普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

浮世離れした鳩山・小沢グループの動き

2011-04-27 11:33:12 | 菅内閣
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・何を血迷ったか小沢グループ
 東日本大震災の被災者支援の特例措置を定めた税制特例法案が22日、衆院本会議で全会一致で可決されたときの報道です。
 民主党の小沢一郎元代表に近い議員らがガソリン価格高騰時に課税額を一時的に引き下げるトリガー制度凍結が盛り込まれた税制特例法案に反発し造反した。本会議を欠席したり採決前に退席した議員が出たほか、本会議場で菅直人首相に抗議文を手渡す議員が出るなど、菅政権への批判が民主党内でも強まっていることを改めて印象づけた。
 彼らはトリガー制度凍結が「被災者の痛みになる」として、衆議院の全会一致、詰まり自民党から共産党まで賛成した法案に対して、小沢グループの人達はこの法案に反対したそうです。
 何故なら、同法案は、被災した土地建物の11年度分の固定資産税を免除するほか、自宅損壊の場合、住宅ローン減税の適用を継続、自動車関係税の免除、被災した企業への法人税還付、被災地向けの寄付金への優遇措置の拡充など被災民を考慮した項目が盛り込まれているのです。
 全体のバランスから言えば民主党員であれば賛成するのは当然で、僅か一つの問題を取り上げて反対するのは、小沢さんを外した「菅さん憎しで因縁をつけている」としか考えられないのですが。
 少なくともこの法案に反対した人達の次の選挙での落選の可能性が100%近くまで上がったと思います。
 彼らはこんなことを百も承知で被災民の立場から反対したのなら彼らのバランス感覚の無さを示すだけです。
・もし小沢さん復活したら
 25日の参議院の予算委員会を見ていると民主党の増子輝彦さんがまるで野党の様に菅さんに執拗に食い下がっていました。
 そして小沢一郎元代表の起用など挙党一致態勢の確立を求めました。
 私の想像では彼は小沢さんの復帰を一番言いたかったのかも知れません。
 鳩山・小沢グループの人達は小沢さんの東北復興を担当して辣腕を振るってと貰うことを考えているようです。
 然し彼には自分の政治資金集めと権力拡大のためには手段を選ばないと言う印象が定着しています。
 これに関して24日の「たかじんのそこまで言って委員会」で震災復興に関して、司会の辛坊治郎さんが「こんな時にこんな話をするのはどうかと思うが」と言う前置きで、民主党の国会議員が被災地を周りながら、(農業・漁業の復興策でなく)土木工事に関して何処の仕事をどのゼネコンで、金額が幾らと20兆円の資金をあてにして決めて廻っていると言う話が広まっているといっていました。
 私はこの話がガセネタか否かは別にして、これを聞いて直ぐにその党員が小沢さんかその配下の議員を想像しました。
 勿論、小沢さんは今までの印象を払拭して、公平無私にやって呉れるかもしれないと思いますが、余りにも彼の今までしたことの印象が強すぎて、菅内閣も野党も彼の復帰を認めれる人はいないと思います。
 それこそ政治家に必要な人徳の問題で小沢さんは時間をかけて自ら(彼の言う)疑惑を払拭するしかないし、当面にその時間はないと思います。
・鳩山・小沢グループなど64人の勉強会の動き
 以下は産経新聞ほかの新聞記事の切り抜きです。
鳩山さんの演説: 内容省略。何故なら私は他の多くの国民と同様に発言がブレ捲くった鳩山さんの発言を全く信用していません。
政治評論家の森田実氏の演説:「菅首相は最悪だ。鳩山氏に戻ってもらった方がずっといい」と語ると盛大な拍手。
鳩山さんや森田さんの演説を聞いて拍手した人達はまだ鳩山さんを信用し彼の力を買っているのでしょうか。
私は鳩山さんがいるだけて、その集まりの質が低下すると思っているのですが。
原口一博さんの演説:統一地方選敗北を踏まえ「責任は誰が取るのか。あいまいにしたままで前に進めるのか」と執行部を批判。
 外野から見れば敗戦の責任は民主党全員にあると思います。
 前記の鳩山さんの大チョンボ、鳩山さんと小沢さんの「政治とカネ」の処理の拙さで、野党時代のクリーンな民主党のイメージの悪化、識者から全く評価されない4Kと言われる目玉政策、原口さん所管だつた天下り禁止の筈が出向と言う名に変わる、省内の人事停滞で台形になった組織、唯一の売り物の政治主導でも勘ちがいして政務三役が自分で手を出して、官僚の士気を落とすなど、菅さんの政治の失敗と比較しても、鳩山・小沢時代の失敗とどっちもどっちと思うし、国民は鳩山・小沢時代から菅・岡田時代の実績を総合して見ていると思うのですが。
 そして日本と民主党政権の危機に当たっての党内対立がまた民主党支持を落とす原因とんなっているのも間違いないでしょう。
 報道や解説によれば、民主党内で本人にその意志が無い限り、代表を任期途中で替える制度はないそうですし、国会解散に追い込んでも、東北地方の事情や国会議員定数の憲法違反の判決とうで、総選挙はできないそうです。
 前どこかの記事で見ましたが、反菅グループが菅さんの後継の話しになると、座が静まり帰ったと書いてありましたが、話しがここまでくれば、彼らは交代する人の名前を上げるべきです。
 鳩山さんはないでしょうし、裁判を控えている小沢さんも?原口さん?田中真紀子さん?
 私は前から書いているのですが、考えつくのは連立を組んでいる亀井さんしかいないような気がするのですが、果たして。
 今回の民主党党内のごたごたをみていると、麻生政権末期の麻生降ろしを思いだすのでずが、あの時に地方の支部がら本部への批判が報道されていました。
 それにしても、今回の統一地方選挙で敗北した民主党の地方支部は党内のごたごたにたいしてどうしているのでしょうね。
 地方の幹部が辞職するだけで党の本部に何も言ってこないのですかね。
 地方分権が公約の民主党ですから、地方は地方、本部は本部だと言う訳ではないと思いますが。


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