解体といってもバラバラにするわけではなく、再利用する担ぎ棒を抜き取って、後は適当にやっているようにしか見えません。で、準備が整ったら男衆が神輿(の残骸)に火を着けます。材料が竹、しかもよく乾かしているらしく、あっという間に巨大な火柱が。なるほど1回きりの使用だし、燃やすことを考えてのチープな神輿なんですね。
持ち寄った注連縄とか熊手とかの縁起物を観客が差し出すと、男衆や係員が火にくべてくれます。ようやく左義長らしい光景が(笑)
神輿がほぼ燃え尽きた所で、次の神輿を担いできた町内の男衆が会場入り。竹の棒を手に、燃えカスを勢い良く会場の端に追いやります。こうして自分たちの神輿を燃やす場所を作るのだそうです。この時、場内には物凄い煙や火の粉、煤が。風下から見ていると顔は真っ黒、フリースなど化繊の服には穴が空きかねません。くれぐれもご注意を。
この一連の流れを何度も繰り返し、正午頃から16時頃まで境内での神事は続くのでありました。