お湯はいいけど入浴料が高い...そう言われ続けてきた「
ゆせんの里」ですが、価格改定を重ね、昨年夏には大人平日650円・土休日750円にまで下がりました(みのり乃湯。従来セットになっていたタオルと館内着は別料金)。これなら許容範囲内。ということで僕も最近はよく行きます。
ゆせんの里は養老公園から1kmほど北に位置するスパリゾート。田んぼの中に忽然と南欧風の建物が現れます。日帰り入浴施設「みのり乃湯」メインの本館のほか、新館(温熱療法館)には韓国式サウナやバーデゾーン、ホテル等、屋外にはグラウンドゴルフのコースまである大型施設です。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(等張性中性温泉)で、成分総計8,137mgとけっこう濃いめ。鉄分のせいか黄褐色に濁り、金気臭強め、舐めると塩味と金気味。浴感はさっぱり系ですが、肌あたりはとてもまろやかです。長時間入浴しているとカラダの底に響くようなプレッシャーを感じるのは成分の濃さのせいでしょうか。湯上りはポカポカが長持ち、肌はしっとりとします。強烈な個性こそないものの、誰にでも好かれそうなお湯です。
ここのもうひとつの特徴が湯使い!浴場には3つの大浴槽と水風呂、サウナがありますが、大浴槽はすべて加水も循環も消毒もしない源泉掛け流しです。湯の注入口が浴槽の底にあるので循環と誤解している人もいますが(笑)さらに「源泉の湯」は加温すらせず、約40度の源泉をそのまま投入、浴槽温度は38~39度程度で、僕の大好きな「ぬる湯で長湯」が可能です。42度程度に設定した「高温の湯」と露天風呂は加温だけしています。
ああ、いいお湯ですねぇ。施設設計が古いとか、客入りの割に休憩所が狭いとか、難点もあるのですが、それらを吹き飛ばして余りあります。お湯好きにはオススメ。
<勝手に通信簿 C to AAA>
泉質 源泉かけ流しはチカラあり AAA
施設 別館も使えば1日遊べる A
食事 ちょっと高めだが味はまずまず A