話題のアナと雪の女王を見た。ちょうど特別支援教育について考えていたときだったこともあり、エルサは発達障害を表しているようにも感じられるね、との相方の感想に、なんだか納得させられた。
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魔法を隠し続けてきたことで、魔法を暴走させてしまうエルサの姿が、子どもの特性を無視して「普通」に適用させようとする中で、2次障害を起こす子どもの姿と重なって感じられたからだ。
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「ありのままの自分」になる、と、エルサ自身で決めただけではなくて、アナや国の人たちがありのままのエルサを認めることで、彼女は魔法をコントロールできるようになっていった、そんな風に読み取れた。障害あるなしに関わらず、一人ひとりの特性を認め合える世の中がいいよね、そんな物語だよね、というのがコンビ間の今のところの感想だ。
研究室で昼食を取っていて、2日続けてご飯を喉に詰まらせた。仕事をしながら注意散漫な状態でおにぎり食べるからだが、部屋の隅の水道まで行くのも辛く、水で胃に落とすのも苦しい。家に帰って来て、ママヨさんと草むしりしながらそのことを話した。
「いつまで生きられるのかな」と、間の抜けた感じでママヨさんが言う。横に並んで仕事してるので表情はわからないが、人ごとだと思っているのか調子が軽い。「俺、死因がおにぎりの喉詰まりなんていやだな」と言ったら、「あっゴメン、今コスモス移植してたものだから。ちゃんと根付くのかな、と思って」と、下を向いてクスクス笑ってる。初級老人はこんなふうに自分本位度が増す。
八木重吉の詩を板に彫る。この詩に出会ってからは、草も、雨も、それまでと違う意味が加わる。少し歳を重ね、こうした詩に心が響くのは楽しい。互いに「いつまで生きられるのかな」と、少し間の抜けた感じで、草むしり中に言葉が交わされる中級老人(60歳後半~80歳)なら悪くない。
「どこに行ったと思っていたら…。使う予定だったのに」と、少し前まで使っていたまな板の変化を見て、ママヨさん絶句。
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立男の大学時代、夏休みも毎日大学に。「波風立男的な生き方」を模索する期間だった。今、ママヨさんは試験とかレポートで苦労する本物の大学生みたくなり、立男はどうも怪しい先生として、夏休みの大学に時々行っている。
お世話になっている方からいただいていたスタンプ台を、今日やっと受け取った。「相方さんに渡しておいたよ」と聞いてから、私のもとに届くまで1ヶ月ちょっと。コンビ間の連携が問われる出来事であった。
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夏の休暇中にスタンプをつくろうと思っていたので、いつもなら不機嫌になるところだが、「やったー!」と素直に喜んだ。これまで使っていた「オカザえもん」スタンプは、レアなものではあったものの、そのキャラに対する子どもの反応は個人差があって、特に女の子には不評だった。そういうこともあって、「先生のオリジナルスタンプ(可愛いもの)をつくる」、と約束したのだった。
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学校って手づくりのもので溢れていて、教材も、先生が手書きで書いたもののほうがなんだか印象に残る。そんな中にいて、売っているキャラクターもののスタンプでもいいのだけれど、せっかくなので私も手づくりしてみよう、と思ったのだった。かわいくつくれるといいな。