札幌市 漢方相談薬局(有)中村薬局~地域医療・医薬品・漢方・サプリ・調剤・AGE測定~

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当薬局の特徴、『医療の3つの眼』とは…

2019年02月12日 | 健康・病気



一般的には、医療現場では「一つの眼」で診断と治療をしております。

例えば、病院では基本、「西洋医学の眼」だけです。でも、病院でも漢方薬を出すから「東洋医学の眼」もあるのではと思いますよね。

でも、今の病院は健康保険制度の下で、患者さんの負担が3割以下になるように公的なシステムで動いております。

このシステムですと、漢方薬は「西洋医学の眼」で診察、治療をしないと医療保険が利きませんので、病名と漢方薬の適応症が合致するようにします。

本来の東洋医学は、患者さんの全体を診て、体質や体調などを判断して治療をしますので、西洋医学、特に健康保険システムとは真逆の方法になります。

つまり、東洋医学の本来の診断や治療を病院で行おうとすると、漢方薬が認可を受けました適応症と一致しない事が多々ありますので、結果、自由診療となり自費となります。

 

そこで、東洋医学の現場では、となります。

東洋医学の方は、西洋医学の病名は知っていても、その病気の本質や病理、薬理を理解していない方が多く、勢い「病院の薬は、毒だからやめなさい」という表現をしがちです。血液検査の数値も、単に基準値から高いとか低いとしか見ることができません。本当は、その血液データが意味する身体の状態を判断する手掛かりにしなければならないのにです・・・・

また、東洋医学の特徴でもありますが、その方が相談机に来られるまでの歩き方や、声の状態、椅子に座る姿勢や動き、そして顏色、問診票に記入する動作などである程度の目途をつけます。でも、これを習得している東洋医学の方も少ないのが現状です。

「病名」で治療する病院と、『病人』を治療する医療 ~エラーメッセージ~ も参照に

 

西洋医学の眼で漢方薬を出しても、それは、従来の病院の薬の使い方と同じ様になってしまいます。東洋医学の眼で漢方薬を出しませんと、漢方本来の効き目も出にくい理由です。

従来は、西洋医学、東洋医学など、一つの眼での診断や治療をしますので、治療を受けてもなかなか結果が出ないと言われる方が増えてきた原因にも。

そこで、患者さんを、立体的に診る方法を模索し、

より確実に、早く、安価でお役に立つ方法に行きついたのが、当薬局の特徴になりました「医療の3つの眼」の治療提案です。

 

その3つの眼とは

1. 最新の医学  西洋医学

2. 智慧に満ちた 東洋医学

3. 身体の基礎  食(医療栄養学)

です。

この3つの眼を組み合わせますと、拡大から望遠まで幅広く診ることも、そして偏光レンズや電子顕微鏡などにも応用が出来ます。

これによって、病院の医局からもですが、医療関係者の治療も行うようになりました。

この医療の3つの眼を駆使して、治療アドバイスをしておりますのは、国内で唯一の医療機関になります。



《お問い合わせ先》
#スキルネーム : #蝦夷のくすし

札幌市白石区南郷通7丁目北5-1

 有限会社 中村薬局  #認定薬剤師/#臨床薬剤師 中村峰夫

https://www.kanpo-nakamura.com/kanpou-pharmacist

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病気の根本、「慢性炎症」と「糖化」(AGE)

2019年02月02日 | 健康・病気
免疫と「病」の科学 万病のもと「慢性炎症」とは何か (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社

糖尿病の本質の病態は、『#糖化』(#AGEs)なんです。

タンパク質が血液中に増え過ぎた「糖」(ブドウ糖)が蛋白質で出来ている血液、皮膚、神経、目、腎臓、腎臓、そして筋肉などの機能を障害するのが『糖化』なんです。

糖化には、糖尿病はもちろん、高血圧、高脂血症、肥満、シミ、シワ、痴呆など幅広く影響します。そこで老化との関係もあり、アンチエイジングに抗糖化がポイントにも。

...

