
外交官の家(2008/11/30 03:48pm)
*山手の丘でノスタルジックに洋館巡り
亀の橋交差点から地蔵坂を上り(結構キツイ

)、外交官の家を目指します。
山手が初めてという橙さんの希望で、典型的観光コース「洋館~教会~外人墓地」を巡る散策スタート。
私自身も明るい時間帯の横浜は久しぶりなので新鮮。
とはいえあまりノンビリしている時間はない

。
石川町駅到着が15:20、ディナーは17:30からなので約2時間あるものの、途中絶対に【えの木てい】でお茶したいので、正味1時間半というところ。




敷地内に外交官の家、ブラフ18番館がある、「山手イタリア山庭園」にやってきました。
1880(明治13)年から6年間、イタリア領事館があった場所です。
幾何学的な模様を描くように整然と配された花壇に、四季折々のお花を楽しめることでも人気のスポット。
高台ならではの眺望も見どころの1つ。
庭園からは外交官の家の全景が拝めます。
観光客の姿が目に入らなければ、まるで異国を訪れたような錯覚を味わえます。


ブラフ18番館
外国人住宅として建てられ、1991(平成3)年まで山手カトリック教会司祭館として使用されていました。
当時の生活を再現した館内は無料で見学出来ます。

紅葉がそれは見事でした~!
山手イタリア山庭園
□045-662-8819 □無休
外交官の家
□045-662-8819 □第3水曜休館(休日の場合は翌日)
ブラフ18番館
□045-662-6318 □第3水曜休館(休日の場合は翌日)
以下は共通
□横浜市中区山手町16
□9:30~17:00(7、8月は~18:00)
□見学無料


山手カトリック教会

1.尖塔アーチの窓には美しいステンドグラスが(パイプオルガンの背中が透けて見えているのが勿体ない!)
2.開堂当時からの鐘を持つとんがり屋根の鐘塔
3.設計はチェコのヤン・ヨセフ・スワガー
4.西欧中世を思わせる典型的なゴシック様式の教会建築
5.礼拝堂入口階段手摺に十字架の飾り

入口真上のバルコニーにパイプオルガンが(とんでもない場所に置いてあるのね)!
前身は、1862(文久2)年にパリ外国宣教会が横浜居留地80番に建てた横浜天主堂。現在の建物は、関東大震災により倒壊後、1933(昭和8)年に再建されたもの。設計はチェコの建築家J・J・スワガー。開港後の日本で初めてのキリスト教会堂で、「日本一美しい聖堂」と呼ばれているそうです。横浜市認定歴史的建造物。
□横浜市中区山手町44
□045-641-0735

ベーリックホール
イギリス人貿易商B・R・ベーリックの自邸として1930(昭和5)年に建てられたスパニッシュスタイルの建物。
かつては寄宿舎として使用されていたことも。
横浜市が取得し、2002(平成14)年から一般公開されています。
□9:30~17:00(7、8月は~18:00)
□第2水曜休館(休日の場合は翌日)
□横浜市中区山手町72 □045-663-5685


横浜山手聖公会
1863(文久3)年に山下町の居留地に造られた日本初のプロテスタント教会(クライスト・チャーチ)。
重厚な大谷石の外壁が目を引く現在の建物は、1931(昭和6)年に英国聖公会の援助のもと、アメリカ人建築家 J・H・モーガンの設計で再建されたもの。
1945(昭和20)年の空襲で外壁以外を失いましたが、 アメリカ軍とアメリカ聖公会の援助により1947(昭和22)年に修復されました。
□横浜市中区山手町234
※詳しく知りたい方は
こちらへ

というわけで、ようやく山手十番館までやってきました~!
そうここはエリゼのお隣。時刻は16:20、ディナーまでは1時間以上あります。実はまだ
えの木てい に寄っていない(素通りしてきた)のですが、その理由は当日の見事な夕焼けです。あっという間に太陽が沈んでしまうので、とりあえず外人墓地の上から夕景を眺めてから引き返そうというわけです。

外人墓地でマターリしていたぬこたん
外人墓地越しに横浜の街を見下ろせる絶景スポットだけあって、夕日を見に集まって(足を止めて)いた人たちもたくさんいました。
この時撮った夕景の画像は後の記事でたっぷりとお見せしたいと思います。