波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【その197】 ある物を生かす

2015年01月11日 | 【保管】一寸凡師コラム

        ある物を活かす 

  帰省中、実家のラジオから流れてきたギターのフレーズ。以前、ストリートミュージシャンが演奏していた映像を偶然YouTubeで見て、とても印象に残っていた曲。その原曲に出会えるとは…。思いがけず演奏者のエピソードも。事故で左手の薬指と小指がほとんど動かなくなったこと、医者や周りの人からは「もうギターを演奏することは出来ない」と言われたが、本人は「まだ残りの指があるじゃないか」と努力を重ね、実質人差し指と中指の2本でギター演奏を続けたこと、名前がジャンゴ・ラインハルトということ。 

Django Reinhardt - Jazz Guitar Genius

 新年が始まって間もない時期、たまたま母親がラジオを聞いていたから出会えた曲、演奏者のエピソード…。Everything Happens for a Reason~起こりうる全てのことには意味がある~ 

 今回の件も偶然ではなく、意味があるとしか思えない。まずは、正月緩みがちだったサイフの紐をしっかりと締め、ある物を活かす…そんな生活から始めたい。
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新聞感想(1月8日 続編)

2015年01月10日 | 新聞感想

       認知症 高齢者5人に1人(下)

【前号から続く】 増える老人、少ない子どもを理由に「年金も欲しい?介護サービスも?そんな贅沢通用しないよ」の恫喝は、今よりもっと声高に語られる日が来るだろう。老人はこれまで以上に食いものにされるということだ。悪人による老人目当ての詐欺も、善人顔の貧困ビジネスも増え続ける。昨日何気なく見たTV(「格安老人ホームの裏で何が」)に唸った。こういう商売が既にあるのか。介護政策の欠陥が、こういう違法ビジネスを許し、結果として市町村の財政破綻を引き起こしてる。北海道がその悪い先進地で、ふるさと旭川が違法格安ホームの中心とは。
                  ●  
 立男は来たるべき認知症前の準備体操段階なのだが、実際にそうなったら老後不安は倍増のような気がする。理屈後退の分、人間の芯の感覚が鋭敏になり、不安や恐怖、差別や喪失、人権の感覚が今より大きな位置を占める気が。剥きだしの感覚で生きるに違いない。困るな。立男は、たぶん、きっと、いや絶対に、認知症になる、はずだ。糖尿だし、肥満だし、歯も悪いし、15歳から少し前までタバコ吸っていたし、血圧高いし、85歳になる親だってそうだし…。男は若死の父方の遺伝子は「もうだめかな」に傾かせ、母方の長生き遺伝子が「まだまだ」に振ってくれて初級老人まで生きられた。ママヨさんはきっと大丈夫で、92歳のお母さんは趣味がパズルで、数独なんかしている。【続きません】


   正月飾り片付けたり、正月中の新聞切り抜きをスクラップブックに。450字のコラム に頭悩ませるところから今年の仕事始める今まで作ってきたポスター、5月に展覧会。某新聞の「新聞時評」も5月から。〆切はストレスだがそれあって描いたり書いたりも何とか続く イラストは、サンタ人形を描くママヨさん。ブログ内容との関係は一切アリマセン。

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第36号/ お父さんの自覚

2015年01月10日 | 【保管】腹ペコ日記

 おとうさんの自覚

 
新年1回目の病院は、相方さんと一緒に。元気に手足を動かしていて、まだ顔もわからないのに、可愛いなぁ、と思った。
                                    ・・・
そんな帰り道。男性と女性では、お腹にいる子どもに対する気持ちは違うという話に。私は「お腹にいる」という自覚があるけれど、相方さんにはそれが不思議な感じがするという。女性は、自分が産むこともあって母親としての認識が育ちやすい。男性にとっては、子どもは突然現れて、その分父親としての認識が送れる。そんな認識の違いには目をつぶってほしい、と相方さん談。
                      ・・・
そういうものかと思いつつ、体調が悪かった約1か月、あれやこれやと動き回ってくれた姿を見ていたので、それもおとうさんへの第一歩なんじゃないかな、とも思った。なんたって、今ではだし巻きたまごは相方さんのほうが上手なくらいなのだから。

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新聞感想(1月8日)

2015年01月09日 | 新聞感想

         認知症 高齢者5人に1人(上)

 
 新年早々の「特養半数 職員定数割れ」(1/5朝日)と「10年後 認知症高齢者5人に1人」(1/8朝日)、残りものの餅、昆布巻き、蒲鉾の端っこなんかを食べながら読む。
               ■ ● 
 2025年には65歳以上の約700万人(全体の20%)が認知症の政府予測。2012年で462万人、7人に1人、団塊の世代が75歳以上になる10年後を厚生労働省が「国家戦略」対象期間に。中級老人として生きるのも厳しいよう。受験地獄の言葉久々に思い出し、介護地獄を考える。今までずうっと団塊世代の先輩たちに学んで生きてきたが、この分野はどうなのか。自分で自分のことを考えられなくなる時代のことなんだが。
                      ▲ ■ 
   戦略案は詳しく見てないが、記事にある概略は基本も内容も障害者支援に似て何ともはがゆい感じ。中に、「認知症カフェ」なんていうのも。「波風食堂」と同じ発想かな。「カフェ NAMIKAZE」も悪くないが、うどん屋にはふさわしくないな。【続く】


  「草枕」やっと読了、波風文庫に登録。漱石39歳、1906年の作。立男誕生の約半世紀前の作、さらに半世紀遡ると黒船来襲。何だか不思議。百年は長くて短く、短くて長い。物心ついて半世紀生きられたのでこんな感慨浮かぶのかな 「棚ぼたのあなた」今日が最後。センス悪くマンネリ辟易の韓国ドラマ多い中これ一押し。HNK朝ドラ昔から見ていたが「マッサン」の酷さで切れる。脚本酷く役者かわいそう。

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【その196】 銭湯

2015年01月06日 | 【保管】一寸凡師コラム
 

  銭湯

帰省した際、必ず息子と行く銭湯。
「こんばんは、半年ぶりにまた来ました!」と挨拶する息子に
「いぐきだごど!(良く来たね)」と返してくれる店員さん。
銭湯の新春福引きで荒馬さんが「入浴券5枚組」を当てたこともあり、
連日通っている。人懐っこい長男に、今ではお店の人の方から声をかけてくれるようになった。
「まんだきでね(また来てね)」「はい!」のやりとりが、心も温めてくれる。
入浴券の残りはあと2枚。また今日も行くとしよう。

Photo

 右のイラスト見て「これは!」と思われた方は、相当熱心な凡師コラムファンだろう。「【その24】にわか家庭教育」で使った。あれから3年半。月日の早さ、小凡師君の成長を思う凡師さんから「伊達政宗歴史館」特製ハガキ(木製)が届く。朱肉の住所印、「ご縁に感謝」も良い。これは…す、すてきだ(笑)心配りに感謝。

 
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