札幌市 漢方相談薬局(有)中村薬局~地域医療・医薬品・漢方・サプリ・調剤・AGE測定~

札幌市白石区南郷通7丁目北5-1 ℡011-861-2808
    地下鉄(東西線) 南郷7丁目駅3番出口すぐ横

農作業にチャレンジ

2009年06月29日 | アート・文化

 以前にしていました農業実習のカンを忘れないように昨日、娘と農作業をしてきました。

晴天の中、全身から噴出す汗をふきふき、下着もですが作業着は汗で重たくなって行きます。

エンジン付きの草刈機で雑草と笹薮を刈りながらに入って行きます。最初は見晴らしが悪かったのですが、徐々に見晴らしが良くなってきます。

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 娘は桃と林檎の剪定をしてイチゴの収穫をしていました。

知り合いの農家さんの所で、楽しい休日を過ごせました。

 近いうちに私の農地(薬草園)を手に入れて、皆さんも参加できるようになると思います。その時にはボランティアを募りましてお願いいたします。

 農機具のメンテが得意な人、ハーブの栽培が得意な人、日曜大工が得意な人、そして料理と食べるのが得意な人も募集します~~~。

 石釜を作ってピザが焼けたり出来るようにもなりたいと色々な夢が広がって行きます。


農業と医療は同じ

2009年02月09日 | アート・文化
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-07

 薬草園を併設した薬局を作る事が私の夢です。これには理由があります。それは、農業と医療との接点が沢山あり、病気を治す、健康になるヒントが農業に沢山あるからです。

 例えば、私が得意とする漢方薬やサプリメントの原料は、薬草がほとんどです。これは自然の力を借りて治療したり健康になる方法です。

 ですが、単に有機栽培、無農薬だから野菜や果物が良いかと言うと私は違うのではと思います。病気や病弱な人がいて、薬は飲まない方が良いからと何もしないで我慢している事が良いかと言う事にもつながります。

 色々な農作物は、有機栽培、無農薬で栽培は可能ですが、実は、りんごは、とても難しく、そう簡単にはできません。ですが、それを実現した人がいます。それが上記の木村さんです。

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 木村さんは、見える部分のりんごの枝や葉の手入れを一生懸命にし、りんごの木に栄養が沢山行くように堆肥を入れ、その栄養が他にとられないように雑草をとっていました。また、虫に効く自然の成分や、病気にならない自然の物も探していましたが、結果、気が付いたのは、りんごの根が大きくしっかりしてくると虫にも病気にも強くなる事、そして栄養を簡単に与える事で甘やかしても根はしっかりはらないと言うことです。

 これは、病気の治療にも共通しています。

 漢方薬と言えども薬です。自分の力で病気を治し、健康になる究極の方法は農業にあると私は確信しているのですが・・・・・

 植物の根に相当するのが人間の消化器です。これが元気になる事が基本ですね。

目に見えない部分をいかに大切にするかです・・・・


札幌消費者協会南地区の講演会

2008年06月02日 | アート・文化

 今日、南区区民センターにて、札幌消費者協会南地区の講師としてお話をしてきました。

 私の所から車で20分くらいの所なのですが、休み明けの月曜日ですので少し早目に家を出ました。順調に車は流れているのですが、区民センターの駐車場が狭く満車状態で10分近く待ってギリギリで会場に~~~

 30名くらいの参加者で、テーマは「漢方ライフスタイル」でしたが、話がしばし脱線をしてしまい漢方だけではなく、食養生やサプリメントの正しい情報の見分け方、塩・蜂蜜・酢の見分け方などを話をしました。

 久しぶりに背広を着ますとピリッとしますね。

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古いテープの整理

2008年03月28日 | アート・文化
プリンストンテクノロジー USBオーディオキャプチャーユニット 音楽版デジ造 PCA-ACU[PCAACU]

プリンストンテクノロジー USBオーディオキャプチャーユニット 音楽版デジ造 PCA-ACU[PCAACU]
Joshin web

手元にある古いカセットテープ(漢方の講義も沢山あって)をなんとかCDにするか、iPodに入れたく考えておりましたら、見つけました。凄く便利♪ レコードプレーヤーとの接続も出来るので、レコードをCDにする事も簡単でした。家内と昔のものがコンパクトになり嬉しいです。安いのもありがたいですね。


