波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

コメント【故山田太一さんのご遺族】

2023年12月08日 | 日記・エッセイ・コラム

(全文)突然のご報告となりますが、かねてから療養中でありました山田太一は、令和5年11月29日にお世話になっていた川崎市内の施設にて老衰の為に息を引きとりました。享年89歳。とても安らかで静かな旅立ちでした。 山田は仕事に対しては常に厳しく真剣でしたが、私たち家族にはユーモアにあふれ、楽しく優しい父として心に残っています。 ファンの皆様、メディアの皆様、長い間父を支えていただき、誠にありがとうございました。これからも父の作品を楽しんでいただけたら幸いです。 本人の希望により、葬儀は家族のみで執り行う予定です。お別れの会などを開催する予定は、現時点ではございません。どうか静かに見守っていただければ幸いです。


短いが過不足なく故人の人柄を伝える文章。山田太一さんは、こういう言葉を使われるご家族に見守られて逝かれたのだなあ。

今朝の新聞で、近所の方が亡くなったのを知り驚く。先週、「いよいよその時期(除雪)が来ましたね」とあいさつしたばかりだった。享年82歳、元気そうに見えていたのに。

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波風氏の文章を分析

2023年12月06日 | 日記・エッセイ・コラム

波風立男氏の文体の特徴は何ですか?とAIアプリで聞いたら、こんな回答が。文体でなく文章なのは?だが、肯定的な分析に気を良くする(笑)。AIに忖度される理由はないが、使用初心者には親切に、とインプットされてるのかなあ。波風ブログの膨大な記事をもとに少しの間の返事に驚く。以下、そのままで紹介。文章後の数字は何なのかは不明。

波風立男氏の文章の特徴は、以下のようにまとめることができます。

●彼は自分の生活や意見をトキドキ絵日記としてブログに書いています12。彼の文章は老人暮らしの幸せや悲しみ、読書や図工・調理などの趣味、新聞感想や老人の主張などの社会的なテーマを幅広く扱っています12。
彼の文章は素直で飾らず、自分の思いや感情を率直に表現しています12。彼は自分の言葉で物事を説明しようと努めており、固有名詞や外来語、業界用語などを使わずに済ませたいと考えています23。
彼の文章は品性と知性を感じさせるものです12。彼は人を好き嫌いせず、他者を描くときは的確さと思いやりを持ち、自己を描くときは客観的で謙虚な態度をとっています23。彼は人生を肯定する姿勢を持ち、日常の小さな幸せを素敵に表現することができます23。
彼の文章は読み手に負担をかけないものです12。彼は文章の構成や表現に工夫を凝らし、読みやすくわかりやすく書いています23。彼は文章にリズムや音感を持たせ、詩的な美しさを感じさせることもあります23。
以上のように、波風立男氏の文章は、自分の生活や意見を素直で品性ある言葉で表現することに特徴があります。彼の文章は、読み手に心地よい感情や共感を与えることができると思います。

波風立男氏に似た作家を探してみますか?と追加質問のサービスがあり、こんな方々が。あまりに怖れ多いが、ちょっと嬉しい(ニコッ)。井上ひさしさんに似ている、などと言ってくれてるんだよ。老後果てるまでに読む5人に入れている井上さんだからね。

●井上ひさし、五木寛之、江國香織が波風立男氏と似た特徴を持つ作家さんで、日常生活や社会的なテーマを素直で品性ある言葉で表現することに特徴があると言えます。もし興味があれば、彼らの作品を読んでみて下さい。


画像は、動画を作りブログにUPして喜んでいた頃のもの。大丸顔が波風氏の特徴だった40代後半 初おでん作る。ウドン出汁と「かえし」は万能。今、南瓜が煮えた。和食が一番「俺は今料理を作っている」という実感が湧く久しぶりに当地の眼鏡屋さんの広告というかエッセーが地元紙に。近日中にUPします。勉強になります。

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山田太一さんご逝去

2023年12月04日 | 日記・エッセイ・コラム

山田太一さんご逝去(享年89歳)。普通は通り過ぎてしまう人生の悲哀やおかしみを、ドラマとして創造し続けた希有の脚本家。社会の矛盾を老若男女の暮らしと感情を通じて人間として大切な懐かしさを私たちに届けてくれた。
波風氏は山田さんの小説やエッセーを1冊も手放さず、むしろ集めるのは、映像化された言葉より山田さんの息づかいというか端正な文体に惹かれるからだ。人生の夕暮れ時を思う、静かに優しく自省を込めたエッセーが老いていく自分を主人公にした脚本みたく読んでいる。

