今朝、ウエブ版で報道された読売新聞の世論調査の概要(青字)と私の感想(黒字)です。
・民主党が自浄能力を発揮していると思う人8%で、「そうは思わない」が84%(下記)
・小林氏は「議員を辞職すべきだ」68% (下記)
・小沢氏は自らの資金管理団体を巡る事件について、国会で説明すべきだと思う人は83%
・鳩山首相が偽装献金などについて説明責任を果たしてはいないと思う人79%(同79%) (今となっては鳩山さん、小沢さんも多分このまま頬被りし続けるしかないでしょう。)
・小沢氏は幹事長を「辞任すべきだ」は78%(74%) (下記)
・政府の税制改正の議論で、消費税について検討、「評価する」66%が「評価しない」28%(鳩山さんの当初の発言と違って、政権は論議し始めることを決定しているので参院選には大きな影響はないでしょう。)
・鳩山首相と谷垣自民党総裁のどちらが首相にふさわしいか、鳩山氏43%、谷垣氏19%(谷垣さんも自民党もあれだけぶれまくった発言や問題発言をした鳩山さんへの評価の半分の評価しかして貰えない事実とその理由を良く考えるべきだと思います。)
・参院選で民主党が参院でも過半数を「獲得する方がよい」33%にとどまり、「そうは思わない」57%(前回の衆院選直後の調査にあるように、民主党に勝たせ過ぎたと心配したのが実際に現実になったと思う人が多いののでしょう。)
・政党支持率は民主は31%(33%)、自民は20%(20%)
・参院比例選投票先でも、民主25%で(27%)、自民22%(22%)
民主党側から見れば、あれだけ政治と金の問題を起こしても、その公約にあれだけボロが出始めても、支持率も参院比例投票先も微減に終わっているので、参院選は衆院選の時のような大勝は望めないが何とか辛勝できるでしょう。
自民党側から見れば、上記のように民主党にとって大きな問題を抱えているのに、党の支持率も比例選投票先も殆ど変わらない事実を厳しい現実として受け止めるべきです。
民主党
民主党は(今でも優勢ですが)参院選必勝を期するには手がいくらもあり、それによる打撃も小さくで済みます。
鳩山さんが辞めても菅さん、岡田さんなど代わりは何人もいますので痛くも痒くもありません。
小沢さんも参院選の選挙対策を済ませれば、後することは殆どありません。むしろ彼が表に顔を出すほど、支持率は落ちるかも知れません。
だから鳩山さん、小沢さんが辞めても、そのための政権や党に与える打撃と、二人の辞任で示す民主党の自浄能力の復活への評価を相殺すると民主党政権への打撃は殆どないかむしろ上がるかも知れません。
日教組問題でもマスコミの批判を逆に利用して、輿石さんの口を封じるか、日教組の提案と見られる教育関係の公約に蓋を被せれば、民主党への評価の下落を抑えることができます。
私はこの際数名の落選を出しても不人気な日教組とは縁をきる方が党のためになると思うのですが。
民主党は党のためにも、日本の将来のためにもここで思い切った決断をすれば良いと思うのですが、肝心のトップの二人が批判の的になっているのと、No.3が日教組出身の輿石さんなので、果たしてどうなるのでしょう。
自民党
それに比べると自民党の方の対策は、たまたま昨日書きましたように、党の分裂の危険性を孕んむ、党の体質改善と言う非常に難しい選択を迫られていると思います。
然し連立政権混迷や「政治の金」の問題に揺れる民主党でも、低迷している自民党の支持率の問題は、参院選を前にして幾ら難しくてもやらねばならない時期に来ていると思います。
・党が差し迫ってやらねばならぬ第一のことは事は党への支持率を如何にして上げるかです。
・そのためには昨日も書きましたが、党の意識と国民の意識の離反を避けること
その一つの参院選前の与謝野さんや舛添さんの動きが、国民から不評を買った衆院選前の内紛の二の舞にならぬこと
・当面の攻撃対象としている鳩山さんや小沢さんが辞めたあとの、連立政権攻撃の対策も考えて置くこと、つまり政権の政策への攻撃しかないし、それに優る自民党の政策の整備しかないと思うのですが。
そして自民党に取って致命的なのは小沢さんは民主党と政策の良く似ている公明党との連携をするかも判らないことです。 (小沢さんと創価学会の幹部との面会の報道がでています。)
そしてその為にも自民党の支持率を上げて公明党の民主党にすり寄りの動きを阻止しなければならないと思います。
今こそ自民党は分裂か、衰退か、体質改善か一大決断を要する時期に立っているようです。
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