波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【その221】 2枚の絵 

2015年07月21日 | 【保管】一寸凡師コラム
Photo_22112枚の絵
 
 凡師の朝仕事に合わせ、小凡師の朝勉がスタート。三日坊主かと思いきや、さざ波のように続いている。朝勉は6時から45分間。漢字の練習や算数の計算。男2人が肩を並べ、仕事と勉強に取り組む姿…。ぜひ波風さんに描いてもらいたいぐらい、凡師の中では「絵」になっている。 そんな小凡師を後ろに乗せ、バイクで散歩。人生初のバイクに怖がるかと思ったら、なんのその。「ちょっとその辺」が「観光地の岬」まで。小凡師お気に入りの「つぶつぶアイス」を頬張り、帰路へ。そういえば「いつか息子を乗せてバイクでツーリングしたい」、そんな事を考えていたなと、ふと思い出した。朝は左右に並び、午後は前と後ろに。こちらも凡師の中では「絵」になっている。
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「富士日記」読み終わる

2015年07月18日 | 読書

 「富士日記」(武田百合子著:中公文庫)読む。富士で暮らした13年間分の日記。文庫で3巻、各500頁弱につき半年かかった。読んだでなく、読み終えた、読み終わってしまったの感。寝る直前の寝床の読書につき中身は覚えていない。文体が飄々としていて押しつけず面白い。食事、家族、家事、人間関係、生死観など、他人の生活を堂々と覗き見る気分。立男青春真っ盛りの高度経済成長の時代背景も興味失わなかった理由。
                
 「日記」はこんなに自由で、こんなに人間を表現できるのだ。「特異の発想と感受と表現の絶妙なハーモニーをもって、日々の暮らしの中の生を浮き彫り」(宣伝文句)、「すがすがしく、心あつく、簡にして深い、日々の記録」(水上勉)の通りだ。ここ最近、書評で取り上げられているのを何回か読んだ。どういう姿勢(文字通りの意味)でこの本を読んでいるのか気になったが、どこにも当然書いてない。座ってか、横になってか、寝ながら読むのか…。

               
 「吾子が長じて才能がなかったら、つつましい生業に…空頭の文学、美術家になってはいけない」という魯迅の言葉に、死期近い夫の武田泰淳が「つつましい生業とは教師のような職業ではないか、とうっすら笑いながら教えてくれた」なんていう箇所が。ここでの才能とは「創作の才能」だが、気になるのは「うっすら笑い」だ。泰淳に浮かぶのは、どこかの教師なのか、文学者の誰かなのか。裏ブログ「波風食堂、準備中です」が今年から様変わりしたのはこの日記の影響。


このブログに「『富士日記』(前)読む」(15.1.15)を書いていたが下書き状態のまま公開していなかった。

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第63号/腹ペコ家の春

2015年07月17日 | 【保管】腹ペコ日記
  腹ペコ家の春
 予定日よりも2週間ほど早く、腹ペコ家に「春」がやってきた。「〆切の2週間前には準備を終えているペコさんのようだ」とは妙に説得力のある相方さんのつぶやき。少しハラハラするお産になったこともあって、『コウノドリ』で描かれているとおり、妊娠も出産も、本当に奇跡だなと思った。

……… 抱っこに授乳にオムツ替え。出会って4日目のまめたと腹ペコは、「こうかな?どうかな?」とお互い不器用にアセアセしながら過ごしている。「お母さんは不器用だけど努力の人だから、まめたもがんばろうね」と面会で話しかける相方さん。病院の外では、この先子どもを育てていくことが不安になるような情勢が広がっているけれど、そんな冬の季節に負けませんように。まめたに送った名前には、そんな願いも込められている。 ーーーーーーーーーー


今朝来た、この原稿。出産後間もない腹ぺこさんだって?まさか、相方さんの代筆でしょう?と思ったが本人から。情報化社会の発達(ihone発信)と腹ぺこさんの表現意欲と責任感と強い身体と元気な息子さんに驚嘆。すごい。

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新聞感想(7月15日)

2015年07月16日 | 新聞感想

 家で仕事する日。夕方のTVで、やっと安保法案の委員会採決の様子知る。この国のあり方映す決定的瞬間のはずが、何だか安っぽい軽薄な映像。最初、国会模したCMだと思った。実に暗澹たる気分。国会取り巻く声聞か無ければ寒々した気持ちだけに。やっと「憲法違反」問うスタート地点に着いた、と思った矢先の一番情けない展開。チャンネル替えると、日ハムが西武に負けている。朝から胃の調子悪く、玉子粥の夕食。昼の、大盛り焼きそばが誤算だった。                        

 「6.23」、「8.4」、「9.11」、「3.15」、立男が忘れられない歴史的な月日。戦争の20世紀から平和の21世紀になあれ、の願いが木っ端微塵になった9.11。俺の仕事もあと1年、一息ついてもバチあたらないべと思った途端の3.11。今日を遡れば必ず行きつく立男18歳、大学1年時の6.23。あの日、友と手をつないで歩いた「平和通り」は熱かった。「孫子の代の平和、教え子たちの命を守る」若い気持ちで。7.15は忘れても「2015年の政治の夏」は残りそう。このままでは気分良くは残らない。
 さて、8.4。たぶんこの日だろうといい加減に覚えてる、どうでもいいような記念日。だがこの日は、ママヨさんと少し遠くのコンビニまで歩いて、1人千円以内で好きなオヤツを買う。前に、2人とも財布を忘れ残念なことになった。


安保法制に反対する学者の会」署名数、今日で1万筆越える。知性と良心に救われる気持ち。なるほど、アベシは物言う大学人が目障りなわけだ久しぶりの「内田樹の研究室」。暗澹たる気分に一筋の光明、学者と「大衆」の歴史的な力あわせが今。

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【その220】 出張

2015年07月13日 | 【保管】一寸凡師コラム
出張 
 札幌に出張中。少々暑さにやられ気味。札幌に行った時には必ず会う知人と再会。お土産に大相撲の「番付表」を頂いた。初めて手にする本物の『番付表』に感激。紙質、書体、そして香り・・・、どれもが新鮮。番付によって字の大きさが異なる事は知っていたが、ここまで違うとは。凡師の目では読めない程の大きさもある。

さてさて研修会。凡師のメモは、字の大きさとは関係なく、読めない事があるので要注意。しっかり学んで帰りたい。


  昔のブログ記事「恍惚な夢」(2011.5.15)がずうっと読まれてる。昨日は20人。その前は17人、この1週間毎日10人ぐらい。理由が全然わからない。見てる人、どうして見てるんですか?

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