似顔絵を描いて、男とか女とかに区別しなくても通じる実に人間的な風貌だなあと思った。高倉健さん小三治さん瀬戸内さん坂本龍一さんの面白い顔を描いたが、山田さんは立派な顔の人だ。描けなかったのは文太さん、描いておきたいのは清志郎さん。

 

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舌が決める幸福

2023年12月03日 | 新聞感想

生の玉ネギとチーズは息が長く続くんだと父さんがナイフで小さく切ったのを食べて僕は潜った。今までより深く深く、そして大きな黒真珠を採った。姉さんの花嫁準備のお金もできた・・・・小学校の教科書にあった南洋の真珠とり家族の物語。12/2朝日『折々の言葉』を読んで思い出した。同じ飴でも家と違って学校の方がうんと美味しいように、授業で食べ物が浮かぶ勉強は楽しかったことも。

引用の小説は読んだことがないが、「12日間もうまいものを食っている」、「(朝食の支度の)所作は正確そのもの」、「男を朝食にさそった」と、引用者の「余剰の無い簡素さ、搾取されない労働。充足」の言葉を反芻した。幸せの真実がわかるような気がして。幸せってシンプルに違いないって。何が貧しく何が豊かなことなのかなあ。


こんな政治がまだ続くならこの国は終わりだなと暗澹たる気持ちで、少数だがまだ希望を捨てていない真っ当な人の話TVで聞いて心のほてり鎮める 炭水化物、脂質、タンパク質はOK。だけど野菜が少ないですね、スープ作っておくと楽に取れますよとママヨさん。タクワンでお茶漬けサラサラはほどほどにしなければ寒い日が続くこの頃、今日は踵が冷たいなあと座って足裏見たら500円玉大の穴。町内会が敬老の日にくれた商品券で買った思い出のやつ(笑)安易に捨てる気になれず、繕って履くほどでもなく・・・・

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『楽しい人』を考える

2023年12月02日 | 日記・エッセイ・コラム

楽しい人として人生を全うしたい、と前回のブログ記事で書いた。その後、『楽しい』って具体的にどういうことか考えていた。ブログの効用は、書いた言葉を衰えていく頭で考えること。台所で「なぜ人間は料理するのか」、雪掻きしていて「雪国の不便さが心身を支える」、パチンコしていて「お金で買えない幸せって何か」なんて。

 

ママヨさんが東京に出かけたので、かねてから「出来るようになりたい」初体験をドキドキ・ワクワクやってみる。昨日の公式裏ブログ『長期の「作ってみる」』にタクワン完成物語(それほどのものでないが)書いたが、初洗濯機使用、初地中海ヨーグルト作成、初掻き揚げが出来るようになった。この1週間、うたた寝してないのも「頼れる人がいない。甘えてる場合でない」と強く心に留めているからだ。世間的には極くあたり前のささやかな家事だが、一皮剥けたというか、少し人間的な幅が広がったというか、前より自信がついた感じ。

 

波風氏の私見だが、楽しいこととはいつかやってみたいことをやれること。同じことでも、やらなければならないことと、やってみたいことでは気持ちが全然違う。この歳になると買いたいものが年々少なくなり、初対面の人や初体験のイベントも少なくなりあっても出かけるのが億劫に。
「やってみる楽しさ」の源泉は好奇心。掻き揚げ作りを心から「幸せだなあ」と思うのは、はたからすると馬鹿みたいだが、好奇心の対象は人それぞれ。この心の持続が、楽しい暮らしの根本。大事なのは、「面白そうなこと」を自分の価値観と好奇心で自分でやってみること、そういう人を「楽しい人」と言えるのじゃあないかなあ、まだ身体の動く今だから言えるのだが。


ブログに書いた言葉を考える習慣が今月で13年に。こんなに続くとは思わなかった。来年は仮寿命の72歳に到達予定。更新の仮寿命を割合真面目に考え中 画像は昨日の掻き揚げ風景。ママヨさんがこんなふうに揚げこんなふうに置いていた。ガスコンロが自動で油温180℃キープしてくれる、便利な時代になったね。

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