波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第35号/年末のハイライト

2015年01月03日 | 【保管】腹ペコ日記

       年末のハイライト

今年の腹ペコ家は、紅白を流しながらの年越し。今年の紅白のハイライトは、サザンオールスターズの「ピースとハイライト」だろう。サザンの出演も紅白の2・3日前に決定して、何を歌うのかもわからないままだったけど、イントロが流れたときに「これを歌うのか!」と思わず身体を起こした。

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この曲自体は2013年に発売されたものだけれど、当時は当時でその歌詞の内容が話題になった。「今」改めて聞いても、その意味するところはいくらでも想像できる、そんな2014年だった。この曲の歌詞全体が好きだけれど、とりわけ好きな歌詞は「20世紀で懲りたはずでしょう?」というところ。ネット上は大荒れだったようだけれど、NHKでこの曲が流れたことに感動した年末でした。

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円熟か「角熟」か(下)

2015年01月01日 | 日記・エッセイ・コラム

【前号から続く】勲章の高倉健、一悶着のやしきたかじん、志の菅原文太…没後も何かと話題…だが、どなたが円熟、角熟と言えるものだろう?             
 「人生における成功は自分が本当にやりやいことをどれだけやれたか」(同番組/NHK「極上の話 演芸図鑑スペシャル」:池田理代子談)はこの方だから言えることで、立男はそうは思えない。「本当にやりたいこと」が還暦過ぎてもよくわからない、だから「円熟」に向いたくとも方向が定まらない。生来の野次馬根性が熟考の邪魔をして円でも角でもない「未」が熟するばかりだ。
              
 願わくは、自分の楽しいことが周りの迷惑にならず楽しいことに繋がってくれること。
 人間は「存在欲」で生きていると思う。身体が求める各種欲望(性欲とか、食欲、睡眠欲、放出欲…なんか)はそのための機能、働きだ。名誉欲や自己顕示欲は存在欲の片鱗だろう。死しても誰かに覚えていて欲しいと願う心は存在欲の証。老若男女の別無し。戦争は存在を根底から無にする人間最大の悪業、だから絶対反対だ。人間は意外にこの存在欲を認めない。表現欲だとか生命力だとか難しくしたがる。
               
 人間どうしが仲良く暮らすということは、存在欲を互いに認めあい、その欲望を適切に実現しあって嬉しく思えることではないのかな…と、いうことで今年も何かとよろしくお願いします、です。


 昨年末から「存在欲」の言葉を思いつき、色々のことが少し整理できるような気が。今日の新聞(1/1朝日「鏡の中の日本」の森英恵氏談)を興味深く読む昨日の夜、年賀状ポストに。毎年だが、1年を完結できる大仕事したような気分。実につまらない紅白歌合戦(それ以外がもっとつまらない)でも見てやろうかの気持ちに。

 

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