久々の本シリーズ。今回は「つべつ西洋軒」。網走川上流部に位置する津別町の市街地に三代続けて暖簾を守る老舗、そして大人気の食堂。名前こそ西洋軒ですが、洋食屋というよりは和食と中華を主体とした大衆食堂といった方がしっくり来ます。網走川はもちろん、阿寒湖も、女満別空港も近いので、釣りの途中に寄る機会も多い店です。
メニューはいろいろありますが個人的イチオシ、そして店を代表するのが塩ラーメン(写真中段)。郷愁さそう透明なスープ、でも出汁はしっかり出ています。海の香りは具のワカメのせいか、それともコンブを使っているのでしょうか。具や麺の構成は何のてらいもありませんが、そこがいい。いつも安心して完食できます。昨今のゴテゴテしたラーメンが嫌いな僕には、こういうのが最高!
餃子はもっちり厚めの皮で、人によって好みの分かれるタイプ。僕は好きですよ。写真はないけれど豚丼も店の自慢で、個人的にはこれまで食べた中で3本の指に入ります。また焼きそばを頼むと熱々の鉄板で供され、こってりソース味、隅には一口ライスが添えられています。名古屋圏の人間としては、ついでに鉄板に卵を落としてほしいところ。頼んだらやってくれるかなぁ(笑)
競争のあまりない土地柄のせいか、価格はちょっとだけ高め。といってもほとんどが1000円前後なので、納得できる範囲でしょう。なお使用した写真は数年前のものばかりなので、今は若干変わっている部分があるかもしれません。
ここの若主人は釣りも好きらしく、話を振るとけっこう乗っかってきてくれます。それも愉しみのひとつです。