札幌市 漢方相談薬局(有)中村薬局~地域医療・医薬品・漢方・サプリ・調剤・AGE測定~

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2年に1度の秤の検査

2011年06月10日 | サプリメント

2年に一度の検査です。

秤は、医薬品を正確に測らないと危ないですよね。電子天秤を使っていますが、これでも長年使っていますと誤差が出てきます。許される誤差と言うのがありまして、その範囲内でないと合格になりません。合格になりますと、合格のシールが交付されます。

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 薬局を開局をする時に使っていた秤です。今では骨董品ですね。でも一応、平成9年の合格証が付いていますので・・・・

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 それとおまけで、これも薬局開設当時からの顕微鏡です。昔は薬の不純物が混入していることも多く、その確認と検査の目的もありまして、常備していました。今は、あまり活躍の場がありません。

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それと、「漢方薬・生薬薬剤師講座」受講完了の書類です。

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PS

 劇症肝炎の患者さん。担当医から今週で・・・・。と言われて家族が何とかお願いできないでしょうかと相談に来られました。口から入る量と種類に限りもあり、病院の治療との関わりも出てきますので病院からの薬と治療計画を見まして、必要最低限の種類と量で提案してました。溜まっていた腹水が抜けて、全身の浮腫みも改善し、腹水による御腹の張りが減少、ビリルビンも激減し、食欲も回復して来ました。


薬局許可証の更新

2011年06月08日 | インポート

薬局もですが、医療機関の認可許可は有効期限があります。

薬局の場合ですと“6年”になります。そして、その薬局のレベルによって許可証の種類も異なって来ます。つまり、その薬局で出来る業務内容に差が出ます。

 6年で更新がある事は、私達が一応、大丈夫だと思っている日常業務などを外部、保健所の目で確認していただけますし、作業の見落としや安全性の向上のアドバイス等もいただける貴重なキッカケにもなります。実際に、保健所が来てくれまして、現場を確認しながらの指導になってくれます。

例えば、今回の更新にはなって居ませんが、高度管理医療機器等販売・賃貸の許可証がありますと、糖尿病の管理の時に使います「血糖センサー」の販売ができます。

 ですから一見、見た目には判らないのですが、その薬屋さん、薬局、ドラッグストアで取り扱える品目や出来る医療サービスに違いが起きる訳です。

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薬局開設許可証です。これは、薬剤師が常駐して、調剤室があり、病院からの処方箋を調剤してくれます所に出されます。ですから、薬局以外では、病院の薬を調剤できません。また、妊娠診断薬、排卵検査薬も薬局で無ければ扱えない品目があります。

次にこの許可証です。

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これは、毒劇物の販売許可証です。これも薬剤師が常駐して居なければなりません。この許可証がなければ、石鹸などを作る時に使います、「苛性ソーダ」やアルコールランプ等に使います「工業用アルコール」の販売が出来ません。ですから、近所のドラッグストアに行っても取り扱って居ないことがあるのは、この様な理由になります。

他に、漢方薬を取り扱って居ます薬局には、生薬を煎じて出してくれる事がありますが、その時に必要になりますのが、薬局製剤製造業と販売の許可になります。

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この許可証がありますと、その薬局で作った、風邪薬や胃腸薬も販売が出来ます。

この許可証まで持って居ます薬局は、ほとんど少ないですね。両親の代からの許可証です。

PS

先日、患者さんがお母さんになって、8か月のお子さんを連れて見せに来てくれました。

脊髄液減少症も治り、今は子育てに忙しくしておりました。 子育ては体力勝負! 


北海道の旬の食材

2011年06月06日 | 旅行記

 徳島県で、葉っぱを売って地域活性、農業の再生に取り組んで居ます横石さんがいます。

 葉っぱをどうするかと言いますと、料亭など和食で添えられます葉っぱを農家さんが出荷して特に年寄り達がパソコンを使って仕事をしているのです。

 詳細は、ポッドキャストで聞けます。こちらです

 その中で、特に心に残りましたのは、料亭で出される料理に添えられる葉っぱは、季節感を出す為に、“45日前”の季節感を演出しますが、それも洗練された自然を料理に添えられます。

