波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【その300】最後の凡師コラムです

2017年02月12日 | ご連絡
ありがとうございました
 
前回のコラムから少し間が空いた。今回が最後の「一寸凡師の隙間コラム」。最後は何を書こうかと考えているうちに、気づけば約一ヶ月。読者の 皆様は、「あれ…、もう終わったんだっけ?」と思った方もいたのでは。思えば、波風様と同じ職場だったというご縁から始まった“コラムの間借り生活”。 300週もの長きにわたり、居候をさせて頂いたことに感謝。文章を書くことを通して自分を見つめ、生き方を見つめ…、まさに人生の“修行の機会”だった。 「一寸凡師」というネームは、居候している時のものなので、間借り生活を終えた今、新たなネームでスタートしたい。ネームの候補としては、元小錦のように 「ISSUNBONSHI」、つのだ☆ひろのように「一寸☆凡師」、はじめの一歩(漫画)のように「一寸ぼんし」…。凡師の身長から考えると「六尺一寸凡 師」なのだが、いきなり大きくなりすぎか…。
 
それでは、全国3000人の一寸凡師ファンの皆様、またどこかでお会いできます日を楽しみにしております。アスタ・ラ・ビスタ・ベイベー! 一寸凡師でした。ありがとうございました。
 


「一寸凡師の隙間コラム」は今回をもって終了です。初回【2011.3.3「ゴリゴリ」】から連続299週、本コラムを飾っていただきました。故鶴見俊輔さんの言う「閃きと持続力」を実感。本当にありがとうございました。(波風立男)
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続「あと一周」

2017年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

(前回から続く)
の5年間は練習というか稽古というか、「もう一周グランド走って来い」みたいな修行の延長だと前回書いた。気分は『奉公』に近く、お世話になった業界・恩人の手伝いという感じ。5年前の定年まで数ヶ月という頃、「波風食堂ごっこしたいようだけど、我が家には君を遊ばせるお金はありません」とママヨさん。「今度は君が俺に変わって外で稼いできてくれよ。俺が『主夫』やるから」とお願いしていた。


春、やっと修行の年季明け。念願の「家事手伝い 中級老人」に昇格。今までの奉公では、彷徨【あてもなくさまようこと】や咆哮【吠えること】はなかったはず。修行の方向もまあまあのはず。そんなこんなでやっと放校。さてさて、4月から本番。だが気持ちは、やっぱり本番前の稽古というか練習みたいな感じ。「波風食堂」も準備始めたばかりだからだろう。今度のゴールはどこにあるのだろう?今日の言葉【人生は一生稽古】(終わり)
 

 
画像は「『加藤周一』という生き方」(鷲巣力著:筑摩書房)。読んでいる最中。前出「冥誕」に続いて。いずれも、加藤本人でなく周辺の論評。人生の本番では、修行で身につけた知性が試される。どれほどの「閃きと持続力」を持っているか 街で美味しいコーヒ飲み、素敵なご夫婦と話ができた全く同感のコラム読む。科学者のこんな政治の向き合い方が嬉しい。裏ブログに載せる。
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「あと一周」

2017年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム
生は、還暦までが『修行』で、それが終わると本番、だと思っていた。最近、「65~74歳、准高齢者」なる定義が突然に話題になっているが、立男は変な話だと思っている。難しい本に出ていた言葉を使うと「自由な精神に立脚すれば懐疑的にならざるを得ない」。理由は前に書いた。60歳定年後、5年働き、「60歳以後の歩み方は人ぞれぞれ」をつくづく実感する。ゴールだと思っていたら、監督から「あと1週、走って来い」みたいな感じで走らされ、「今度こそ修行終了だよな」と深々と息を吸う最近。出処進退は心身以上に、自分に続く人にタイミングよくバトンを渡せるかどうかが修行の最終課題。だがここらは、実に個人的で、立男は美意識の違いだと思う。
 
日の新聞に「綾小路きみまろさんに聞く 中高年よ、元気に頑張ろう」(2/9朝日 生活面)。きみまろさん(68)は「准高齢者説」賛成で、タモリ(71)、ビートたけし(70)、小倉昭(69)らの目標とする同世代ががんばっているからで、「皆、そうだと思いますよ」なんて言っている。実に特殊な業界の成功者が、もっと大成功した同業者を、『皆』が目標にしているなどというのはどういう了見なのだろう。どこの皆(みんな)だ?あのトランプも70歳なんだが。(次回に続く)
 


画像は「冥誕 加藤周一追悼」(大江健三郎。鶴見俊輔他:岩波書店)。人間らしさの拠りどころが「知性」。加藤周一の知性について、言葉・知識・信念そして美意識という知性の骨格を語る。日米共通の反知性リーダー(既に「的」は不要)に対峙する武器が半世紀前に示されている  こちらのブログに書かない分、公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」を続けて書いている。ご飯のことばっかり。
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第144回/成長と信頼③

2017年02月05日 | 【保管】腹ペコ日記

Photo_2成長と信頼③

(前回から続く)教える立場に立って、そして親という立場になってみて、この他者へのリスペクトという姿勢の大事さと、その難しさを感じている。よかれと思って干渉しすぎると、それは「管理主義」に寄っていきかねないし、かといってほったらかしにするだけでは、信頼関係の構築にはつながらない。「信頼」を土台としながら働きかけ、かつ、そこにいる人達が信頼関係を結べる状況をつくること。おそらく、それが教育の、そして学校づくりの、最も基本となる考え方なのではないか。

                                                  

 相方さんのように、自然にそれをできる人もいるのだと思うけれど、腹ペコにはまだまだ荷が重い。まだまだ修行が足りないな、と、事あるごとに思っている。大人も成長できるような環境が無ければ、子どもの成長はない。大人が互いに信頼し合い、あるいは子どもを人としてリスペクトすることが、子ども同士の信頼関係の構築につながる。頭で理解するのはとても当たり前で、とても簡単なこと、だけれど、実践するには、おそらく誰もが修行を必要とすること。これからも、その理論と実践を積み重ねていきたい。(結)

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面白い「朝ごパン」

2017年02月04日 | 図工・調理

  朝食に「納豆とチーズ」「しらすネギマヨ」作りました。前者は、①玉ねぎ/薄切り、②納豆(引き割り)/一箱、食パン(6枚切り)/1枚にバターとケチャプを順に塗り、ピザ用チーズ散らしてオーブントースターに。後者は、①しらす干し(大2)、②ネギ(細かく)を、食パン(6枚切り)/1枚にバターを塗ってから乗せ、ネギを振りかけマヨネーズを細かく絞ってかけてオーブントースターに。焼き終えて、揉み海苔散らして。

 和の食材でトースト。文字通り『朝ごパン』。某新聞とっていると集金時にもらえる調理レシピから。そのままご飯の副食になり、焼くと香ばしく日本人なら飽きない食材。腹持ちも良い。カフエオレで。面白いので「きな粉と黒蜜」トーストも作ってみる。レシピではハチミツだが、きな粉+黒蜜が好きなので。バタートーストに、これもよく合った。


「冥誕 加藤周一追悼」(大江健三郎 鶴見俊輔他:かもがわ出版)読む。波風立男氏がなぜ加藤周一を休み休みだが読むのかを教えてもらった感じ。あちこちに付箋  その流れで「美と宗教の発見」(梅原猛著:ちくま学芸文庫)の古本購入。「なぜこここに?」と思う赤ペンの跡。

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