春欄慢、ずいぶんと暖かくなったものだ。今日の日中の気温は21℃と予報が出ている。この冬、毎晩欠かさずお布団を暖かく温めてくれた“湯たんぽ”とは今日でお別れ。大変御世話になりました。石油ストーブも今日で役目を終えました。
熱戦が続く選抜高校野球。テレビの前の特等席で、楽しく観戦させていただいています。
昨日の第3試合。明徳義塾と智弁和歌山戦は素晴らしいの一語につきる大熱戦でした。双方力を出し切り1対1で延長戦に突入、そして延長12回表に智弁和歌山が1点をとれば、その裏明徳義塾が1点をお返しする。テレビの前で思わず力が入り、何度も指を握りしめました。
最後はあっけない幕切れでした。延長15回Ⅰ死満塁を迎えた明徳義塾に、智弁和歌山の東妻投手がボールにしようと外角を狙った1球が指先に引っかかり決勝点となりました。この回を乗り切れば、試合は振り出しにもどり再試合となったことでしょう。
でもこの試合、智弁和歌山にとっては悔やまれる試合でしょうが、甲子園の大観衆は大喜びのことだったことでしょう。まさに、ドラマですもの。
今日の第3試合は、21世紀枠で初出場の奄美大島高校。郷土の九州代表。テレビの前の特等席で勝ってほしいと熱を込めての一生懸命の応援となりました。対戦相手は甲子園最多出場の強豪京都の竜谷大平安。
大島高校のアルプススタンドは立錐の余地もないほどの大応援団で埋まり、郷土の期待の大きさがじかにつたわってきました。大島高校、大観衆の雰囲気にのまれず、がんばれ、がんばれ。
5回までの前半は1対1の接戦。最後までもつれる試合となるのではと大いに期待が持てたのだが、後半になると、強豪校とのこれが力の差だろうか大量得点を許し16対2の完敗となってしまった。
だが、大応援団の声援を受け、最後まで全力を尽くした大島高校の選手は立派でした。広い甲子園を明るい笑顔で駆け回る選手の姿に思わぬ大観衆からの大きな拍手が贈られました。大量点をとられながらも9回2死に4球で出塁し、大写しされた選手の顔は大満足のすがすがしさあふれる明るい笑顔でした。
初戦で敗れたとはいえ、この選手の笑顔は郷里の奄美の方々の大きな力となったことでしょう。
おめでとう。ごくろさまでした。夏の甲子園にむけて、頑張ってくださいね。