調べたい事がある時、今は、「ネット」で調べる事が多いかと思います。
無料で迅速。 でも、基本は自分が知りたい事のヒントやキーワードが無ければたどり着きませんし、情報量が膨大で、それが正しい情報なのか、間違っているのか混沌とした世界でもあります。そして、自分の都合の良い情報に行き着いてしまいます。また、まったく自分が知らない世界や情報にたどり着く事は、ほぼ無理です。
ですから、自分で調べる事で得られる情報が本当に自分に必要な情報までたどり着いているのか疑問です。
そこで、幅広い情報や知識を持っていて、それを整理し、正しい情報なのか、それとも故意に間違った情報を流しているのかを分析して、そのヒトに適した情報を提供できる人が大切です。自分にとって最適な情報にたどり着くには・・・
それを、キュレーターと言うのだと思います。
では、どの様なキュレーターを選ぶのかです。
実際に合った事例です。
地元の商工会議所で講師を務める位の経営コンサルタント。過去の経歴も大手の銀行に在籍、有名進学校卒。
間違いなく、皆さんは、この方に相談やアドバイスを求めるかと思います。
でも、実際は、自分の経営する会社は自転車操業で、支払いが滞り、嘘や言い訳で支払いを先延ばしをする経営コンサルタントでした。
ネットでもそうですが、きっと現実では、この様な方をキュレーターや助言者として自分の人生や健康、財産を託しているかと思います。
では、どの様にして目的のキュレーターを探せばいいのでしょうか?
私の場合も最初はそうでした。肩書や有名、経歴だけで本を沢山購入したり、講演会に参加したり、会いに行ったりしていました。
そこで気が付いたのは、そのキュレーターの私生活と言動を観察する事でした。雄弁でなくとも確実に仕事の結果を出し、凄い仕事をしている人が居ました。
例えば、健康・医療分野ですと、理路整然と頭が良く、雄弁な人ですが家族や本人はその専門の病気で治せない、良くならない事も見かけます。 他に道徳や人の輪を大切に言われる方も、私生活では、ヒトの悪口を平気で言っていたり、バカにする言動があったりと・・・
そんな目で見ていきますと、ちゃんとした自分に合ったキュレーター(助言者も兼ねて)が身の回りに居ます。
私は、一応、東洋医学、漢方を専門としていますが、病院の最新治療方法や、ハーブ、アロマ、食(栄養学)、農業等も一緒に勉強研究しております。 そうでないと、その方に最適な医療情報を提供できませんし、今受けられている治療法が良いのか、それとその影響が判らないからです。
食は、どう身体に良いのか機能性を表示するようにもなってきました。つまり、クスリの様に身体に作用すると言う事です。昨日、母校でありました講義に参加してきました。
食と健康のテーマです。
食がクスリの様にどう身体に作用するのかですから、薬剤学や生薬学の知識が重要になります。
ですが、そんな世界がある事を知らなければ、単に栄養学からのアプローチになってしまいます。
幅の広い知識と情報を的確に整理分析が出来ます、キュレーターが必要とされる時代に思います
お陰様で、私の母は歯医者くらいにしかかかっていません。持病もありません。
子供たちも、そうです。
一般的な健康寿命と生命寿命の平均的な差は、「10年間」です。
クスリのお世話になったり、身体の不調で入院したりの時期です。
人生の後半、10年間はクスリのお世話になり、身体も思うとおりにならず痛みや不具合が出ます。
でも、父は、健康寿命と生命寿命の差が、「40日間」でした。
どの様な、人生の後半を選びますか? その為に、どうキュレーターを選びますか?
そして、情報とどう付き合いますか?