3月18日に桜の開花宣言があったのは高知県、日本一に輝いた。
そのあと九州でも開花宣言は相次いだ。花のたよりは春風に乗って時速2キロ程度の早さでゆっくりと北上中。今日は名古屋から静岡にも達し、明日は首都東京でも開花が告げられるのではという。
だが日本は縦に長い国、最も遅い北海道札幌の開花宣言は5月の6日ごろという。沖縄戦の激戦地、名護市の八重山で咲き始めた日本一早い桜が、日本を縦断するのに約3ヶ月の月日を要する。その間に、惜しみなく荒みがちな日々の生活を癒してくれるさくら。心から感謝しています。
熊本の開花宣言は3月21日。満開になるのは4月1日頃だろうか。桜の咲き誇る天下の名城熊本城は今日から夜間開園に踏み切ったが、花冷えもありまだまだ寒さが身にしみる。
今度の日曜日。老人夫婦二人の花見の宴を熊本城で催すこととしよう。
日ごろは高値の花の有名料亭のお弁当が花を添えてくれることだろう。乾杯はワインにしようか、それとも熊本の湧水で熟成されたビールにしようか迷ってしまう。楽しみが一杯。
雨の降らないことを祈りながら、残り少ないこの人生。これから何回、花見ができるだろうかと余分なことを考える。
選抜高校野球も熊本県春の高校野球もいよいよ佳境に入りつつある。結果が楽しみだ。だが、郷土の代表九州勢が甲子園から一つ一つ消えていくのはさびしい限り。今も活躍中の鹿児島神村学園と、優勝候補に挙げられた沖縄尚学に大きな期待を寄せている。ご奮闘を祈っています。
東日本大震災の地から期待を一身に集めた東陵高校。よく頑張りました。被災した郷土の期待に十分こたえたことでしょう。夏の大会に向けてさらなるご活躍を祈っています。