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しゅんぷう うらら(日本料理/新橋)
閉店しました
*サラリーマンの聖地-新橋で思いっきり「女子飲み」出来る貴重なお店
11/14、東京タワーがブルーにライトアップされた日、かおりんと久々の訪問。
前回の訪問日を確認してビックリ! なんと2年も間が空いちゃった。それほどご無沙汰した自覚もなかったので、あらためて時の流れの早さを実感した次第です。
店内は相変わらず落ち着いた雰囲気で、一歩外に出ると新橋だということを忘れてしまいます。
カウンター6席、掘り炬燵の小上がり8席と4席、テーブル4席の計22席というごぢんまりとした空間ながら、不思議と窮屈さも感じません。
前回はいつも何かとお世話になっているスティーブ@茅ヶ崎先生を友人たちとご接待したため半個室のようなテーブル席でしたが、今回は女2人なのでカウンター席を予約。
美味しいお料理を肴に思う存分酒を飲むぜ!と、お店の開店時間と同時に宴はスタートしました。
お料理は5,500円と7,000円のコース2種類のみ。
フレンチ仕立ての創作系会席料理といった趣で全9品。
皿数は同じなので、お値段の差は食材の違いによるものでしょう。フュージョンにありがちなあざとさやガサツさは微塵もなく、純粋に「美味いもの」が楽しめます。
〓いただいたお料理〓
5,500円のコースをいただきました。
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ミニスープ
コースのスタートはスープ。贅沢にもスッポンのミニスープです!
とにかくすごくいい出汁が出ています。
ミニサイズなのが残念~!
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前菜4点盛り
盛り付けはトップ画像をご参照下さい。
A.今年最初で最後の数の子だ
B.帆立貝柱のレアな炙り具合がたまりません!
C.茹でズワイガニ(味噌付き)
D.京茄子のお鮨。下の出汁巻きがまたウマ~(゜д゜)!!
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炊き合わせ
鮭と大根のみぞれあんかけ。こちらも出汁が美味い!
大根がその出汁をたっぷり含んで柔らかく、脂の乗った秋鮭とも相性抜群。茄子も美味しかったなぁ。
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お造り彩々
これは2人前。大間の本鮪、いか、かんぱちの3点盛り。
ポーションは少なめだけど質で勝負。
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小鍋仕立て
白身魚(どうしても思い出せない)と松茸の小鍋。
メインの魚を喰ってしまう松茸の存在感はさすが。
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サラダ
生ハムのイタリアン風サラダ。
焼き色も可愛らしいトースト付き。なんとサンドイッチにしていただくのです! こういう奇抜な趣向でハズさないのがURARAのスゴイところ。
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本日のお肉料理
沖縄のアグー豚のソテー自家製キッシュを添えて。
この一皿だけ見て和食のお店の料理だと思う人は多分いないでしょう。アグー豚ウマすぎ
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調理法がシンプルな点がまたいいですね~。
フレンチのシェフはだしのキッシュにも恐れ入りました。
しばらくご無沙汰しているうちにURARAは更なる進化を遂げていたらしい。
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お茶漬け
サンドイッチやキッシュの後に茶漬けが登場するのもURARAならでは。でもこれを食べずしてURARAは語れません。
そう、料理の〆はやっぱりじゃこ入り梅茶漬けでなくっちゃね! どんなに腹いっぱい食べていても難なく完食出来てしまう絶品。
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デザート
ラストはほうじ茶と共に供される杏仁豆腐。
サッパリしていながらもコクがあり、甘いものが苦手な人でもペロリといけそう。
添えられているのはラ・フランスのコンポート。
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(上)
左:オリジナルカクテル「URARA」
食前酒には初めてオリジナルのカクテルをお願いしてみた。
カヴァをベースに梅酒とゆず果汁、仕上げにすりおろしたゆずの皮をひとふり。
フレッシュな香りが楽しめるマイルドなカクテル(1,050円)。
右:2杯目は山口県の獺祭(純米大吟醸)を。
やっぱこれだね~。口開けをなみなみとグラスに注いでもらって大満足
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(1,260円)
(中)
左:サービスその1
「俺の酒の肴だけど」と大将がサービスしてくれた酒盗。
酒が進んじゃって困るじゃないか! 白飯が欲しくなる~!
右:サービスその2
「作り過ぎちゃったから」と出してくれた出汁巻き玉子。
(下)
左:黒糖焼酎というのでいただいてみた鹿児島の「龍宮」
黒麹菌を使い全工程を甕で仕込む黒糖焼酎は、奄美諸島だけで製造が認められいるそうです。
上品な甘みとすっきりとした後口が特長。
ちなみに黒糖を舐めながらいただくと「最高に美味い」のだとか(1,050円)。
右:「龍宮」のラベル
■この日のツボ
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A.出汁だけでなくスッポンのお肉も入っていたミニスープ。
ホント、スッポンって見かけからは想像できない味ですよね~。
弾力のある鶏肉という感じでかなり美味。
こんなに美味しくなければ食べられることもないのに(カワイソス
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)。
B.ビックリするほどウマ~(゜д゜)!!だった大間の鮪。
やっぱ鮪は赤味に限る
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ツボったのは添えられていた山芋の細切り。
C.いや~、カフェメニューのようなサンドイッチには脱帽でございました(はは――っ
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)!
生ハムもすごくいい状態のものでしたねっ
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D.焼酎をストレートでいただいたら添えられてきたチェイサー。
ピサの斜塔みたいに傾いたフォルムがなんともアーティスティック。
5,500円のコースにお酒を3杯いただき、支払いは10,000円弱。
新橋価格からはちょい高めの設定ながら、これだけ楽しめてこの金額ならCPもきわめて優秀でしょう。
やっぱりマメに通わなくっちゃだわ。
しかし、この日はとっても残念なニュースもありました。
はんなりとした京言葉で軽快に客あしらいをしていた名物仲居さん、いらっしゃらないので大将に「今日はお休みですか?」とお聞きしたところ、ご病気で亡くなったのだそうです。
2年前のお元気な姿からは想像も出来なかったので、ホントに驚きました。
心からご冥福をお祈りいたします。
■旬風URARA
□18:00~
□土・日・祝定休
□港区新橋5-8-5 高島ビル1F
□03-3435-0747
※前回のURARAは
こちら