それだけで収まらず、糖化で
#慢性炎症』の引き金がひかれ、次から次へと病気が広がっていきます。

慢性炎症は、「#サイレントキラー」の別名もあり、色々な病気とも関係していて代表的なものに、がん、肥満、糖尿病、脂質異常症、心筋梗塞、脳梗塞、肝炎、肝硬変、アトピー性皮膚炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、特発性肺線維症(IPF)、関節リュウマチ、老化、認知症、アルツハイマー病、うつ病、#多発性硬化症(MS)、クローン病、潰瘍性大腸炎などが有名です。

糖化や慢性炎症を抑える生活習慣、特に食生活の改善(質と調理法など)がポイントになります。

病気の治療の段階でも、糖化や慢性炎症を考慮した治療をしませんと、治療効果を上げられなかったり、治療をやめると再発や悪化し易くなります。

札幌市内で、糖化の指標「#AGE測定」を医療機関として唯一実施しております。

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#スキルネーム : #蝦夷のくすし

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 有限会社 中村薬局  #認定薬剤師/#臨床薬剤師 中村峰夫

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「正しい情報」は、広がるのか?

2019年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム




ネットで検索すると、自分の必要とする情報に辿り着くのに手間や時間がかかる。

そうやって、ようやく手に入れた情報も、再度調べ直すと、フェィクであったり不正確であったりする事も多いです。

では、「正しい情報」を広げようとするとします。
求めている人が多いのですから喜ばれて広がると思いますよね?

でも現実は、実際のネットやマスコミを見ても分かる通り、冒頭で書きました結果になります。

如何してでしょう?

大きな理由は2つ有ります。

一つ目は、内容が正しいよりも、面白い等の感情が優先される価値観

二つ目は、その認識のレベルです。
勿論、基礎的な知識が無いと理解出来ませんし、間違った固定概念や先入観があればなおさらなの事です。

また、感情が最優先される時代ですから、政治、選挙も好き嫌い、怒りや雰囲気の感情が優先されます。

結果、正しい情報は広がりにくく、不正確や間違っていても面白ければ広がる理由です。

そんなことで、苦しんでいます病気や症状などで、探し求める情報にたどり着いた時には手遅れにも

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「病名」で治療する病院と、『病人』を治療する医療 ~エラーメッセージ~

2019年01月12日 | 健康・病気

ボイラーの基本構造は、ほとんど変わっていないかと思います。
ですが、中身をみますと複雑化している。
色々な配線が入り組んでいて、一見すると何処が異常なのか判らないです。
エラーメッセージが出て、ボイラーが動きません。

修理をお願いすると、表示されたエラーメッセージを聞かれます。
修理に来られた人は、そのエラーメッセージを元に交換する部品を持ってきます。


ですが、しばらくするとまた新しいエラーメッセージが出ます。
そしてボイラーが停止状態に・・・・・

 そこで、また修理を依頼すると、またエラーメッセージを聞かれます。

以前に、こんなことがありました。
 車を新しくした時、異音がしてデイーラーに修理依頼をしたのですが、「エラーメッセージが出てないので正常です。」との事。何度か原因解明をお願いしたのですが、どこにも異常が見つかりません。
 たまたま、近所のガソリンスタンドでタイヤ交換をお願いしたときです。
緩んでいたボルトがあったから締めておきましたよ
の一言。その後、車の異音が起きませんでした・・・・
 ボイラーも車も基本構造は変わっていません。

昔の車の整備の人は、音や車の走っている状態で原因を判断できました。
「見ればわかるじゃん!」
でも、今の整備の方はそういきませんので、「エラーメッセージ」の表示が必要になります。

人間の構造も変化していません。
頭が痛いや肩の凝りなど自分で体調が判るようにセンサーが働きます。
また、人体はある程度の自己修復機能も持っています。

名医は、
「診たら判るでしょ!」(これを診察と言います)
ですが、聴診器さえも当てず、舌や喉の奥を診ることもなく・・・・

そこで、検査数値が登場します。
つまり、検査による「エラーメッセージ」を見ることです。
ですが、ボイラーや車の例にあるように、正確にエラーメッセージが検査で出るわけでもありません。もちろん、センサーから外れれば「エラーメッセージ」がでません。

色々な医療機関を回り、異常なし、治らないと来られる患者さんを診て
「こんなの診たら判るじゃん!」
と言いたくなる事が・・・・・

漢方薬は今の病院の薬と比較されることがあり、漢方は西洋医学と違う診かたをするので、それで安全だと・・・

でも、漢方の診かたで、ちゃんと漢方薬を病院で出すことは、今のシステム上、絶対に無理になっています。その理由は、保険診療の場合、病名と薬の適応が一致しないといけないからです。漢方は病名で出すものでなく、その人の症状や体調に合わせて出す、つまり漢方は病人に出すものだかです病院は病名でしか出せないシステムです



