【我が果樹園の大石早生(スモモ)の花が満開だ。】
スモモの花期は初春で、白い花が咲く。
果実はスモモ系は6月下旬に収穫できる。
スモモは自分の花粉では結実しにくい自家不和合性なので
ほとんどの品種で受粉樹が必要である。
当然、大石早生も自家不和合性。
だから、受粉樹にサンタローザやソルダムを植えている。
【スモモの花は真っ白だが、よく見ると、、、。】
大石早生の花自体は、真っ白だが、
ガクが黄緑なので、とても品のある花だ。
普通はミツバチが受粉樹の花粉を大石早生に運んで
結実させるが、最近ミツバチもほとんど飛ばないのだ。
そこで、毛ばたきを用い花粉を利用した受粉が大変有効だ。
ところが時期を間違うと受粉しない。
また、開花期に霜に当たると、不完全花となり結実しない。
さらに凍害にあうと落果するのである。
非常に、気候に左右されやすいのである。
スモモの収穫量は山梨県がトップ。
和歌山県は第二位。県内では我が町がトップだ。
しかし、我が町での大石早生の収穫量は減少気味。
理由は、植え付けから成熟まで7年かかるのに、
寿命はたった16年だ。
ちなみに柿は36年だから
比べてみると、とても短いのである。
【↑これは10年前の我が果樹園の大石早生の満開時の写真。】
人間で言うと一番働き盛りの頃だ。
そう、我が園の大石早生の寿命は過ぎているのである。
樹勢は強そうに見えるが、根元の幹から折れやすいし
台風でも倒れやすいのである。
だから多くの農家は、他の果樹に植え変えたのである。
我が町で収穫が一番多い頃、生産者の1kgの手取り額は安値だった。
ところが近年、供給が少ないので生産者の手取り額は高値になった。
しかし、樹も老朽化で収穫量は減るばかり。
手取り額が高いとなると、また大石早生を導入する農家が増える。
樹が成熟する7年後には多分、また安値になるよね。
高齢化が進む一方なので、どうなるかは不透明だけどネ。
【まさしく、大石早生栄枯盛衰記だ。】
我が家も老年樹や枯れた樹は伐採し、新しく苗を植えてはいるが
私達も老い、果たしていつまで栽培できることやら、、、。
今ある樹に少しでも多く実ってと祈るばかりなのである。
【庭のヒマラヤユキノシタの花も満開の時期である。】
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毛はたきでミツバチの役目をですか。私もしなければ実らないですね。小さな虫を見ないのです。
ヒマラヤユキノシタ、賑やかで綺麗です。
コメントありがとうございます。
何故か我が家の果樹は全て幹がものすごく太くなるのです。
だから重さで幹が折れるのかな、、、。
柿もスモモも伐採はチェンソーですが
太いので大変です。
受粉は毛はたきが一番効果があるみたいです。
それと天候ですね。
ヒマラヤユキノシタ、賑やかに咲いてくれました。嬉しいです。
ご訪問ありがとうございました。
果樹園の維持は大変ですね。
私の実家でも兄がサクランボを栽培しておりますが大変なようです。
まっちゃん様も柿やスモモ、ミカンと沢山の農園を経営され頭が下がります。
大石早生、熟成7年寿命16年と短いのですね。
私が子供のころ庭にあった大きなスモモの木は沢山の大きな実をつけていましたが、木の種類が違うのでしょうね。
私はスモモが大好きで、よく買って食べております。
コメントありがとうございます。
果樹農家は、一年間休むことなく
作業があるので本当に大変です。
夏果物の栽培で一番大変なのは
やはり桃ですね。夏の果物の王様ですよね。
だから、と言うのも変ですが
我が家ではとても栽培は無理なので
導入していません。
スモモは全国各地で栽培されていますが、
大石早生は1952年に品種登録され
全国で一番栽培されている品種です。
果肉は淡い黄色でやわらかく、
食べるとジューシーで
さわやかな甘酸っぱさが口の中に広がります。
良いところだらけの大石早生だと思いがちですが
寿命が短いのが玉に瑕です。
果たしてこの先どうなることやらです。
ご訪問ありがとうございました。
こちらでも満開です。
甘い実もいいし 花は特に きれいですから
素晴らしいですね。
コメントありがとうございます。
スモモの花は本当に綺麗ですよね。
花が房のようなので
遠くからも、勿論近くでみても
豪華絢爛ですよね。
この大石早生は1952年に品種登録され
全国で一番栽培されている品種です。
果肉は淡い黄色でやわらかく、
食べるとジューシーで
さわやかな甘酸っぱさが口の中に広がります。
良いところだらけの大石早生だと思いがちですが
寿命が短いのが玉に瑕です。
花の命は色んな意味で短いのですね。
ご訪問ありがとうございました。