【刀根早生柿の収穫は終了。今は平核無柿の収穫が最盛期。】
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柿の種類と言えば。柿は大きく分けて渋柿と甘柿に分かれる。
平核無柿は当然、渋柿である。先日まで収穫していた
刀根早生柿も渋柿である。
平核無柿の原産地は新潟県である。その後全国に栽培が
普及し、和歌山県北部が一大産地となったのである。
刀根早生柿は、平核無柿が突然変異。奈良県で発見され
発見者の「刀根」さんから命名されたということである。
我が地は、この二品種合計の生産量が日本一らしい。
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さて、「平核無柿の収穫」。
冬に柿の剪定。芽が出始めたら
摘蕾。施肥や薬剤散布。そして
摘果。除草。マルチの敷設。
そして稔りの秋の収穫である。
柿採り鋏で色づいた果実を一個ずつ
採果。殆ど脚立を使うので要注意。扱け落ちたら骨折だ。
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収穫人数により作業過程は違うが
我が家は少数精鋭?方式なのである。
�据いだ柿はビクと呼ぶ肩からかけた
籠に入れる。
そのビクがある程度
貯まるまで色づいた柿を採る。
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この時、出荷できるものと
商品にならないものに選別する。
協同選果場用のコンテナの為、個人
コードと名前の入った紙を一枚ずつ入れる。
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半日、採果したものをトラックに積んで出荷する。
つまり一日、二回出荷するのだ。↓
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平核無柿は渋柿だ。当然渋があり、直接市場に出せない。
柿の渋味の成分はシブオールと
いうタンニンである。「渋抜き」は
アセトアルデヒドを柿中に作り出す
ようにするのである。
我が地では炭酸ガスによるCTSD
(恒温・迅速)法による脱渋を行っている。
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脱渋庫で2日。柿は渋抜きされ美味しく変身。
その後、色の具合・大きさ・傷などの選別作業となる。
勿論、コンピューターで
色や大きさを判別。階級別に
箱詰めされるのである。
勿論、選果場でもたくさんの
人の手と作業過程が必要だ。
多くの人々の努力と汗により
果実が商品となり得るのである。
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どうぞ皆さん。果肉は緻密で
果汁・甘味が多く、風味も良い
ジューシーな平核無柿。
種が無いので食べやすく、
品質も優れた平核無柿を召し上がれ。
11月初旬頃までが食べごろですよ!!。
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【私たちも早く市場に出たいと、樹上の平核無柿が呟いている。】
これがいっぱいになるまでですか~。私なら1/3でも重くてダメだと思います。凄い量です。お仕事とはいえ、頭が下がります。
奥様は毎日、そしてお休みごとに、収穫作業ですね。お疲れ様です。
そして風水害など自然との戦いでも
あるわけですから、
気の休まるところがないですね。
しかし、丹精した収穫物を『おいしい!』
といって食べてくれる人がいっぱいいる
ことは、絶対的に確かで間違いのないことです。
もはや、精神論に近いものがありますが、
そのことが、仕事をする上で一番のはりあいではないでしょうか。
果樹栽培はあたしの、稲作なんかとは比べ物になりません。
与えられたことをやりぬくってほんと、大変ですね。
日本はつながっていることを実感しました。
新潟原産の平核無柿。奈良で突然変異の刀根早生柿。
普及して生産量の一番多いのが、我が町。
まっちゃんの住む所が、この二品種の適地だと
確信しました。反対に我が町で発見された
果実が他の地で産地になっています。
やはり、適地適作だと思いました。ご訪問に感謝。[E:club][E:eye][E:ear]
稲作はダイナミック。男の浪漫だと最近思っています。
果樹は繊細。一日も手を抜くことができないと
思いました。所謂、根気が決めてなんですネ。
だからこそ、奥さん方の努力の賜物なのです。
さてさて、普通平核無柿は市場に出回っているので
送るのは止めますネ。
秋の第3弾は、平核無柿の「紀の川柿」をお届けします。
11月になりそうです。刀根早生柿の「紀の川柿」とは
またちょっと違いますからネ。もし嫌いでも食べて
いただくことにします。勝手に決めるのが私、
まっちゃんの一人よがりなところであります。
ごめんやで~。[E:bottle][E:scissors][E:eye][E:rock][E:smoking]