【紀の川柿の収穫が始まった。ビニル袋の半分が見えるでしょう。】
紀の川柿は、刀根早生や平核無などの渋柿を
樹上で渋を抜いた柿の(品種ではなく)品名である。
固形アルコールをビニル袋に入れ、柿に被せ、
48時間後にビニル袋の下をカットし
樹に成ったまま完熟させたので、一般的な
刀根早生、平核無柿と比べて表皮の色が濃くなるのである。
【紀の川柿を剥くと、このような色である。】
この様に樹上で渋を抜くと、果肉は黒くなり、
糖度が上がってとても甘くなっている。
果肉に水溶性タンニンが不溶性となり、
黒い模様が斑に入る。
このマーブル模様は綺麗だし、
サクサクした食感と甘さが美味しい柿の証拠である。
刀根早生柿の収穫が終了し、本日から、
刀根早生を紀の川柿にしたのを収穫している。
平核無柿収穫後に、
平核無を紀の川柿にしたのを収穫することになる。
【コンテナに一段ごと新聞紙を敷き特に丁寧に扱う。集荷場へ出荷だ。】
【昼ご飯を食べに帰ると、裏庭で「ダルマギク」が咲き始めていた。】
ダルマギクの薄い紫の花色は、独特な美しさをもっている。
特別な管理をしなくても、背丈が低く保たれるのも魅力的だ。
ただ花のない間は、やや野性味ある姿なのでアレンジでは注意が必要だ。