波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

良寛の言葉

2016年11月22日 | 新聞感想

期の眼に(死にのぞむ心に)、人生のすべてを一瞬のきらめく光の中で悟ったのだろうか。あるがままの自分が静かに人知れず散っていく、それを感情を交えず見つめる良寛。昔、国語の授業でそんなことを考えた、いやそんなふうに教えてもらったのだろうか。前に水上勉著「良寛」を読んだのに内容をほとんど覚えていない。

 
日、通夜に出席。葬儀委員長から亡くなられた方の紹介があった。手慣れた話芸を聞かされたようで少し白けてしまった。「散る」際というのは、亡くなった方だけでなく、取り巻く人々の「うら」と「おもて」も無意識のうちに見せてしまう場なのだろう。
 

公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」更新しました。
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【その291】絵本セラピ―

2016年11月21日 | 【保管】一寸凡師コラム
絵本セラピー
 
荒馬さんの絵本セラピーが加速中。来週、再来週と出番があるそうな。とっても有り難いお話。出番が増えるに従って、我が家の絵本も増加中。本棚に並んだ絵本を見ると圧巻。そのうち図書館に肩を並べるのでは・・・。凡師も“マネージャーの勉強”と“BGMで演奏するバイオリンの練習”を本格的に 始めたい。
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第133回/出会い

2016年11月19日 | 【保管】腹ペコ日記

出会い

「ちゃんとやらなければ」とまじめに考え過ぎて行き詰まっていたんだなぁと、そんなことに気づかされる出会いがあった。

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その方のお話のポイントは、「教師が楽しまなければ生徒は絶対楽しく学べない」ということにあったと思う。「まじめにきちんと」も大事だけれど、行き過ぎると楽しむことを置いてきぼりにしてしまうなぁと思った。

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そして、思い出した。「教科担任の仕事はその教科の楽しさを伝えること」と言っていた恩師のことを。あの先生はいつも楽しそうに授業をしていて、それで腹ペコもこの教科と決めたのだった。

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この間、こうした素敵な出会いが続いている。そんな機会を設けてくれる相方さんに、心から感謝。

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「私の『貧乏物語』」読む

2016年11月15日 | 読書
「私の『貧乏物語』―これからの希望をみつけるために」(36名の執筆:岩波書店)読む。第一次大戦中、河上肇著「貧乏物語」が新聞連載されて百年目の今年。

成り遂げた方々の後日談だから、想像を絶する貧乏状態でも、「人間なんとかなるもんなんだな」という読後感残る。落差激しい人生物語が楽しい。「明日のジョー」も「巨人の星」も、下町のジムや、ちゃぶ台返しの長屋住まいの頃の話が一番好きだ。
 
ぐんだり笑ったりする。揃って『貧乏』に正対し、その何が悪いといういさぎよさ、公平で誠実な人生観が嬉しい。格差と落差の違いを思う。当然だが、成功する方法なんかは書いてない。
 
の絶望的な格差と違い、貧乏な境遇でも這い上がれる環境の時代を差し引いても、大事なのは人間性。『貧乏』をキーワードに、人間の価値を考えさせられる。その点では、お金も、お金以外も『貧乏』な自分を映す鏡の怖い本。自分の腹に収めておけばよいものを、こういうふうに説明したがるのは、この本の読み方にふさわしくない気がする。
 

 
このブログに設置している「波風文庫」のコメントに「いいね」来て、そんなのやっていこと思い出す本ブログも来月で6年目。少しだけデザイン変更。『無限の闇 草間彌生自伝』(06年)、描かなければ死ぬ、という凄まじさが少し身近に。 
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【その290】のんびり

2016年11月15日 | 【保管】一寸凡師コラム
のんびり
   
日曜日は仕事から離れのんびりと。書斎周りの整理をしたり、本を読んだり、カメラをいじったり・・・。久しぶりにゆっくりした気がする。 11月も3周目ということで、年末年始の帰省計画を荒馬さんと。今年もどこかに立ち寄りながら帰省したいところ。“城が見たい”という長男。さてさてどうした ものか・・・。
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