1年ほど前、北方町にオープンした風虎(かぜとら)。岐阜市内からだと河渡橋を渡って西へ進み、本巣縦貫道を北へ折れてすぐ、道路西側のビルの1階にあります。店内はカフェみたいな小洒落た雰囲気ですが、なかなか筋の通ったラーメン屋です。
グランドメニューは「風虎塩」と「関ヶ原醤油」および具材バリエーション。写真は店のイチオシらしき「風虎塩」700円(僕はまだ塩しか食べたことありません)です。丸鶏とコンブや魚節でとった基本のスープに、塩ではホタテやエビ、数種の天然塩を加えているとのこと。淡麗旨口とでもいうのかな、さっぱりな中にも深い旨味が漂って、これなら「塩は味が薄くて嫌だ」なんていう最近の若造にも受けそうだし、僕みたいなジジイでもくどさを感じない、絶妙のバランスです。麺は自家製らしき細打ちストレート。具は炙った豚バラチャーシューと鶏チャーシューが目を引く程度のシンプルな構成ですが、ごてごて盛りつけちゃうとスープを殺しますから、これで正解だと思います。
このラーメン、僕はかなり好きです。もっと自宅から近ければ週イチくらいで通っちゃいそう。円山動物園白クマラーメンが好きな人なら、それを上等にしたような味なのでぜひ試してほしいですね。なお写真で後ろに見えているのはプラス180円でセットにできるチャーシュー丼ですが、塩なら白いご飯の方が合うかも。
そうそう、上州屋岐阜穂積店からも近いので、釣り人諸氏は買い物のついでにいかが?本巣縦貫道を北へ向かって10分かからない程度ですよ。