向寒の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、今夏市内馬籠より所沢のぽらんデイサービス建物内に移転して営業を続けてまいりましたあおぞらぽらんデイサービスにつきまして、本年12月31日をもちましてぽらんデイサービスと統合、廃止することとなりました。
現在ご利用いただいております利用者様はじめ、みなさまにはできる限りご不便をおかけすることがないよう心掛けながら進めてまいりますので、なにとぞご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、ぽらんデイサービスにつきましては、あおぞらぽらんデイサービス廃止翌日の平成28年1月1日より定員24名(現在18名)の事業所として営業してまいりますので、これまで以上のご指導とご鞭撻を賜りますよう、併せてお願い申し上げます。
恒例行事のリンゴ狩りに出掛けました。
この日は現地で小規模多機能ホームぽらん、グループホームぽらん気仙沼、グループホームポラーノが一堂に会し、とてもにぎやかでした。
予想外の大豊作だった去年ほどではないものの、古木の域に達している木々にも十分な数のりんごが実っており、それを目にして早くも興奮気味の利用者のみなさんは、それぞれ手の届くところをわれ先にともいでいました。
男性利用者は高いところのものまで残さず獲ろうと懸命です。
今年も室根山の澄んだ空気と暖かな日差しの中で、初冬のひとときを仲良く、楽しく、過ごすことができました。
収穫したりんごは各ホームで調理するほか、家族様など来訪者や、退職された功労者へも広くおすそ分けされます。
今夜は嬉しい驚きがありました。
ぽらんデイサービスの全体ミーティングへ出席したところ、調理員のOさんが自宅で収穫した新米を持参し、それでおにぎりを作って職員全員に振る舞ってくれていました。
送迎から戻ってきたばかりで夕食前の職員たちにとっては、ただでさえごちそうなのに、それが新米となれば、なおさらです。
大震災直後、ゴルフボール大のおにぎりも食べ尽くしてしまい、利用者様方と職員たちの空腹を満たすため、明日は一人でスーパーへ空き巣に行こうと決心して夜を明かしたことを今も時々思い出すのですが、こういう優しい思いを持った職員に恵まれていれば、また津波に襲われても今度は大丈夫のような気がします。
神仏に手を合わせることは一切やめましたが、このおにぎりには内心しっかり手を合わせ、ひとつぶひとつぶを味わっていただきました。
ごちそうさまでした、そして、ありがとうございました。