 北海道に住んでいますと、“地域資源”と言われてもピントと来ません。

昨日は、恒例の余市町にあります薬草園で農作業をしていました。スコールのような雨の後で、山菜のササダケは一気に成長し雑草も同じくジャングル状態でしたので、エンジン付き草払い機で作業をしておりました。BGMは、カッコーとセミです。

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 農作業を終えて、お昼に知り合いのイタリアレストラン、「ジジヤ・ババヤ」に行ってきました。 詳細は、こちらです

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 写真は、余市町でこの時期に獲れます「ヘラガニ」を使ってのパスタです。ヘラガニ独特の出汁が出てとてもクリーミーな味になっています。この料理も都会では無理です。

 食材には地域性と季節性があります。葉っぱのビジネスではありませんが、料理に季節、季節の地元で摂れる素材を使っての料理は、その場所に行かない限り、素材の鮮度の問題もあって頂けません。 グルメを称する人達であっても都会のホテルや有名レストランでも頂けない究極の贅沢に思います。 それも安くいただけるのです。

 食の豊かさは、料理の腕や出し方もあるかもしれませんが、食材の良さが一番左右される要素になって居ます。

 私の薬草園は、今の時期は山菜に恵まれ、ササダケで一杯でした。これも摂れたてを、軽くあぶって味噌などを付けてホクホクして湯気が上がった物を頂くと、最高の味ですね。絶対に、築地でも頂けない地方の贅沢です♪

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 皆さんにも、美味しい物を安価で、自然を体験していただけるように薬草園も整備をしておりますが、今年から、徐々に体験が出来ますようになっております。お待ちしておりますね。

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PS

 海の幸、山の幸に恵まれて居ます余市町では、今がウニ漁が最盛期になっていきます。余市町の魚屋さん(行きつけの魚屋さんです)で、海水ウニ100gが880円で売られて居ました。都会のスーパーで何でも手に入ると思いますと、実は違うんですね~~。地元で短い期間(旬)でしか手に入らない食材も沢山あります。その食材を使って頂きましたお寿司です。で、美味しくって安いんですよね~

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上記のお寿司は、余市町の「浜膳」(はまぜん)さんのランチで、これにサラダと先出しと蕎麦が付きまして、「800円」です。都会で頂くと、軽く・・・・円、ですよね~~~


患者さんから

2011年06月04日 | インポート

 漁師をしています患者さん。 仕事柄、腰と膝の痛みが酷く、冬場の仕事は大変だったそうです。 知人から私の所を紹介されて来られた方です。 漢方治療を提案しまして、ほぼ完治の所までなりました。

 そのお礼にと船で捕れたての甘えびを瞬間冷凍して送ってくれました。

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 ありがたいです。それにしても物凄い量ですね。大家族の我が家にとっては、あっという間の量かもしれません♪ 


漢方薬・生薬 薬剤師講座

2011年06月03日 | 日記・エッセイ・コラム

 薬学部が医学部と同じく6年制になりまして、医師と同じく専門薬剤師の養成も行われて居ます。

 例えば、漢方に強い 「漢方薬・生薬 薬剤師」と言うのもそうです。

そこで、日本薬剤師研修センターが、そのカリキュラムも作っております。また、一般の薬剤師にとっても必要な知識にもなりますので、認定薬剤師でも勉強が出来るようになっています。

 それが、このテキストを使ってネット配信で講義を受けることが出来ます。

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 全部、勉強しますと丸一日ぶっ続けで見なければならない内容です。

 これを1月間でレポートを提出します。 新しい知識に向けて頑張ります♪

PS

 地方から妊娠8か月の大きなお腹をして患者さんが遊びに来てくれました。

 長男が陰嚢水腫で、全身麻酔による手術を勧められましたが、私の次男の例もありましたので、1月ほどお時間を頂いて漢方治療で様子を診ました。 今日、来られましたのは、その結果報告で、なんと水腫がきれ~いに消えていたそうです。小児科の先生も、完治していると太鼓判を押していただけて、その報告に来られました。

 出来れば、小さなお子さんにメスを入れたくないですよね。そんなお母さんの気持ちが天に通じた結果になりました。 第2子は、女の子で、暑い8月上旬の予定だそうです。胎児も成長がよく、臨月と間違えられそうな大きな御腹で来られました。 嬉しい報告ですね。