例年ですと、苗や種を植えて、芽が出始める新緑の季節のはずなのですが、今年は、晴天が3日と続かず、その上、気温の上下が激しく初夏を思わせる気温かと思えば、朝晩はストーブをつけなければならない状態です。
それでも私の薬草園(余市町)では、着実に春を迎え、緑が目にまぶしい新緑の時期が訪れます。
この白い花が梨の花なんですよ。 一つ一つの花が秋には、夫々、梨になるんです。凄い数ですね。実際は、梨の数と大きさを調整するために摘花と言いまして、花を摘むんです。
山菜もフキやワラビが最盛期を迎え、今は、ササダケが一番美味しい時期に入ってきました。皮ごと軽くあぶって、ほくほくして食べるのも良いです。
クルマバソウの群落も何箇所も出来はじめています。
小さいけど滝もあります。滝と言うには、少しおこがましいかも知れませんね。
これから農作業も本格化していきます。大自然の中で、のんびりと海や空を眺めて、草花に顏を近づけて香りを楽しみ、ウグイスやカッコウの鳥やセミやバッタ達の虫の声を聞き、木陰で木々をわたってくる風を感じて居ますと、病気と無関係になっていく気になります。
漢方をしていますと、その原料になる草花が育つ状態を観察する事で色々な勉強になります。 日陰が好きな植物、日当たりが好きな植物、一人が好きな植物、湿った所が好きな植物・・・・、個性が様々で、その個性が薬を効かせる時に役に立つんです。
人間社会と似てますでしょ。 きっと貴方と似た植物が居て、その植物(ハーブ)が貴方が苦しい時に助けてくれると思います。 そんな植物を見付けに来ませんか?
お待ちしております。