【秋の夕陽を浴び、まだ元気に咲いている我が家の庭の夏の花達。】
園芸店には、もう冬から春の花の苗がたくさん出ている。
我が家の花もそろそろ衣替えの時期だが、
夏の花達がまだまだ元気だ。さてさてどうするべきか。
収穫の秋、豊作で例年に比べ超多忙である。
中々、次の季節の花に植え替える時間が無いのである。
理由はもうひとつある。庭の秋剪定である。
昨年は果樹の遅霜被害で大凶作。収穫量が極めて少なく、
その分、偽庭師に変身、10月中旬には秋剪定も終了していた。
ところが、今年は全然進んでいないのである。
プロの庭師に任せると数十万円必要である。
退職後、今は収入の無い私、まっちゃんが昨年から
庭のほとんどを剪定することにしたのだ。
今年も時間を作り、松の盆栽の剪定だけは終えた。
【松の盆栽。自己流であるが12鉢の剪定を終了した。】
1年違いで亡くなった祖父と父。
亡くなって、もう50年以上経ったが、この盆栽は残っている。
祖父、ガーデニングと言う言葉が使われなかった時代に、
我が家の庭を仕上げた。
花ではなく、松や柘植、梅、ウバメガシ等の庭木。
松を始めとする盆栽。
父も器用で、庭は盆栽で溢れていた。
祖父が出来なくなり父が引き継いだが
祖父の後を追うように末期の癌で敢え無くこの世を去った。
誰も世話をする人がいなくなり、盆栽愛好者の方に
もらっていただいたりしたが、20鉢くらい残った。
枯れた鉢もあったが、放っておくことも出来ず、、、。
親戚のおじさんが剪定をしてくれたりしていたが、
全員世を去ってからは、プロに頼むことに、、、。
でも庭師の専門は植木。盆栽は嫌がるのだ。
何しろ小さいのに時間が掛かる。
頼む側の経費も掛かる。
それで昨年から素人のまっちゃんの出番。
下手でも、祖父、父、私を繋ぐ盆栽である。
【サフィニアマックス。ガーデニングの火付け役だ。】
3月から次々と花を咲かせるサフィニア・マックス。
この時期になってもまだまだ元気だ。
ガーデニングが定着した理由が分かるような気がする。
僕のガーデニング。
まだまだ素人だし、退職後の本業は果樹園経営だが、
趣味として今後、腕を磨いて行こう。
祖父、父に恥じないように。