自民党の舛添さんの日本外国特派員協会での講演の模様を読売新聞が次の様に報道(青字)していましたので、その記事に従って自民党のこれからを考えて見ました。なお(黒字)は私の感想です。
自民党の舛添要一・前厚生労働相は1日(上記の協会で)「世論調査で民主党の支持率は自民党の2倍で致命的だ。この点を党内の良識派が考慮すれば、谷垣総裁を降ろす方向に動くだろう」と述べた。
22日の朝日の世論調査でも鳩山さん、小沢さん北教祖の問題が起こっても、鳩山政権の政策にボロが出始めても、依然として民主党32(前回34)と微減、自民党18(18)と変わらないと言うのは、国民がまだ政治主導の行政改革の民主党政権に期待をしており、自民党の在り方に疑問を感じている現れだと思います。
支持率低迷が続けば、夏の参院選前にも総裁交代を求める動きが広がる可能性を指摘したものだ。
もし参院選の前にごたごたが付けば、前回の衆院選前の党内の混乱→地方支部の反対→党の支持率の低下の二の無いになる可能性があります。
新党結成の可能性については「経済政策に関して、党執行部が我々と合意できないなら、一緒にやっていくことはできない。その場合、党を割らなければならない」と語った。
肝心の舛添さんの考える経済政策はどのようなものか全く判って居ません。
党分裂、それで無くても選挙前のごたごた→支持率低下の危険冒してやるためには、その信じる経済政策を国民に公表して納得して貰うべきだと思いますが。
さらに、みんなの党の渡辺代表について「考えを共有し、親密に議論している」と強調。民主党の前原国土交通相や仙谷国家戦略相、枝野行政刷新相らとも親しいとして、政界再編への意欲を示した。
同志を集めているみんなの党はとにかく、民主党内の親しい人が政治家の夢である大臣の職を投げ出して、離党することは民主党内で天地がひっくり返るような事が無い限り、可能性ははないような気がしまし、舛添さんもそんなことは承知の上で、悪く言えば「はったりをかませ」ただけと思います。
舛添氏は講演後、記者団に「新党結成か、(自民党の)改革をするか、二つのオプションを考えている。マグマのようにいろんな不満がたまっている。不満が解消するか、党の支持率が上がるか(が重要だ)」と語った。より)
自民党内の不満は舛添さんの言う経済政策よりも、党内の意識改革かそれに反対する人達を如何に説得するか思い切って切るかと、そのスピードやその限度をどれくらいにするかに就いての不満だと思います。
最大の不満の種は、党の領袖による自民党政権のリモートコントロールと、マスコミで言われている族議員と官僚の馴れ合い政治と言う、古い自民党的の体質とそのやり方にあると思います。
舛添さんの言う自民党の経済政策に対する不満は党内では余りないような気がしますが。
[頑張れ、自民党も舛添さんも]
全体的に考えて見ますと、舛添さんは私の出身の北九州市、それも同じ区の出身で是非応援したいのですが、外野から見てどうも党内の人望と言う点で難があるようです。
彼が党を率いて行くにしても、別の党を立ち上げるにしても、彼について来る人達が居なければ、本人がいくら良い政策のや考え方を持つていても、何もできないと思います。
マスコミ報道に依れば、目立ちたがり屋的なところ、人の意見を余り聞かないような気がしますが、正確なところはどんな人か知りません。
しかしこれだけははっきりいえるのは
・舛添さんが動きだす前に、如何にすればリーダーシップを発揮出来るか(自分の在り方や党内の組織など)をもっと研究すべきだと思うのですが。
・如何にして民意を汲み上げるか、今までの党幹部の意識と地方支部の人達、一般国民の意識の差を如何にして埋めるか、そのための情報蒐集、解析のシステム作りを優先すべきだと思います。
世論調査では望ましい総理として舛添さんがいつも上位にあるそうですが、彼の今後の活動に期待しています。
また私が最初に取り上げた自民党支持率の18(前回18)の数字は、読み変えて見れば、頼り無い鳩山政権に取って変わる自民党政権への期待と、それを裏切って何らの新しい動きの見えない同党への失望感の現れと思います。
自民党も舛添さんも、 (私を含む)国民の期待を裏切らないように頑張って貰いたいと思います。
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