ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

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おめでとう50周年!

2008-12-23 23:46:09 | イベント


*お誕生日おめでとうございます

東京タワーはフランスの首都パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)をモデルに設計、東京都港区に建設されました。
関東一円にテレビなどの電波を送る電波塔として、1958(昭和33)年12月23日に開業。
自立式の鉄塔としては世界一高い333メートルで、航空機からも見やすいよう赤と白で塗装されました。
日本の20世紀の発展のシンボルとして、観光名所、デートスポットとして、東京で最も愛される建築物の一つと言っても過言ではないでしょう。
この半世紀で、東京タワーを訪れた人の数は1億5700万を超えるそうです。

しかし、地上デジタル放送に完全移行する予定の2012年には、新タワー「東京スカイツリー」にその役割を譲ることに。
収益の半分をアンテナ利用料に頼っている運営主体(日本電波塔)は大幅な減収が見込まれるため、一時は撤去の噂が流れ、東京タワーフェチの私はいてもたってもいられませんでした。
職場の窓から東京タワーさまのお姿を眺められなくなったら、もう会社にいる意味もありません(爆)。
が、ありがたいことに同社は「存続」の意向を示してくださったのです!

50歳のお誕生日となる23日、末広町の某フレンチでクリスマスディナーを楽しんだ後、とりあえずお祝いにかけつけました。
クローズ30分前にもかかわらず、展望台に向かうエレベーターには長い行列が!
この日は昼すぎから半日がかりでライブやトークショーなどのイベントが催されたようです。
日本電波塔の前田伸社長が挨拶の際に「タワーの撤去は考えていません。100周年を目指してあと50年がんばりますよ」と語ったと聞いて、ホッと胸をなで下ろしました。
高さ約610メートルの新タワーにナンバーワンは譲っても、オンリーワンの存在感は譲りません。



クリスマスイルミネーションもあと2日で終わり。
今日はものすごい人出で写真どころじゃありませんでした~
11月のうちに撮っておいてよかった…。

■東京タワー
□東京都港区芝公園4-2-8 
□03-3433-5111(代)
※各施設の営業時間などについてはHPをご参照のこと。
※クリスマスイルミは こちら
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■ロンフウフォン/081128【閉店】

2008-12-23 04:36:42 | 東京のレストラン

ロンフウフォン(中華料理/白金) 閉店しました

*秘密倶楽部みたいな空間でいただくモダンで繊細なチャイニーズ

“店への行き方ですが、白金高輪駅(地下鉄三田線)を出たら「北里通り」をJR恵比寿駅方向へ向かい、右に北里大学病院が見えると次の信号の右手に「日立ハイテック」の看板がある古い電気屋があります。脇の階段を上って下さい。お店の看板はドア前にしかありません”
これは11/28(金)のディナー当日、スティーブ先生が送信してきたお店への道順を示したメール。
この日にこのお店でオフするのはなんと8月には決まっていました。そう、ここは都内で最も予約が取れないと言われている中華料理店。かつて香港に単身赴任中、現地で美食の限りを尽くした先生イチオシの名店なのであります。

それにしても、電気屋に着くまでの目印らしきものは北里大学病院だけ??
この辺りには土地勘がないだけにかなり不安なんですけど…。
しかも白金高輪といえば、フレンチの名店 ラシェット ブランシュ を過去3度訪ねた際、3度とも道に迷ったといういわくつきの場所でもある
勤務地の芝公園からは三田線で2駅、時間にして5分足らずなので、恵比寿で待ち合わせるという先生とかおりんとは別行動を選択したのだけど。



なんとか到着~
予感的中で思いっきり迷いました
地下鉄を降りてから30分は周辺をウロウロしていたことになる。。。
ちょうどお店を閉めるところだった電気屋のおばちゃんに「あの~この上はホントに中華料理店なのでしょうか?」と思わず聞いちゃったよ。
おばちゃんは「あらっ中華料理のお店だったの!?」。・・・
とりあえず2Fにお店があることはハッキリしたので、左脇の階段を上りました。が、先生! ドアの前にも看板なんかありませんっ(爆)!



「ごめんくださ~い」と恐る恐るドアを開けると、パリッと糊のきいた白シャツと黒ズボン姿の森田オーナーが穏やかな笑顔で迎えてくれました。これでやっとひと安心。あらら、結局私が一番乗りだったのね。実はこの日、食べログを通じて知り合ったレビュアさんと初体面を果たすことになっていて、その某氏もお仕事の都合で直接お店に来るはずなのでした。
時刻は18:30、店内にまだ客は私だけだったので、森田さんと和やかに歓談しつつ(主に先生の話題)、メンバーが揃うのを待ちました。



それにしても、不思議な雰囲気の空間です。
およそレストランなどがあるとは思えないシチュエーションといい、看板すら出ていない怪しさといい、隠れ家などというありふれたものではなく、まさに人の目を逃れて快楽に耽る秘密倶楽部みたいな趣というか…。禁酒法時代の酒場みたい。
年季の入った店内の壁のしみや、L字型に作りつけのソファのくたびれた様を単に「ボロい」と斬り捨てる人には か た は ら い た し でしょうけど。私には相当居心地の好い空間です。
鎌倉の ミルクホール に通じるものを感じました。

ほどなく4名のメンツが揃ったところで、美食(&美酒)の宴がスタート!

