波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

ポスター展 始まりました。

2015年05月22日 | 図工・調理

これにまつわる話は、公式裏ブログ「波風食堂、準備中」の方で。

コメント

下から目線(後編)

2015年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム

【前編から続く】「下から目線」が、web上(日本語俗語辞典)にあった。いわく、「…『上から目線』の対になる言葉で尊敬の眼差し…(中略)…また下から目線=下から覗きこまれると捉え、疑いの目や反抗的な目線といったニュアンスで使われることもある。また、企業や国など、大きな組織や勢力に対し、下の立場という前提で言葉を発することを下から目線という場合」とあった。前回、床に寝転んだ体験を「下から目線」と書いたが、そんな言葉があったとは。上があったら下もあるんだね。

                      ●  

 説明後半の「疑いの目や反抗的な」は、波風立男氏的な考え方に重なる。素直で騙されやすい(と本人は思っているので)必要な視線だ。前半の「尊敬の眼差し」は、それが「下から目線」というのが気持ち悪い。子どもの頃、母から「人を下から覗くような卑屈な態度ではだめだよ」と言われた。下から目線=態度だけは従順そうな卑屈な態度、の感じだな。
   この前ある方から、自分は学生時代に「慇懃無礼」を身につけてしまい、それが今でも時々顔を出すみたいな話を聞いた。鋭い自己評価に感心した。この方々とのつきあいの歴史を思い返しても、「慇懃無礼=うわべは丁寧すぎるほどだが、実は相手を見下している」(新明解国語辞典)とは思わない。だが、かすかに残る違和感の正体はこれだったのか、と思った。文化の違いなんだろうと思っていたが、固有の礼儀作法の伝統が絶えること無く受け継がれていたんだ。だが、この種の無礼は、特権的な立場にいるつもりの排他的な同等意識、歯の浮くようなおベンチャラ的仲間ぼめと親和性があるので注意が必要だ。
 まあ、人間性の問題なのだが、狭く上下関係の強い世界で生きなきゃならないためには、意外にやっかいなのだろう。世辞漂う「下から目線」嫌う人は少なく、とりあえず便利だからなあ。【以上、終わり】


 

 画像左は、米議会「下から目線」発言中のアベシ、右は「上から目線」担当の「粛々」の人。一対で戦後民主主義破壊に挑戦中。住民投票決着後の橋元市長「民主主義は素晴らしい発言」に驚きつつ、彼が見下し憎悪しているものを再確認、前出2人と盟友関係はナルホドを実感今まで無礼と言われたことないが「失礼だ」は3回ほど。こっちは最初から喧嘩ふっかけているのだが皆さんいたって紳士的。立男なら「もう一回言ってみろ」が初発のだね。今は初級老人の修行中につき…。

コメント

【その215】 未来への投資

2015年05月17日 | 【保管】一寸凡師コラム
未来への投資Photo
 
 一週間心待ちにしていた週末もあっという間に終了。今週も実に充実した日々。来週はどんな一週間になるのやら…。注文していた書籍が到着。荒馬さんと口を揃えて「書籍購入(読書)は未来への投資」。そんな「未来への投資」で、一件、音信不通の業者が。連絡を試みるも、連絡が取れず。お金を振り込んで3週間。これまで「ネット利用について注意するように」と呼びかけてきた凡師が…。これってまさか…。今回の件はまさに「未来への投資」。書籍代はもちろん惜しいが、凡師にとっては良い経験。今後の「ネット利用の注意」も実体験として伝えられる。「何が起きたか」と「どう捉えるか」。本を読むのと同じぐらい良い勉強をさせてもらったかもしれない。



 今日のロゴは、凡師コラム【その12】(2011年5月19日)から。朝、送られてきた記事を読みながらイラスト描いていた。
コメント

第54号/ことばの裏側

2015年05月16日 | 【保管】腹ペコ日記

ことばの裏側

 週刊少年ジャンプの「ONEPIECE」に、ドフラミンゴが「勝った方が正義だ!」と叫ぶシーンが掲載されたときがあった。たしか9・11後のイラク戦争があったころだったと思う。「戦争は、『正義』の名の下に行われる」―。久々の近現代史の講義を通じて、改めて感じていることだ。どう考えても「侵略戦争」であっても、ちゃんと「正義っぽい」理由がつけられている。

 「平和」ということばに、反対する人はきっといないだろう。でも、そのことばの意味するものはなんなのか、ちゃんと確かめなければいけない。そのことばを使って何が行われようとしているのか、その中身をみれば、その「平和」の意味が、わかる。

わたしにとっての「平和」は、毎日三食ご飯が食べられて、健康に働くことができて、家で安心して眠れる…そんな暮らしを家族とできること。そんなようないろんな人の「平和」のイメージを集めて、「平和」のイメージを豊かにしていくことも、今必要なことなのかもしれない。



言葉の省略にも「?」の立男。老人世界で「イツメン」、「ぱない」、「オワハラ」の意味がわかる方は既に老人失格だ(笑)最初のはゼミで使った文献に解説無く使われ憤慨していたら若者は全員知っていた。次のも相当前からあるらしい。最後のは知らない若者が多かった。こういう言葉の意味を調べるは空しく…調べる自分も虚しい。

コメント (1)

下から目線(前編)

2015年05月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 午後の大学構内。昼は学生で賑やかな食堂も閉まり辺りは静かだった。その床で「畳の上の水練」みたく手足を必死に動かしている立男がいた。こんなに必死なのは、…が間に合わなくなりそうな時ぐらいなんだが、大学の床で寝そべるのは初。

 もう少し、もう少しとやっていると、ずうと向こうの廊下の端から某教授がジーっとこちらを見つめていた。見てはいけないものを見てしまったのか、倒れて死にそうなのか考えているような様子だった。マスクをしていたし、遠くだから表情はわからない。

 立男はそれを認めつつ、右手を上に伸ばし左手は下に伸ばして、時々左右を入れ替えたりして真剣だった。他人が見たら、水泳の恰好と言うより、心臓の発作に襲われた感じだろうなあ。某教授が急ぎ足で来られて「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。孤軍奮闘の最中だったから嬉しかった。自販機で買ったコーヒーが、手を滑らせて転がって入ってしまったんですよ、「もう少しで届くんですが…」と言ったら横に回ってすぐ取ってくれた。そうか、横…か。急がば回れ…は本当だ。「い」は「犬も歩けば棒にあたる」があるから、この警句は犬棒カルタじゃないんだ。
 今回の体験で、うちの大学の床は、とても丁寧に掃除されていることがわかった。床から見る風景は新鮮だった。良かった、学生に見られないで…。【同じテーマで別の話しを次回に】

コメント