小沢氏、首相・執行部を猛烈批判「対決宣言」参院選後の主導権ねらう?(産経新聞)
菅直人首相の消費税増税発言をきっかけに、民主党の小沢一郎前幹事長が批判を強めている。その怒りは首相が消費税発言をトーンダウンさせた後もおさまる気配がない。背景には、消費税問題で与党の過半数確保が難しくなったことへのいらだちに加え、参院選後の党代表選や内閣改造をにらんだ思惑もありそうだ。このままでは、参院選で有権者は首相と小沢氏のどちらを信じて投票していいのか分からない。小沢氏は28日には「私が約束を実現したい」と、菅体制への“対決宣言”にまで、発言をエスカレートさせた。
「選挙で政権を取った内閣で『4年間は上げない』と言った。菅総理がどういうお考えで消費税ちゅうことを話しているか分からないが、私個人としては、国民の皆さんと約束したことは、どんなことがあっても守るべきだと思っている」
また、小沢氏は政府が子ども手当や高速道路無料化で公約をまげたことにも怒りを募らせている。「政権を取ったら、カネがないからできませんなんて、こんなばかなことがあるか。約束できないなら言うな。必ず私が微力を尽くして、約束通り実現できるようにしたい」、「高速道路はすべて無料にするって言って選挙をやったのだから、約束は守るべきだ。消費税も、国民の皆さんとの約束はなんとしても守らないと社会は成り立たない。結果としてウソをついたことになる」
「政権を取ったら、カネがないからできませんなんて、こんなばかなことがあるか。約束できないなら言うな。必ず私が微力を尽くして、約束通り実現できるようにしたい」
(この発言は)党分裂を誘発しかねないだけでなく、これでは、民主党の公約を信じていいのかどうか、有権者を困惑させかねない。
管政権は小沢離れの路線で支持率を一気にV字回復させました。
そして消費税値上げ発言で支持率低下。 (私はそれだけでなくて一時的なお祝儀相場的な支持率が落ち着き始めたのこともあると思いますが。)
参院選後の党の代表選挙はどうなるのでしょう。
・管政権が勝てば
小沢さんの参院選への布陣の勝利→小沢チルドレンが増加→小沢支持グループが党内で絶対的な勢力を持つ→小沢さんがこれを放って置くのか?
・菅政権が負ければ
小沢さんはここぞと菅さんの責任を非難する可能性が高い
いずれにしても、参院選後、引き続いて行われる代表選では、今まで冷や飯を食わされていた小沢グループの反撃、小沢さんの復権の可能性がありそうです。
そして前回の代表選でマスコミやネット上での予測に反して鳩山さんが代表と言う番狂わせを起こした、「党内の力学」が働いて、小沢さんかその影響下にある人が代表になる可能性も生れてきます。
折角、現実的な公約になりかけたのに、また小沢流のばら蒔き政治復活になるかも知れません。
一方、菅さんの小沢離れに喝采をした国民、現実的になりかけた公約に賛成して民主党に投票しようと思っている有権者は、一体どう考えれば良いのでしょう。
小沢さんの復権と権力の集中。
純粋なばら蒔き政治の復活。
無党派を自称、持続的な政権交代を希望する私の唯一の希望は、民主党の人達は代表選のときに、「党内の力学」で鳩山さんを代表に選んだ大失敗の教訓を活かすべきだと思うのですが。
そして民主党支持の有権者も産経の指摘のように、小沢さんの発言で「困惑して」いるかも知れませんが、良く参院選後の民主党内の成り行きを見極めて投票して貰いたいものです。
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