本日、庄川に着いて本流で釣りを開始して約10分。25mほど離れた対岸に現れたのはクマ。対岸だし大丈夫だろ〜なんて高をくくっていたら、クマは僕に気づくとドブンと川に飛び込み、一直線にこちらに向かって川を泳ぎ始めます。そりゃあビビりましたよ。目の前の庄川が、一瞬、三途の川に見えるほどには。なるべく目線を離さないようにしつつ後ずさり、期を見て後ろの斜面をざざっと駆け上ります。するとクマはその動きに驚いたのか、増水して速い流れに渡渉をあきらめたのか、半分ほど川を渡ったところでUターンして戻って行きました。なんとか一命をとりとめたわけですが、心臓バクバク、もう釣りする気もおきやしません。
後で昼食がてら白川郷「てんから」に立ち寄り、ご主人にこの話をすると、彼も半月ほど前に同じようなシチュエーションを体験したそうです。住んでいる場所柄クマなんて見慣れているけれど、後を追いかけられたのは初めてで、逃げ帰ってすぐさまクマ撃退スプレーを購入したとか。ひょっとして同じクマ?でもあのクマ、離れたところから人間に向かってくるなんて、もしかしたら過去に人間に餌をもらった経験があって、それで寄ってきたのかもしれませんね。白川郷と飛騨市河合を結ぶ天生峠あたりのクマは、車を見ると近寄ってくるというし。
今年の白川郷はクマの出現がかなり多いそうです。バスデイの川島さんも最近、九頭竜川水系でクマに遭遇しています。どうやら今年はクマの当たり年っぽいですね。山へ行かれる皆さん気をつけて。それから野生動物に餌は与えないように!