電話でひとことふたこと話しただけなのに、胸の中の非常ベルが鳴り出した。
ああ、この機会を逃したら、自分にはもう目がない、終わりだ、そう感じていた。
でも、それだけではこんなにも大音響でベルは鳴らない。
いつか別れる時が来て、浮かんだ分、その倍沈んで苦しい目に遭うのに、なぜ出会うことを選ぶのだ、とすでに分かっていたからだ。
GHポラーノの杜の敬老会は、平日にもかかわらずたくさんいらしていただいたご家族様を、O調理員特製の祝い膳でもてなして。
見事な出来栄えでしょ?ごちそうさまでした。
今春開所した小規模多機能ホームぽらん気仙沼は、皆様のご支援もあって賑やかな毎日を送っています。
くす玉割りは約6年前の小規模多機能ホームぽらんの開所式以来、当法人のお家芸となっていますが、四角いモノは初めて見ました。
若生餅店の紅白餅に、なごみました。
なんだか大震災がなかったような気がしてきます。
去年に引き続き、GHポラーノは職員による笛と和太鼓を余興に披露しました。ご家族様も求めに応じて飛び入り参加され、大いに盛り上がっています。ありがとうございました。
ぽらん気仙沼デイサービスの活動車に入替がありました。
新しい車の名前はアルビレオ号です。
どうぞよろしくお願いします。
九、ジョバンニの切符
「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です。」
窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟ばかり立って、その一つの平屋根の上に、眼もさめるような、青宝玉と黄玉の大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。
早いもので、今年も敬老会のシーズンが到来しました。
各事業所の担当幹事さんたちがそれぞれ知恵を絞り、趣向を凝らしてくれています。
社会福祉法人千香会さんが運営するグループホームぽらんは午後のお茶の時間の開催でした。
亀の子最中としおがまでぐっと和風に。
ホーム恒例の二人羽織には笑い過ぎて、イスから転げ落ちそうになりました。
翌日はグループホームぽらん気仙沼です。
ボランティアサークル「コスモス会」さんによる踊りを堪能したあとは、K調理員が心を込めて手作りしてくれた豪華な祝い膳に舌鼓を打ちました。
ささやかなお引き物として、紅白のかもめの玉子が配られています。
グループホームぽらん室根も同日の開催でした。
毎年「成美会」さんの三味線と民謡を聞きながら食するお膳は格別です。
「チャグチャグ馬コ」や「南部俵積み唄」などなじみの曲を披露していただき、大いに楽しみました。
さらに同日、グループホームポラーノの杜ではM様の101歳の誕生日会が賑やかに執り行われています。
壁には本市選出のO代議士からの祝辞が飾られていました。
いつもお心遣いありがとうございます。
きみにならびて野にたてば 風きららかに吹ききたり
柏ばやしをとゞろかし 枯葉を雪にまろばしぬ
げにもひかりの群青や 山のけむりのこなたにも
鳥はその巣やつくろはん ちぎれの艸をついばみぬ
グループホームぽらん気仙沼にもう一台、新しく活動車が配備されました。名前は、ロマンツェロ号です。
どうぞよろしくお願いします。