メニュー
黒板に書かれた当日のメニューの中から食べたい料理を6種類選び、最後に麺とデザートが付くというスタイルです。


テーブルセッティング   料理の前にお茶が

〓いただいたお料理〓
チョイスしたものは以下の通り。

ピータン豆腐
スティーブ先生が「この店の永遠の前菜」とイチオシの一品。
お豆腐がピータン風味なのではなく、ペースト状のタレとして登場。
上品な胡麻油の香りが食欲を刺激します。完熟のアボカドのクリーミーな食感とも絶妙にマッチ。このアレンジが季節によって変わるそうです。

桜海老とカブの炒め物
桜海老は干物ではなく生なので、炒めることでえもいわれぬジューシー感が楽しめます。
千切りにされたカブも甘くて、しっとりと香ばしい桜海老との相性は抜群!
食も酒もどんどん進みます。

大浦牛蒡と高原ニンジン、威魚(ハムユィ)の炒め物
ハムユィは塩漬けにした魚の干物だったかな?
かかっているあつあつの餡にはこれをほぐしたものが入っています。
ちょっと独特の臭みのある不思議な味わいですが、柔らかく煮込まれた根菜の甘みとはよく合っています。
高原ニンジンも大浦牛蒡もほくほくで旨みたっぷり。

完熟柿とアンノウ芋の炒め物
アンノウ芋は種子島産の甘藷(さつまいもの一種)で、糖度が高く、焼くと即スイートポテト化するそうです。
この甘いアンノウ芋と完熟した柿をねり合わせて炒め、クレープのようにくるりと巻いた、まるでデザートのような一品。てかスイーツとして十分通用すると思う。
切り分けていただくのが楽しい。

豆入り鴨のハンバーグ
大納言とくらかけ豆がゴロゴロ入った鴨肉のハンバーグ。
このゴツゴツした食感が楽しい。豆入り大福みたいで。
鴨肉の野性味溢れるテイストと淡白なお豆とのバランスが絶妙です。

黒酢酢豚
看板料理が登場です。黒酢と豚肉だけの酢豚!
実は私、酢豚って美味しいと思ったことがないんです(ボソッ)。
つーか多分あまり好きじゃないんですわ。
しかし、この酢豚には参りました。こんな美味い酢豚があったとは驚きです!
極上の豚肉と上質の黒酢ありきのスペシャルメニューですね。

汁なしビーフン
最後の一品はあつあつのビーフン。
菜っ葉はガンジュウという沖縄の野菜だそう。チンゲン菜と野沢菜を足して2で割ったような感じ。
火を加えてもシャキシャキした歯触りがツルツルしたビーフンとよく合っています。
低カロリーでカラダに優しそうな〆の麺ですね。

レモンイーハイ(デザート)
文字通り「レモンを搾っただけ」のデザート。
なるほど、中華の最後なら酸っぱいデザートもありかも!
口の中がスッキリして気分爽快。

〓いただいたお酒〓
この日スティーブ先生がお持込みの「とっておきワイン」は、


■Palliser Estate 2006
パリサーエステート(ニュージーランド)


■Flowers Pinot Noir Andreen Gale Cuvee Sonoma Coast 2005
フラワーズ アンドリーン・ゲール・キュヴェ(カリフォルニア)

持ち込み料は1本につき3,000円。
いつも素晴らしいワインを御馳走になり、ありがとうございます
今回は「ニュージーランドでNo.1のピノ生産者」と称えられるパリサーエステートと、アメリカ国内でも奪い合いで入手困難なこちらも「全米No.1ピノ」フラワーズの初キュヴェ、アンドリーン・ゲールの2本。
後者は作り手が「ファーストヴィンテージでゴールに達した」と自画自賛する銘酒だけあって、そのふくよかでエレガントなテイストにうっとり。
しかし個人的には1本目のニュージーランドワインの強烈なアタックにKOされてしまいました。
プラムやブラックチェリーなどの黒果実の熟れた甘い香り、タンニンの存在を忘れさせるほどの強烈な酸味と、ちょっぴりスパイシーな余韻…。
とてつもなく若々しくてフレッシュなワインでした。
しかもグラスに注いで空気に触れると、あっという間に開いていく。
まるで満開の花のように艶やかで、上品で成熟した貴婦人のようなフラワーズとは対照的でした。


2種類のジャスミンティー
デザートと共に登場。
茶葉をグラスで蒸らし、上澄みをいただくスタイル。

ワインは持ち込みだったけれど、これだけお腹いっぱい食べて飲んで、1人あたりの支払いは7,000円!
申し訳なくなるくらいのコストパフォーマンスです。
帰り際に次回の予約を入れていく(3ヶ月先だそうですが)人の気持ちがわかります。
季節の変わり目に必ず訪れたくなるようなお店ですね。
中華料理に対するイメージもすっかり変わりました。

ロンフウフォン
□18:00~21:00(L.O)
□日曜定休
□港区白金5-12-17-2
□03-3449-5969
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