5月6日に岐阜市役所の新庁舎が開庁しました。愛するメディアコスモス(岐阜市中央図書館)の南正面に、きわめて開放的だった視界をほぼ奪う形でできちゃったので少なからず反感を覚えていたのですが(旧庁舎の使いづらさは何かと実感していたので、新庁舎の建設にはもともと賛成でしたが、なんでこの場所に!?と)それを覆す施設が生まれました。市役所大食堂です。新庁舎2階にできたレストランで、そういう店の名前です。
市役所大食堂は、岐阜、名古屋、首都圏、ベトナムなどで飲食店を展開する円相フードサビスが経営しています。岐阜駅アクティブGのエリックサウスや円相くらうど、イオンモール各務原の鯛めしちどり等が円相のお店です。そんな円相グループ各店の人気メニューが、市役所大食堂に大集結しております。南インドのカレー、鯛めし、自然薯とろろ、細打ちうどん等々。バリエーションも品数の多さも魔窟級です。味もおそらくそのまま。こうなるとお値段は役場の食堂にしては高め設定になってしまいますが、爆安の役場食堂がどんなものを食べさせてくれるかを考えれば、市役所職員でもない限りは納得できるかと。それに普通のレストランと比べても、決して高くはない気がします。唐揚げ定食600円でライスおかわりOKですからね。
僕はこれまでに3回行きましたので、その際のオーダーを参考までに。写真はiPhone12で撮りました。
↑黒胡椒ビーフカレー(辛口)750円。これは文句なく美味い。肉たっぷりで原価率が心配です。1000円払っても惜しくない。辛口と謳うほどには辛くなくて、ココイチの一辛より甘いので万人向けかと。なお南インドカレーとかのプレートはほぼ同じものをエリックサウスでよく食べるので、わざわざ市役所では注文しません。
↑大人のハヤシライス 600円。どこが「大人」なのかよく分かりませんが、甘ったるくないのは確かです。具沢山でお得感たっぷり。
↑豚角煮定食 700円。角煮はあと一息トロリ感がほしいところですが、値段を考えれば大満足。小鉢が飛騨の郷土料理「こもどうふ(豆腐を簀巻きにして煮たもの)」や「煮たくもじ(漬物を炒め煮したもの)」だったり、味噌汁に豆粒の残った地味噌を使っているところが、岐阜人としては心憎い。昭和臭ただよう角煮の器だけは友人たちの大顰蹙を買いました。なお定食の白ごはんとカレー類のターメリックライスはすべておかわり無料です。
というわけで、なかなかポテンシャルの高い市役所大食堂でした。営業は11時〜20時で土日祝日も休みなし、コロナが開ければお酒も出す予定らしいです。目指せ全メニュー制覇。