春に東京での結婚式・披露宴に招かれている。
年末に帰省した弟と、久しぶりなので二人してモーニングでばっちりキメて行こうぜ、と盛り上がった。
近年少しやせたので、コールパンツは新調しようか。
だったら、思い切ってスパッツもオーダーしちゃおうかな、と。
下のように。
1930年代
去年の暮は映画を何本か観た。
繰り返し観てしまう「容疑者」(1945年)は、名優チャールズ・ロートンと、ジョン・ウエインの西部劇「拳銃の町」で光り輝いていたエラ・レインズが主演のサスペンス映画。冴えない中年男が困窮した若い女性への情にほだされて、トラブルに巻き込まれて行く。
およそラブストーリーとは無縁の容貌のロートンがとにかくチャーミングな佳品だ。
(上のジャケット写真を見て欲しい。)
映画史上、最も役に恵まれた俳優は、女優だとジェニファー・ジョーンズとジャンヌ・モロー、男優はこのロートンではないかと個人的に思っている。
主な作品と役柄は、
1932年「暴君ネロ」のネロ、
1933年「獣人島」のモロー博士(ドクター・モロー)、
同年にはアカデミー主演男優賞を受賞した「ヘンリー八世の私生活」もある。
1935年「噫無情」(レ・ミゼラブル)のジャベール警部 、
同年「戦艦バウンティ号の叛乱」では追放されるブライ船長。
1936年「描かれた人生」のレンブラント、
1939年には以前紹介した「ノートルダムの傴僂男」でカジモドを。
1948年「凱旋門」でのサディスティックなゲシュタポ役も忘れ難い。
悪役良ければ映画良し。
同年「大時計」も見事な悪役。ケヴィン・コスナーでリメイクされ、ロートンの役柄はジーン・ハックマンが演じている。
1953年「情炎の女サロメ」ではヘロデ王、
1957年「情婦(検察側の証人)」の老弁護士、
1960年「スパルタカス」ではローレンス・オリヴィエとの権力闘争に明け暮れるグラッカス役だった。
「情婦」。マレーネ・ディートリヒと。
被災地からのニュースで、水道が出なくなったままのデイサービス事業所が井戸を掘削している、と報じていた。
東日本大震災後、相当無茶をした僕でも、そこまではやらないなと驚いた。
なんでも、ふだんは利用者が90人いて(登録者数か)、そのうちのほとんどが二次避難しているけれど、20人は市内に残っているとの話で、推察するに結構なサイズだ。
それだけに、経営者にとっては生きるか死ぬかの瀬戸際だろう、事業継続がうまく行くことを心から祈る。
大震災時に唯一幸いだったのは、残ったグループホームが市の上水道施設の川からの取水口に近く、水道が止まらなかったことだ。
熱源もプロパンガスが使えた。
このホームに、流失した二つのホームの利用者様と職員を合わせた計60名が雑居することになったのだが、狭いながらも支援物資や炊き出しや仮設トイレに頼ることなく過ごせた。
結局、体調を崩された方も居なかった。
衛生的な環境は何より大事だ。
福祉施設への補助金メニューには給水設備(受水槽など)整備事業があるので、来年度はそちらの申請を行なおうかといまさらながら考えている。
今、被災地の方々に対して私たちができることは残念ながら寄付と募金くらいだが、思い寄り添いながらそれを長く続けて行きたい。
年明け間もなく、昨年卒中で体調を崩された他県のボランティアの方が本市へ来訪し、僕の事務所へも顔出ししてくれました。
数値が良くないので、みなにお別れをする意味もあって、友人に連れてきてもらった、とのことでした。
大震災直後から当市へボランティアに入られていた彼らにとって、僕は一番最後にたまたま知り合った者だと思いますが、それでもお別れリストに入れていただいたのはとても光栄だし、(かなりわかりづらいと自認している)僕の良さがよくわかったな、といつも感心しています。
本当に、出会いも分かれも、急にやってくるものだ。