図書館から借りてきた本で、吉村昭『歴史を記録する』を読みました。河出書房新社から刊行された単行本で、作家が12人の著名人と対談をした記録をまとめたものです。内容は、
既読作品が多いだけに、語られている内容もたいへん興味深いものがあります。最近、幕末史の関連で、徳川幕府有能説をよく読んでいるだけに、内容もよく理解できます。黒船来航の情報伝達の速度など、当時の交通手段等を考えれば抜群の速さで、ほんとに驚異的です。
作家の運命~吉村文学の今と昔 (大河内昭爾)
歴史に向きあう (永原慶二)
杉田玄白 (三國一朗)
高野長英~謎の逃亡経路 (佐藤昌介)
歴史の旋回点~桜田門外の変 (小西四郎)
徳川幕府は偉かった (半藤一利)
先が見えないときは歴史を見るのがいい (松本健一)
敗者から見た明治維新 (田中彰)
歴史と医学への旅 (羽田春兎)
大正の腐敗を一挙に吹き出す~『関東大震災』をめぐって (尾崎秀樹)
十一本の鉛筆『陸奥』爆沈のナゾ (大宅壮一)
あの戦争とこの半世紀の日本人 (城山三郎)
既読作品が多いだけに、語られている内容もたいへん興味深いものがあります。最近、幕末史の関連で、徳川幕府有能説をよく読んでいるだけに、内容もよく理解できます。黒船来航の情報伝達の速度など、当時の交通手段等を考えれば抜群の速さで、ほんとに驚異的です。