昨日のブログ、「教える」につながる、パブロ・カザルス(1876-1973)のドキュメント。自分の感じ方・考え方は「教える」ことを通じ、教える側と教えられる側にどんな意味を持つのか。芸術という得体のしれない営みはどう教えられるのか。興味深かった。ヨーヨーマと違うバッハ『無伴奏チェロ組曲』を聞きたくて探しカザルスに。学生時代、20世紀最大の音楽家の一人、確固とした自主・独立・平和の人なんだと名前だけ知った。未だにちゃんと聞いたことが無い。同じようにスペイン内戦を生きたパブロ・ピカソは画集を開き展覧会にも出かけたのに。
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チェロの響きは、心を直接刺激する。以前、目の前で弾くのを聞き、突然に動けなくなった。隣の人も、周りの空気も一瞬に止まった。意味不明の快よさ、自分の心の奥底に説明のつかない悲しさや平穏や激情が間違いなくあることを「感じ」た。他の楽器とはちょっと違う感じがする。
パブロ・カザルス(ドキューメンタリー)日本語版