漢方の極意

2007年10月05日 | アート・文化
風の男 白洲次郎 (新潮文庫) 風の男 白洲次郎 (新潮文庫)
価格:¥ 420(税込)
発売日:2000-07

 白洲次郎と言う人を知ってますでしょうか?日本人で初めてジーパンをはいたと言うおしゃれな人です。

 この白洲次郎の奥さんは、白洲正子と言いまして、これまた興味津々の方です。先日、何気なくテレビを見てましたら、細川元総理が子供の頃、かわいがってくれた正子の思い出話をしていました。(NHK教育)。正子は骨董の世界でも有名で、ショーケースに入れて鑑賞したり、投機目的で購入する物でも無い。実際の生活で使わないといけないと。そして骨董を見極める心眼の極意は色々な人生にも応用が利くと言われています。私もそう思います。

(「白洲正子 私の骨董」と言う本があり、そこからの抜粋です)

 バブルがはじけて、今度は文化だということになり、私などのところにまでブンカブンカドンドンとマスコミが押しかけて来る。そんな事に一々驚いていては身が持たない。彼ら---といっても、私の場合はおおむね編集者であるが、まず訊くのは、どうしたら骨董がわかるか、ということである。
 さあね、と私は考える。
 あたしにもわからないよ。自分が好きなものを知っているだけ。
 それをどうやって見つけたんですか?
 好きなものと付き合っている間に、骨董の方から教えてくれたの。五,六十年もやって、やっと骨董にも魂がある事を知ったの。その魂が私の魂と出会って、火花を散らす。といっても、ただ、どきどきするだけよ。人間でいえばひと目惚れっていう奴かな。そして、どきどきさせるものだけが美しい。ずいぶん色々のことを教えて貰った。あたしの欠点も、長所も、いかに生くべきか、ということまで。
 大抵はそこら辺で退散するが、私は笑談をいっているつもりはないのである。
 編集者にしてみれば、私がおかしなことばかりいうので、この頃では「白洲正子の美学」なんて書かれる時もある。何でも不可解なものは「美学」にしちまえということらしいが、私ほど美学から遠いところにいるものはないのである。
 そもそも美学というものが何だかわからないので、字引をひいてみると、「自然や芸術における美について研究する学問。美的事実一般を対象として、それの内的・外的条件と基礎を解明・規定する」とあるり、いよいよわからなくなってしまう。たしかに、あらゆるものは研究の対象になるに違いないが、個人の感覚にだけ訴えるものを分析したり研究したりする事ができるのだろうか。「その内的・外的条件と基礎を解明・規定する」とはいったいどういうことなのか。
 たとえばここに唐津のぐのみがあるとする。その陶土を見てそれが唐津であり、鉄砂で絵を描いたことは判る。物識りはその上に、高台の作り方とか、火加減とか、窯変の面白さなどに薀蓄をかたむけるであろう。だが、それらの綜合の上に成り立っている一個の器について何も説明したことにはなるまい。いかにそれが美しいか、絵が面白いか、千万の形容詞をつらねても美そのものを語る事はできない。そこでは知識も学問も何の役にも立ちはしないのだ。
 もちろん知識や経験はあった方がいいにきまっている。それはただし都合がいいだけの事で、美とは関係のないことである。一般の人々が間違うのはそこの所で、陶器を「勉強」すれば陶器がわかると思っていることだろう。だから展覧会はいつも盛況だが、そこではものを見るより先にまず解説を読む。そして全部理解したつもりになり、うつろになった眼で流れ作業式にちらっと横目で眺めて会場を出る。頭では解説でいっぱいになっているから、ものを見る余裕なんか残っている筈はない。
 美術品ばかりでなく、このことはあらゆるものに共通する現代の風潮といえよう。ひと口にいえば情報過多の時代に生きているためで、私たちは精神的に消化不良を起こしている。消化不良を直すには、充分な手間と時間をかけて治療をする以外にない。骨董だって同じ事である。今まで得た知識や情報を全部忘れて、裸の心でものに接する。そして相手が心を開くまで黙って待つのである。

 

私は、白洲正子さんからの言葉に医療、特に東洋医学の極意を感じます。