普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

公明党の民主党への接近?

2010-03-12 06:44:21 | 鳩山内閣

 最近の民主党と公明党の動きを追って見ました。 (月日は実際に動いた日または報道された日です。)

2月24日
 公明党が民主党に接近を図っている。山口代表は24日、鳩山首相(民主党代表)と首相官邸で会談、介護政策に関する提言を手渡した。社会保障分野などで政策実現を働きかけ、支持者にアピールする狙いがある。
公明、民主に政策で接近…参院選「第3極」意識) 

 このあたりから公明・民主接近の動きが目立ち始めたようです。
2月26日
 民主党の小沢一郎幹事長が2月26日夜に公明党の支持母体である創価学会前会長の秋谷栄之助・最高指導会議議長と都内のホテルで会談していたことが、明らかになった。民主党の輿石東・参院議員会長も同席していた。
小沢氏、創価学会秋谷氏と会談 民・公連携へ .. ) 

 今までの小沢さんの社民党取り込み、韓国や民団で外国人参政権付与の約束など考えると次期の参院選勝利のための布石としか思えません。
3月2日
(予算案、衆院委が可決…年度内成立へ)
 予算案をめぐり、自民党は、子ども手当や高校授業料無償化などを「ばらまき」だと批判して組み替え動議を提出。共産党も独自の動議を提出した。いずれも与党と公明党などの反対多数で否決された。
 ここで公明党は自民党との決別の意志を示したのでしょうか。
3月3日
 1987年の国鉄分割・民営化に反対した国鉄労働組合(国労)の組合員らがJRに採用されず、旧国鉄清算事業団からも解雇された問題で、与党3党と公明党がまとめた組合員の救済案が3日、明らかになった。
JR不採用救済に287億円…与党・公明案

3月4日
秘書の監督責任「強化必要」…首相
 
首相は、公明党が提唱している政治資金規正法改正をめぐる与野党協議について、「本人の責任を明確にすることを、どのように担保できるかが大事だ」と述べて  公明党の提案を事実上受け入れた。)
3月9日
 与党3党と公明党は10日、子ども手当法案と高校授業料無償化法案の修正で合意した。
子ども手当て法案修正、与党3党と公明合意
 
  子ども手当てについては、公明党   代表の山口さんが予算委員会でその財源があやふやな所を厳しく追及して居ましたが、どうなったんでしょう。
 テレビ報道によれば、合意の中では財源問題に就いて触れていないと言っていましたが。

民主党と公明党の接近の理由については
・両党の政策が似ていること
・民主党が政治と金の問題や政策の行き詰まりで参院選の雲行きが怪しくなっているので新たな提携先として公明党を選んでいる?
・公明党からすれば、低迷している自民党から政権党と組んだ方が有利と考えている?
・民主党の形勢がおかしくなった今第3極としての力を発揮して国民にアピールしたい。
・夏の参院選の比例区投票先を尋ねた質問で、公明、共産4%、社民1%に対し、みんなの党が3%と健闘しているのを見て第3極を志向する国民の票がみんなの党に流れてしまう
と言うのが当たらずとも遠くないと思います。
 私も何度か混迷する政局の中で第3の政党の出現を期待していましたし、今もしているのですが、それが公明党となると首を捻りたくなります。
 と言うのは同党が今の流行している言葉で言えば「クリーン」な政党とはとても思えないからです。
 誰でも知っているように、選挙の時支持母体の創価学会会員の異常なまでの活動から、同党が学会から事実上支配されているのではないかと言う噂が本当かもしれないからです。 (創価学会については、同じ仏教信者でも真宗や浄土宗など信じてもなにも評判にならないのに、学会信者といえば何かと言えば評判になるの何故でしょう。)
 自公政権の時は良い意味で両党の政策の違いがあるために、公明党提案の定額給付金で批判を浴びましたが、公明党の政策にブレーキが掛かっており、大きな間違いはなくて済みました。
 然し政策が似ている民主党と公明党が連立を組めば日本はどうなるでしょう
 外国人参政権は直ぐにも通過するでしょうし、経済的な効果は殆ど期待出来ないと言われる、定額給付金・子ども手当てに象徴されるばら蒔き政策は簡単に国会を通過するでしょう。
 見てくれは国民に優しい政治が日本の道を誤らせてしまいそうな気がするのですが。
 報道によれば、民主党内からも自民党の衰退は公明党と組んだことにもあると警戒する人もいるそうですが、今の小沢さんと鳩山さん、そして鳩山政権が厳しい状況に置かれているとき、そのような意見が通りそうにもありません。
   そして肝心の自民党はごたごた。
   あとの頼りはみんなの党?!!!!
   これからの日本はどうなって行くのでしょう。

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