自粛ムードの中の統一地方選が終わりました。
・石原さんと東国原さん
そして石原さんのいきなりの都知事当選確実の報道で少しほっとしました。
と言うのは小泉さんの時の衆院選、安陪さんのときの参院選、麻生さんの時の衆院選などのマスコミ、特にテレビに煽られた結果の首を捻る選挙結果になりはしないかと心配していたからです。
そして最終結果も私の最初の感想通り、前回の参院選以上に、大災害の中の選挙で多くの国民は自らの考え方で投票したようです。
都知事選では東国原さんの言うように、マスコミが選挙のことを取り上げて呉れなかったのが一番の敗因のようで、もし大災害がなければ、自民党が心配していたように、可なりの接戦となったのかも知れません。
東国原さんはまた何かの機会に政界に復帰するでしょうし、彼なりの頑張りを期待すしています。
・民主党の敗北
マスコミが言う民主、自民両党の対決型の3知事選では民主党全敗、県議選でも敗北。
早速党内から菅さんや幹事長の岡田さんに批判が出ているようです。
勿論菅さんの思いつき発言など困ったものですが、外野から見ると、識者から全く評価されないばら蒔き政策、デフレが続いているのに経済無策、天下り禁止の筈が出向と名前を変えるなど、選挙公約のボロが次々、鳩山さん「国外、少なくとも権が」大失敗、野党時代のクリーン民主党のシメージを裏切る鳩山、小沢さんの「政治と金」の処理の拙さ、党内野党の発生、などが選挙結果にも大きく影響していることを忘れて、菅さんの指導力とか岡田さんの選挙戦術など追求ばかりして、有権者の民主党政権への気持ち変化など、本質的なことを忘れていては、民主党の将来はないと思います。、
・地域政党の明暗
橋下さんの「大阪維新の会」は、府議選で過半数を獲得し、大阪、堺両市議選でも第一党などの善戦に比して、河村たかしさんの「減税日本」はある程度の議席は確保はしましたが、橋下さんほどには振るいませんでした。
それは橋下さんの府の財政改善や、府や市の議員の取り込みなどの堅実な政策に比べて、河村さんの議員達の説得不足に加えて、減税など口当たりの良い公約が、今の非常事態の選挙では却ってマイナスの効果を産んだのかも知れません。
橋下さんのこの結果でも敗北宣言したのに、昨日の「たけしのTVタックル」で河村さんの言い訳。河村さんはまだ甘いような気がするのですが。
・自民党の敵失による勝利
読売は社説で地域政党の活躍に対して、だが、それは「大阪都構想」や「住民税減税」への積極的支持というよりも、既成政党に対する不信の裏返しだろう。と書いています。
上記のような民主党の敗因を見れば、普通なら大勝しても可笑しくないのに、自民党の今回の結果では、多分党内でも余り満足していないと思いますが、反省の余地があるような気がします。
まず当面は今の国家的な危機に対して、元政権与党として野党第一党として如何にあるべきかを考えると。
そして長期的には自民党政権陥落の理由を総括して、党の体質を国民の期待に応えられるものにすることです。
・マスコミ、特にテレビへ
自民党政権時代に、良く「経済問題で政府が何もしないほうがうまく行く」とマスコミが言って居ましたが、今回選挙中の災害の報道ばかりしていたことが、今回のような割合適切な選挙結果を産んだ ように見えます。
これからの選挙、特に政権交代の可能性が大きくなった今では、政権党批判ばかりでなく最大野党の政策も公平に取り上げ、公平に批判するなどして貰ったらと思うのですが。
小泉さんの時の刺客報道、執拗な安陪さんの時の絆創膏報道、麻生さんの時の漢字の読み間違いなど、もういい加減に止めたらどうでしょうか。
もしマスコミが民主党政権の批判をする前に、野党時代にその政策をもっと徹底的に批判していたら、日本の為にも今日の民主党政権の惨状は幾らかは避けられた かも知れないと思うのですが。
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