職業欄に「おじいさん」と書ける境遇に早くなりたい。就学前から「そして、おじいさんとおばあさんは仲良く暮らしましたとさ」にあこがれていた。人生の楽園が、明るい終末のイメージがある。最近、風呂や寝床で「そして…」を無意識に唱えている。将来の夢は「おじいさん」、目指すは「偏屈だが、意外に優しい『うどん屋のおじいさん』」だ。あえて書き添えて置くが、ママヨさんと不仲だから将来は…ということではない。本当だってば。
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ママヨさんに「おばあさん」役を頼まなければならない。これが元で不仲になったりして…。家で練習し違和感なくなれば外で使う。「おじいさん」「おばあさん」と呼びあい、そんなことも可笑しくて笑っている。そんなのが楽しい。ママヨさんはあれで皮肉屋だから「仮面老夫婦になりたいんですか?」なんて言うかもしれない。天から与えられた寿命だから、仮面だろうがカモンだろうが笑って過ごせるなら本望だ。「仲良く」は天に約束できないが「暮らしました」は何とか、なると思う。この頃、ゴミ出しも茶碗洗いも習慣化できてきた。敬老の日から始めた「テレビ体操」も早1ヶ月。余計な買い物と高カロリー取り過ぎを除けば、老人生活開始の半年間はまあまあの自己評価。ママヨさんの献身が今後も続けば「おじいさん」になる夢は近づく。 …次回の【格付け編】に続く
……………………………………………………………………………………………………………………………………………… イラストはいただいて10年を越える銅製の水差し。これで入れるコーヒーが旨い。細くて長い注ぎ口が、ドリップの細かくて大量の泡を作るせいかな
専門書読んでいる。理論で過酷な現場思う。ブログ「一言多いですが」で、気持ちの整理を少し…今日は遠回しの序論、こんな調子で何回か。