ひかげちゃや(割烹、日本料理/葉山)
7/27 Sat.
*葉山の夏の風物詩―茶屋のお庭で鮎会席!
7/25 にリアルタイムで記事を作成済ですが、夏真っ盛りの猛暑日、昼間から夜にかけての数時間を、市外から訪ねてきた友人2人と共に、鐙摺@葉山で過ごしました。
当日の足取りはフライング記事をご覧いただくとして、訪れたお店(実に4軒ハシゴ)を順番にご紹介します。
そしてこの3軒目こそが、葉山三昧グルメツアーのメインイベント「鮎を食べる夕べ」の舞台となる
日影茶屋 であります。
毎年7月の終わり頃(数日限定)、お庭に縁台を設け、七輪で塩焼きにした鮎メインの会席料理でいただくという風流な催しです。
毎年微妙にメンツを変えながら必ず参加しているのですが、今回の友人2人はいずれも鮎会席初体験となりました。
というわけで、今年のお料理は、
葉山夏みかんサイダー
爽やかな甘酸っぱさがどこかノスタルジックなテイスト。
アルコールが2%含まれています。
先付と前菜
盛り付けもすっきりと美しい。
秋田産大葉じゅん菜です。
暑い季節にピッタリのチュルルンと涼しげな食感が楽しめる。
切子のグラスがさらに清涼感を演出します。
左から、
いかうるか和え、鮎の笹巻寿司、山桃、床伏大船煮
マイルドな酢飯をふんわりと握った小さなお鮨は、笹の葉っぱに「香る魚」鮎の芳しさを閉じ込めた逸品。
包みをほどくと旬の香りが鼻をくすぐります。
お豆と一緒に柔らかく煮込んだトコブシは、どこか懐かしさを感じるやさしいテイスト。
中皿
ふっくらと茹であがった茶豆。塩加減がドンピシャ!
小吸物
鮎の魚醤仕立 焼き目鮎。
魚醤が全く生臭くなくて、上品な出汁の味に思わず唸る一品。
同じ鮎でも塩焼きとは一味違う魅力を感じさせます。
お造り
季節の魚盛り合せ(平目とかんぱち)。
ほんの「ひと口」だけど鮮度抜群! 器も素敵。
亀の前
茶屋オリジナルブランドのポン酒は愛媛産の純米。
スッキリとした辛口で冷で飲むと旨さが引き立ちます。
焼肴
鮎の炭火焼き 蓼酢添え。
鮎ってホント美味しい魚だなぁ。特に塩焼きは最高!
川魚苦手、はらわた嫌い、お頭付きはしらすだけ、という私が、ほとんど跡形もなく食べ尽くせる唯一の存在なのだ。
生臭いどころか西瓜みたいな「いい匂い」がするんだから、まさに神魚です。
煮物
蓮根万頭。
あんのとろみと蓮根のシャキシャキした食感が対照的で面白い。
大矢知の手延べ冷麦と夏野菜揚げ浸し
そして毎年楽しみにしているのが此方。
冷麦のイメージを覆す存在感は、鮎会席のもう1つの主役と呼ぶにふさわしい。
たっぷりトッピングされた旬のお野菜の揚げ漬しが華を添えています。
茗荷が抜群に美味かった!
お茶
ほっといといき。
水菓子
菓子舗でも人気の蓮根餅は、見た目も味も水ようかん。
蓮根は粉末にして練り込んであるようです。
日中の猛暑も一段落して、お庭では蜩が鳴いていました。
しかし、フライング記事でも書いたように、至近の葉山マリーナ特設ステージでは「夏フェス」が。
ロック系J-POPはこの風流な催しのBGMとしては最悪です
!
こればかりは不運だったとしか言いようがない。
不運といえば、今年は8月の「朝粥の会」も出遅れて予約取れなかったんだなぁ。。。
■日影茶屋
□11:30~14:30
17:00~21:00
□水曜定休(祝祭日の場合は営業)
□神奈川県三浦郡葉山町堀内16
□046-875-0014
※前回の日影茶屋は
こちら