【現在、音楽をカセットテープで聴いてる人はどれ位いるかな?】
昔、カセットテープが発売された時はビックリ仰天。
それまで録音と言えば、オープンリール。
どうしてこんな小さなテープに録音できるのか不思議だった。
私はLPレコードを購入したらすぐにカセットに録音してた。
レコードは針を落とす度に劣化するからね。
だから、再生はカセットテープでしていたんだよ。
でも車でカセットを流しっぱなしにすると、、、。
暑さと耐久力の弱さから伸び伸びテープになったよね。
最近は、カセットテープをデジタル化する機器が
次々と発売されているよね。カセットを捨てずに
保管してある人にとっては、懐かしい音楽を、
CDに焼いたり、携帯音楽プレイヤーで楽しめる上、思い出
多かったカセットも捨てることが出来るという一石二鳥。
さっそくカセットを倉庫から取り出してみると、
ノーマル、ハイポジションの表示が。
そう言えば「お気に入りの曲だけは、音がいいから
ハイポジかメタルを使って」とこだわっていたけれど、
どう違うのか振り返ってみたんだ。
●ノーマル、ハイポジ、メタルの違い
主にノーマルポジション(TYPE I)、ハイポジション(TYPE II)、
メタルポジション(TYPE IV)の3種類が流通していたよね。
その違いはテープ自体の素材。フィルムに塗布されている
磁性粉が、ノーマルは酸化鉄、ハイポジは「クロムテープ」とも
呼ばれており、最初は二酸化クロムが使用されていたんだよね。
またメタルもその名の通り、酸化していない金属(純鉄の合金)が
使用されており、最初期のメタルテープは保存が
悪いと錆びてしまうという欠点もあったよね。
このような素材の違いのため、テープデッキによっては
ノーマルのみ録音可能で、
メタルでの録音ができないものもあったよね。
値段はノーマルよりもメタルが高く、当時は訳も分からず
「メタルは高いから音が良い」という思い込みで
保存用のカセットはメタルにしていたけれど、実際、
各カセットテープの周波数特性を調べたサイトによると、
メタルはノーマルよりも周波数特性に優れており、
より原音に近い録音が可能とのことだね。
●カセット独自の機能、ノイズリダクション
また、カセットテープをより良い音で録音し、
良い音で再生するためのカセットテープデッキ独自の
機能「ノイズリダクション」も忘れてはならない存在だね。
テープの音に混じる「サー」という高音の雑音(ヒスノイズ)を
減少させるため、録音時に高音域を強調し、
再生時に高音域を下げ、ノイズを聴感上
聴こえにくくするという仕組み。「ドルビーB」「C」など
様々な方式が広まったけど、
「元音を変えて録音する」と
いうことを嫌がるアンチ「ノイズリダクション」派の
ユーザーもいたんだよ。そう、それがこの私だ。
私はあるソフトで残して置きたい音源はパソコンに取り込み
CDにしてるんだ。でもね、、、、。
思い出深いカセットテープは、やはり捨てられない。
でも演歌の世界では、今もカセットテープは健在だね。
CDと同時に、カセット版も同時に発売されてるもんね。
やはり、おばさま方はこちらに馴染みがあるみたいだね。
色んな再生ソフトがある現代。
とてもしあわせな時代だと思うんだ。
【そう言えばデジタル化の前、MTRはハイポジが必需だったね。】