全て一気に改革する訳には行かず、何年も掛けて改革しなければならないが、年金の半分の国庫負担、福祉政策、経済復興政策など緊急を要する課題が山積している問題にどのように財源の手当てをするのでしょうか
・外国人参政権法案や人権擁護法案の取り扱いは?
鳩山さんの友愛精神は良いのですが、民主党の一部を含む批判の多いこの法案を提出するのでしょうか。
・自虐史観を法的に定着させると批判されている、恒久平和調査局設置法案の取り扱いは?
この法案の提出者の中に鳩山さんの名前が入っているようですが、果たして提出するのでしょうか。
上記の二つの法案は、自民党が政権維持のために担いだ社会党の村山さんの自虐的発言、その下での河野洋平さんの慰安婦発言のように、将来に亙って禍根を残したと感じている人達にとって「民主党政府になれば、日本が過去の失敗の二の舞になるのではないか」と心配する人達の一番のアレルギーとなっているようです。
・経済政策は成長路線で行くのか、現状維持またはやや停滞路線で進むのか?
・現在の金融危機にどのように対処するのか?
・官僚制度改革は良いが、官公労の人達の処遇はどうするのか?
社保庁、農林省の不祥事は民主党の支持基盤である官公労が絡んでいるが、それに属する下級官僚の処遇はどうするのでしょうか。
改革と言っても本音は天下り禁止のように、高級官僚ばかりではないでしょうか?
それでは財源のひねり出しの量も知れたものになると思いますが。
・鳩山さん、岡田さんとも改憲論者だが協力関係にある護憲一本槍の社民党との調整は?
・米国と中国の関係はどうするのか?
・教育改革は支持団体の日教組の路線を進むのか、それとも別路線を歩むのか?
民主党は政府、与党への攻撃ばかり、耳触りの良いマニフェストだけで、政権を取っても直ぐにボロが出ます。
そして政権交代論者の私が一番心配する、民主党の一日天下に終わり、また自民党政府が延々と続くことになるのではないのでしょうか。
民主党は何時も「民意」と言いますが、上記の様な疑問に応えて、良い政策はより良く、疑問の政策は見直して、「民意」に応える道であり、恒久的な政権交代への王道だと思うのですが。
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