3月3日、桃の節句。
奥さんは、例によって
蓬餅と巻き寿司を作った。
そして例によって近所に配った。
心待ちにしてくれてる人も多いので
止める訳にはいかないのだ。
私は、先行予約でゲットしていた
稲垣潤一さんのライブに夕方から
出かけた。
この頃、出かけるのが少し億劫。
季節の変わり目は、これで嫌い。
場所は、「なんばHatch」。ライブハウス。
デビュー25周年ライブは全国の
ライブハウス・ツァーだ。
(2005年12月に25th記念3枚組の
CDが発売され、私、持ってるんですけど?)
アコースティックコンサートと並行して
全国のライブハウスを回っている。
私が彼を、初めて見たのは
テレビ「夜のヒットスタジオ」。(古~い。)
ドラムを叩きながらハイトーンの歌声が
印象的だった。
後から知ったのだが彼とは同い年。
デビューが27才。随分遅いデビューだ。
しかし、ライブのMCで知ったのだが
中学生時代からバンド活動。
高校時代からはセミプロとして
色んなライブ活動をしていたということで
ミュージシャンとしての活動は長い。
本格的プロ・デビューは、
「スーパーポップボーカル」という
キャッチコピーで1982年に
『雨のリグレット』。透明感のある個性的な声質。
今もずっと活躍しているアーティストで、彼らとの
決定的な違いは、シンガーソングライターではないことだ。
レパートリーは他の作詞・作曲家提供に
よる楽曲がほとんどであり、これは80年代、
シンガーソングライターが
もてはやされた時期の
本格派ミュージシャンとしては特異だ。
しかし、彼への楽曲提供者は実に多彩。
その作品は文字通り、作曲家・編曲家の宝庫である。
歌が透明感のある個性的な声なのに
MCは、びっくりするほど低音だ。
そのギャップがまた面白い。
ファンや会場に媚を売ることも無く
彼の音楽を伝えていく。
昔からのファンが多いせいか
子ども連れもたくさんいた。
指定席だったが、途中からスタンディング。
50を過ぎてスタンディングは辛い。
でも、この会場での出演アーティストは
若い人が多いのに
50過ぎのアーティストに会場が
満杯になるのもいいものだ。
『クリスマスキャロルの頃には』はいい歌だ。
クリスマスの季節の定番曲と化している理由が分かる。
※ライブハウスでは、チケット以外に
入場時に500円ドリンク代を支払わねばならない。
(これは要注意だ。)
しかし、昔、彼の歌の2小節ぐらいを
パクッて子どもミュージカルの曲に
作り替えて挿入していたのも懐かしい思い出。
彼の歌に、はまっていた証拠だ。
明けて、3月4日。
二男の誕生日、23才。
グリーティング・メールを送ったが
反応なし。
座敷には、主(長女)のいない
雛飾りにご馳走が並べられ
鎮座している。
★☆★☆(私のホームページのしあわせという歌も聴いてネ)