

前のブログ記事「セコマの連休7回連続新聞広告」を訂正しておく。先月29日から今月5日までの7日分と、平日6日に一旦休み、続く7日(豚丼、カツ丼)と8日(牛乳)の広告で、通算9回の連続広告だった。
紙面を大きく使う『敷居の低い』「曇り時々晴れ」的なイラストは健在。熱っぽさではなく、日常の「セコマ」をスケッチした感じ。商品にあわせた800字程度の『敷居の低い』文章も、決して普段の生活から離れない。休みの日のサッカー部練習、昼の豚丼とカツ丼の奪い合い、薬味に「思いを寄せる彼女」……高校生の連休にも「セコマ」(7日)。久しぶりに家族そろう連休の最終日。牛乳パックを回す朝の食卓、……ここにも「セコマ」(8日)。イラストと宣伝コピーの釣り合いを相当意識してる感じ。目的と対象を相当に練った新聞広告。地元紙でこういうイラストレーターとコピーライターの仕事を目にするのは珍しい。
そんな気は無かったのに、9枚の広告を並べているうちに、こんな記事を書いてしまった連休最終日。
公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」更新しました。食べる工作「5月8日 どら焼き」です。
責任と依存(下)
(前回の続き)その意味で、早い段階でまめたを預けなければならなかったのは、腹ペコにとってはとてもいいことだったように思う。何事にも一生懸命になりすぎる性格は、下手すると勘違い路線まっしぐらだ。
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とは言え、大変な乳児期。育児休暇が存在するのにはそれなりの必要性があるわけで。「パートタイム労働だからなんとかやっていけているけれど、正規雇用の人はこの時期とっても大変だね」というようなことを相方さんに話したら、「大変だから、正規雇用の人はこの時期に育児休暇をとれるようになっているんだよ」と言われ、ハッとした。労働と育児、親と子ども。そのあり方について、まだまだこれからも模索が続きそうだ。(完)
セイコマート(正式名称「セコマ」)の連続7日間新聞一面広告「おいしい連休をセコマで」シリーズが面白かった。、見せて、読ませて、商品以上の何かを感じさせる広告。絵柄の「好き嫌い」という点では、好きでなくても「嫌い」にさせない線と色と形の戦略がよくわかる。ただ、色合いの落ち着き加減は購買層が他コンビニより上なのを意識してると思うが、曇り時々雨を感じさせる薄暗さにも通じる。今一つ、からっとしてないのだ。だが、空白を大胆に使い、素人っぽい線と淡い中間色のイラストで立ち止まらせる迫力はある。相当に長い広告文とメッセージまで読ませ切るバランスも感じる。「売り」の商品写真を、商品説明とバランスをとりながら紙面片隅にさりげなく小さく配置しているのが上手い。
4月29日(ホットシェフで見つけた あの日のエール/大きなおにぎり)、4月30日(父はひとり かやの外/スペイン産ワイン)、5月1日(25年めのサイクリング゛/京極の名水)、5月2日(胸に 何かが 沁みてくる/長次郎)、5月3日(親友とアイス/北海道メロンソフト)、5月4日(ドライブと おそばと 芝桜/冷たいカップ麺)、5月5日(青空と チキンと ワインと 笑顔たち/焼き鳥とフライドチキン)。
新聞の商品広告を切り抜いたのは、サントリーのグルコサミンのシリーズ以来。これは、老人生活の香り漂う手練れの仕事。セコマのイラストは「手の届く身近な絵」だが、上手さが時々出てきて説明風になってしまうのが難点(子どもの真剣さと違う)。その点で、5月1日の自転車が一番良かった。

