今日の読売新聞が8~9日の緊急世論調査と12~13日に行った世論調査の結果を発表しています。 (括弧内は8~9日の結果)
・菅内閣を支持?:支持する 59(64) 2.支持しない 27(25)
・支持する理由? (トップ3):非自民の政権だから (21) 、閣僚の顔ぶれがよい (18)、政策に期待できる17
・どの政党を支持?:民主党 (38)39、自民党 17(14) 、みんなの党 3(4)、公明党 3(3)、国民新党 0(0)
・菅首相が、内閣と民主党役員の人事で、小沢一郎前幹事長とは距離を置く議員を、重要な役職に起用したことを評価?:評価する (76)
・小沢・前幹事長は、民主党の中で引き続き、強い影響力を持つと思う?:強い影響力を持つ (72)
・夏の参議院選挙の比例代表では、どの政党の候補者、あるいは、どの政党に投票?:民主党 31(36)、自民党 16(13) 、みんなの党 5(4)、公明党 4(3)、国民新党 0)(0)
・夏の参議院選挙の結果、民主党が、参議院で過半数の議席を獲得する方がよいと思う?:獲得する方がよい 44(49)、そうは思わない44(40)
[私の見方]
・政権や民主党の支持の数字が減っているのは、当初の期待と少しづつ明らかになった現実の差によるもので当然だ。
・後は残る僅かな会期でこれ以上の政権のボロが出る可能性は少ないので、民主党は自民党に比して遥かに有利な体制で選挙に入ることができる。
・これを自民党の立場で見れば、政党支持率は民主党の半分以下、比例代表の投票先では民主党の約半分しかない。
しかもネット上では自民党寄りと批判されている読売の調査の数字だから、この数字を悔しくても信じるしかない。
[私の意見]
菅政権支持する理由のトップに「非自民政権だから」が21%を占めているのは、自民党に対するマイナス・イメージを直接に示していることて、自民党は良く考えるべきです。
ネット上でも良く書かれているように、自民党は民主党政権が8カ月の間に何をしたかと批判する前に、国民から飽きられそっぽを向けられている自民党が同じ月日の間に何をしたかと言われても仕方がない と思います。
私の目からみれば、鳩山政権の「政治と金」問題、普天間基地問題などを敵失を取り上げて攻撃するばかりで、自民党内で国民の批判、期待に応えて何をしたか、殆ど見えて来ませんでした。
報道の範囲では党内刷新を訴える党内若手の党の刷新の申し出拒否、離党した与謝野さんや舛添さんに対して除名処分、 (党内からも批判のある)河野太郎さんの副幹事長登用、議員の定年制による後任問題の発生なとなど。
外野から見て、唯一の改革らしいものは議員の定年制の実施で今後何年掛かるか判らない選挙毎の党内の若返り だけです。
これらの報道を見れば、新しい自民党、自民党の再生を希望している国民から見放されるのは当然です。
ごく最近の話では安倍元首相が、「反民主」で連携、保守系が「救国ネット」設立したそうですが、自民党としてはこれにどう対処するのか報道されて居ません。
これらの自民党の動き(かまたは動かないのか)に対する国民の見方を一番象徴するのは、世論調査で良く出る「日本の指導者として最も期待するのは」での最近の数字で、自民党で言えば、石破茂6.2、小泉進次郎5.2、石原伸晃1.1、谷垣禎一0.6%の数字です。
この調査は人気投票染みていて、いつも大きな振れがありますので、かなりいい加減な数字と思いますが、それにしても自民党総裁が0.6%の支持しかないのは少し酷すぎるような気がします。
谷垣さんの「みんなでやろうぜ」の発言からは、看板だけ入れ換えて後はリモートコントロールしようとしてした派閥の領袖、麻生さんの公務員制度改革、出先機関の統合などの指示に対して足を引っ張った族議員、官僚の言いなりになった閣僚なども、みんなで力を併せて頑張ろうとしか、聞こえません。
国民は新しい、再生した自民党を期待しているのに。
今の自民党の改革は、谷垣さんの方針?に依れば、選挙毎に時代後れや無能の政治家を国民の手で切って貰おうとしているとしか思えません。
そんな悠長なことで日本はどうなるのでしょう。
菅さんは小沢さんの影響力を抑えて割合に真面目な政策を掲げています。
菅さんは参院選まではとにかく、その後は一番難しい普天間問題を始め、多くの問題を抱えています。
国民は選挙のためには手段を選ばない、小沢さんの影響力を認めています。
そして選挙一辺倒の小沢さんが復活したら日本はどうなるのでしょう。
民主党政権が公約や数々の難問の対策を適切に、そして真面目に実行するのかを監視し、その政策の誤り直すのが最大野党の自民党の責任です。
今の自民党の支持率を見る限り、その責任を果たせそうにありません。
(私も何度もこのことを書き自民党に投書もしたのですが)参院選直前でもう遅い気もしますが、谷垣さんも自民党も自党のことだけでなく、日本のため自民党はどうあるべきか考えるべきだと思います。
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