波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

「住む。」を愛読する

2015年12月23日 | 読書


 繰り返し読んでも面白い雑誌「住む。」(発行:泰文館、発売:社団法人農山漁村文化協会)。定番の連載、長田弘(詩)、大橋歩(絵日記)、原研哉(エッセー)、三谷龍二(絵と文)を冒頭に置くセンスに驚く。住宅関係の雑誌なんだろうがそんな枠を軽々超えてる。昨日開いた2009年冬号(季刊)は、「土間の効用、火のある場所」、小特集が「ごみの出し方、ごみの行方」、「小さな家の愉しみ方」が特別企画。こんな感じの話題を、小粋にまとめる。
                    
 住居と生活、いや人生と栖(すみか)の関係を、多様な切り口で展開。世界の味方・考え方を哲学というなら、本書は哲学書。ゆったりして媚びず、必要なことを明確なデザインセンスで快よく表現。宣伝頁さえ洒落ている。「売ります・買って下さい」を見せない。バブル崩壊とともに消えたパルコ文化がここで生息している感じ。無印の住宅版だね。手に取った最初は、特集「小屋の贅沢」(2006年 秋 19号)。こんな素敵な本を売ってる! 不満は1.200円の価格(ずうっと変わらない)、もっぱらバックナンバー(古本)で読んでいる。
                            
 立男の服や靴は15~20年前のばかりだ。使い続けた残りもの。中級老人生活(70歳以上)もこれで過ごすつもりだ。各所すり減ってきたがそれも味の一つ。新しいけどやや愛用品っぽいのは、ママヨサンが3年間500円玉貯金して買ってくれたコート(その前17年使用のは襟が完全にすり切れ)。15年目の家や30年目の家具も、やっとこの頃馴染んできた。こういう生活にどんな意味があるのだろうを、「住む。」を通じて時々考えてみる感じだ。歳とって面白いのは「愛用品」が見えてくること。今まで意識してなかったが、残った中の〈もの〉に、そして〈こと〉や〈ひと〉に。

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【その243】 タカタカ

2015年12月21日 | 【保管】一寸凡師コラム
 タカタカ
 
 ブログを始めて2週間。荒馬さんの勢いが止まらない。「先行逃げ切り」型ではなく、「終始逃げ切り」型とでも言うのだろうか。荒馬さんが弾くキーボードの音は「タカタカ」ではなく、「パカパカ」に聞こえる。一区切りついた時の荒馬さんが発する「フーッ」は「ヒヒーン」にすら聞こえてくる。ブログを初めて1番良かったのは、荒馬さんの文章をじっくりと読む機会ができたこと。昔、「ただの暴れ馬ではなく、国語も得意な暴れ馬」と言われていたことを思い出した。文章の巧みさ、視点の鋭さは凡師にはないもの。勉強になる。
 さて、本家波風さんの「凡師ブログ」。今年も残すところあと1回となった。ブログの記事で1年を振り返るのも面白い。今度ゆっくり読み返してみたい。



 凡師さんちも、腹ペコさんちも、ブログ上では夫婦円満家庭だ。(リアル家庭もそうだと思ってますヨ…慌てて)。波風一家は〈親友友好親善家庭〉だ。ママヨサンを登場させると「私はこんなんでない!」と叱られる。本物よりリアルな「超ママヨ」を書いているのだから全然平気だ。本当のママヨサンを書いたら…年末の路頭に放り出されますヨ。ねえ、凡師さん?
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第85号/交換日記

2015年12月18日 | 【保管】腹ペコ日記

   交換日記

「凡師と荒馬のフクロウ日記」を見ながら、腹ペコ家も交換日記をしていたことを思いだした。あのノートは一体どこへいったのか、引っ越しのどさくさに紛れてわからなくなってしまった。

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それまで別々に暮らしていた者同士、とても細かな摩擦がやっぱりあった。ひとつひとつは大したことではなくても、それが積もると大変なことになる。加えて、腹ペコの発達凸凹「あとだし癖」-そのときの感情に気づけず、あとから怒ったり悲しんだりする-は、相方さんを混乱させた。そういうわけで、腹ペコは書くことで感じたことを整理する。相方さんが一日の終わりに読み、理解する。逆のパターンもないわけではなかったが、そのような役割を果たしてもらっていた。

・・・

交換日記が機能していたのは、2人暮らしのスタイルが固まるまでのしばらくの間のこと。…と、ふと思ったが、この「腹ペコ日記」がその役割を果たしている可能性もないわけではないのかもしれない。


今日のイラストは、腹ペコさんから送られてきたイラストをもとに描いた。原画はだいぶリアル、こちらは可愛さ重視福引き特賞を家に来た教え子に話したら帰ってすぐ「うちの母さんも特賞当たりました」の報。

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夫婦別姓

2015年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 還暦の少し前、「俺たちの仲って何なの?」と何気なく聞いたら、「親友に決まってるでしょ」の即答。「世間では夫婦とか言うんでないの」と口を返したら「だから親友、すごーい親友と言ってあげてるでしょう。人は人、うちはうち」と睨まれた。あっけにとられた。あまりに衝撃だったので顛末を新聞コラムにも載せた。
                   
 何気なく使い始めたペンネーム〈波風立男〉と〈有野ママヨ〉は、「個人の尊厳と両性の本質的平等」(憲法24条)で保障された人間関係のあり方とそこから当然に導き出される姓名表現のあり方を考える教材だ。この頃は「ママヨサンいらっしゃいますか」という電話や、「波風立男」で通用する環境も広がってきた。波風ママヨ、有野立男はあり得ない。多数が常識とは限らないね。日本は明治の半ばまで夫婦別姓、世界は別姓が普通らしい。
 今日の新聞はどれも「夫婦同姓規定 合憲 最高裁」の一面大見出し。裁判官の方々に聞いてみたい、「あなたのうちの夫と妻の関係は、親友関係ですか?それとも…」


【腹ペコさんからメール】波風さんが今日のブログで書かれていた夫婦別姓の最高裁判決文、読みましたが、内容に正直がっくりしてしまいました。判事のうち「違憲」に手を挙げた5人が全員女性だったこと、男性10対女性5の多数決で、判決が「合憲」になってしまったことが、問題の根本を端的に表しているように思いました・・・。【ママヨサンからのコメント】(合憲だって?)バカじゃない。だから男はだめなのよ。(スイマセン、男を代表して謝る立男であった)

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幸せの金の玉

2015年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム

 歳末大売り出しの福引きでママヨさんが「特等」ひいた。係の方が、慌ててハンドベルを鳴らし「おめでとうございます」とご祝儀袋をくれた。「現金なんですか?」と思わず声が揃う2人。特等は12日開始で2人目。
               
 帰る時、縁起良い賞金で宝くじ買う。当たったら年末恒例ユニセフ募金をいっぱい出してあげられる。立男の引いた白玉(事実上の外れ、100円商品券)見て、「赤玉みたいの出ないかなあ」とママヨさん。ぽろりと転がった金の玉を「何だ?」と思った2人。係の人も周りで見てた人たちも同じ感じだった。
 金の玉というのはめったやたらに出してはいけないし、出す時間と場所を間違うと逮捕される(笑)…こんなこと書いてたらママヨさんに叱られる、が今日は大丈夫だろう、全額ママヨさんの早めのお年玉なんだから。

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