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21世紀の医療は、デカルトからスピノザに

2018年12月27日 | 日記

 

今の医療は行き詰っています。

医師や看護師、薬剤師の数が少子高齢化で日本全体の人口が減少しているのに増加しています。

そして医療技術などは格段の進歩を遂げています。

ですが、医療費も介護費も、病人も減りません。

色々な原因が考えられますが、私は、

真理の認識の方法

が大きな原因に感じております。

科学の進歩とともに、自然科学の認識の方法を哲学が補完してきました。と言うより科学的な真理の定義を哲学が作ってきました。

今の科学は、「われ思うゆえに我あり」で有名なデカルトの合理主義哲学がベースになっています。

そのデカルト式の真理の認識は、エビデンスなどの情報を教えられて認識する方法です。(今の学校教育の基本形態情報を覚えるだけ

ですが、今回のノーベル生理学医学賞を受賞した本庶佑先生が、「教科書を信じるな」に代表されるように、デカルト方式の真理は、時代、社会状況、技術進歩などで変化していきます。真理は変化していきます。真理は変化するものでしょうか?

 

そこで登場したのが17世紀の哲学の異端児、エチカで有名なスピノザ。生前は、色々な圧力で発禁処分を受けた哲学者です。

代表作エチカはユークリッド幾何学の形式で書かれ定義と公理から定理を導き演繹的に論証していくスタイルの哲学書です。

ニーチェも多大な影響を受け「超人」の概念や「神が死んだ」の哲学の基礎になったオランダ人です。

また、アインシュタインは、「スピノザの神を信じている」の名言もあります。

 

スピノザの真理の認識方法は、東洋、特に日本的な概念です。

例えば、同じ映画や文学作品を観た時に受け取る真理は、その受け取りての認識(経験などを積むことで人間的成長で変化していく)がポイントになり、日本語で言います、「腑に落ちる」「なるほど~」の状態と説明しています。

デカルト式の教育ですと、「デカルトの代表作は、以下のどれか選びなさい」になります。スピノザ方式では「デカルトの著作は読んだことがありますか?そしてどのような時代背景で社会に影響を与えたのか?」になります。

 

デカルト式ですと、全体の確率論で処理が可能ですが、個々のケースでは対応しにくいです。

スピノザの真理の認識方式に変わる、ターニングポイントを迎えている。

自身の成長によって、認識のレベルや範囲が異なると言っています。

ですから、デカルト方式ですと血液検査などから真理を探しますが、スピノザ方式ですと患者さんを観察して直観も使い診断をして治療します。

ちょうど、昔のお医者さんの感じですね。

また、医療の教育現場で、以前に研修医を指導しています指導医が「医療現場はアート、芸術の部分も多い。これは教科書でもネットにも出てない。自分の感覚で覚える、体得しなければならないし、指導医として腕の見せ所でもあり、手間もかかる部分なんだよね・・・」と言っていた意味かと思います。

 

漢方の勉強の時も、師匠について臨床現場に同行させていただいて成長するシステムが、日本古来からの風習におもいます。

人間的にも成長し、受け取れる真理の質も量も増えていく理屈です。

 

世界的に見ても、スピノザ的真理の認識をした人が、イノベーションを起こしたり、人生観を変えて新しい人間らしい価値観を発想したりと、注目されています。

スピノザが異端児扱いをされたのは、東洋哲学、特に日本の自然観と根本的に同じで、17世紀当時のヨーロッパでは難しい概念に思います。

エチカは、難解な哲学書と言われていますが、この基本的な自然観などの感覚の違和感だと思います。

ですから、本当の日本人らしい日本人にとって、とても理解しやすい、判りやすい哲学者に思います。

 

医療だけでなく、社会全体も、デカルトからスピノザに変わりつつあります。特に世界でもリーダーシップをとる人達が・・・

日本の文化(陶器、漆器、織物、着物、自然観、神社、禅、茶道、華道、柔道など)に注目する経営者(ジョブズ、ダイソン、プーチンなど)が大きなイノベーションを起こす理由です。

 

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厚真産ハスカップ製品の取り扱い先

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  マカリイズ マーケット  http://www.maccali-inc.com/