たくましい漁師さんたちです。
21世紀は少しは平和になると思っていたのになあ、とテレビを凝視していたママヨさん。2001年9月11日朝、アメリカ同時多発テロ。アメリカ、アフガニスタンに対する20年間のテロ戦争始まる。その時の何とも言い難い重苦しさ忘れない。
それから10年後の3月11日、東日本大震災。当日昼、札幌に出張していたママヨさんから、会議が中止になったので今から帰るけれど交通網も混乱しどうなるかわからないと電話来た。第二次大戦以来の死傷者、原発事故は未だ解決の道筋も分からない。
それから10年後の2021年9月11日、新型コロナウイルス感染症という疫病蔓延し2年目、いつ終わるのかわからない。コロナの死者数16.721人(2021.9.10現在)は東日本大震災の15.899人(2021.3.11現在)を越えた。ちなみに、対テロ戦争の死者数、世界で約89万7000~92万9000人と言われてる。
21世紀の災禍、共通するのは国単位でも個人でも、不幸に等しく襲われているのに富めるものがあらゆる人類の財産を独占し、貧しい者は助かる命も失うという事実。昔も今もそんなものだろうが、21世紀はそうした人災が極端に進行している。
近所のスーパーでクラスターがあり休業。さらに近いところで複数罹患の話も聞く。東京や旭川を心配している場合でなくなってきた。元々ステイホームの引きこもり生活だから、ワクチン接種し、マスク忘れず、手洗いし、最短時間で必要不可欠な買い物ぐらし。前からの「売っているものは作れる」は「売っているサービスは家でもできる」に進化し、立男の髪型は本格的にママヨ作となってきた。
楽しみは、家の周りの作物や花の出来、早朝の昆布干しも得難い。「(この体験で)この街の市民になった気がする」と一緒にやっている方が言っていたが、自分の達成感を上手に言葉にしてもらった感じ。
今日『9.11』が、この20年を思い出すきっかけになった。社会のことでも自分自身のことでも明るいことより暗いことが浮かぶのだが、逆に言えば「苦しい中で、楽しいことがたくさんあったからやってこれたんだなあ」と思う。あと半年で70歳、それからの10年はどんな時代になるのだろう。そんなことを考えながら今70歳代の歩き方を考えている波風氏であった。
マンガ『東京ヒゴロ』(松本大洋作:小学館) 9.14初版、90年の『zero』思い出す。『風太郎不戦日記』(原作山田風太郎:漫画勝田文:講談社)もそうだが内容と画格で読ませるから買って損が無い。『海街diary』の続編吉田秋生作『詩歌川百景』も石塚真一作『BLUE GIANT EXPLORER』も新刊未だだし 検索してもないから買うかと思っていた寺地はるな作『水を縫う』、図書館にあった。よしよし(笑)
毎年一回、夏が終わる頃にどんぐりと流木を拾いに行く。お爺さんは山に、お婆さんは川にじゃなくて、波風一家総出(=波風氏+ママヨさん)で、少し遠くの海の見える丘の公園と利尻富士がくっきり見える近くの海辺に。いつもと違い、同じ日に海と山の両方に行った。
今年は立派などんぐりが拾えた。この緑色はすぐに茶色に変わる、毎回だがママヨさんが子どもみたいな顔で拾ってる。まず描いて、それから文字盤に使って時計を作ってみようと波風氏。
流木も外で使う椅子とテーブルになりそうな板材を3枚も拾えた。剥げた塗装、錆びた釘が美しい。背板がそのまま脚になるこしらえにしてみたいな。